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角田 智之 院長の独自取材記事

つのだデンタルケアクリニック

(福岡市博多区/博多駅)

最終更新日:2020/07/30

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博多区の動脈、筑紫通り沿い。西鉄バス・山王公園前停留所のすぐそばにある「つのだデンタルケアクリニック」の角田智之院長は、歯の健康を保つ定期的なメンテナンスを強く訴える。特に小学校就学前からの虫歯予防に着目し、ポップなデザインのキッズ待合室や予防専用診察室を設置。治療音、治療器具から子どもたちを遠ざけ歯科への通院ハードルを下げるなどの工夫を凝らしている。また患者とのコミュニケーションを重視し、プライバシーを考慮して完全個室の治療室と予防室も備え、「異常がなくても通えるクリニック」づくりをめざしている。一般歯科はもちろん、口腔外科においても豊富なキャリアを持つ角田院長に、家族ぐるみで取り組むメンテナンスの重要性、注力したいと語る口腔心身症などについて話を聞いた。
(取材日2020年5月29日)

歯の健康を保つ定期的なメンテナンスの重要性

デンタルケアというクリニック名にもあるように、ケアを重視しているとお聞きしました。

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患者さんが歯科を受診されるのは、歯が痛い、詰め物が取れた、歯茎が腫れているなどの症状が出たとき。目的はその治療です。治療が終わってしまえば目的は達成され、いくら治療後にメンテナンスの必要性を説いても伝わらず予防にはつながっていきません。そのため当院では初診時には応急処置をして症状が落ち着いた後、虫歯予防を含めたカウンセリングをしっかりと行い、予防の重要性を理解していただきます。マウスケアに対する知識や習慣が不十分なまま治療が終わってしまえば、その方にとっての虫歯リスクは変わりません。痛くて駆け込むのではなく、歯の健康を保つために歯科に通うという意識づけが重要なので、来院された患者さん全員に定期的なメンテナンスをお願いしています。

メンテナンスで行うマウスケアについて教えてください。

歯科衛生士による歯磨き指導や食生活についてのアドバイス、クリーニングを行います。基本的に6歳以下の子どもは1ヵ月に1度、大人の方は口腔環境に応じて3ヵ月から4ヵ月に1度クリニックに来ていただき、きちんとブラッシングができているかをチェック。同時に歯や歯茎に異常がないかを確認していきます。セルフケアでカバーできない部分に関しては、歯科衛生士がプロフェッショナルケアを行い歯石やプラークを取り除きます。たっぷり1時間をかけて、歯を1本1本じっくりとメンテナンスしていくことで、虫歯や歯周病を未然に防ぐのです。虫歯などの異常が起きたとしても、定期的なケアによって早期発見、早期治療が可能になります。

メンテナンスのための定期的な通院を促すために工夫していることはありますか?

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まずは患者さんご自身の虫歯リスクを理解してもらうことです。例えば当院では唾液検査を導入しています。口腔内の虫歯菌の数であったり、食生活であったり、ブラッシング不足であったり、虫歯にはさまざまな原因があります。その原因を突き止めるために、ガムを噛んでいただき唾液を採取し、菌の数、唾液の量などを調べ、一人ひとりのリスクがどこに潜んでいるかを探ります。そういう検査も活用しながら、自分の口腔環境を理解していただくことでメンテナンスへのモチベーションを高めていきます。途中でケアをやめてしまうと、それまでの苦労が水の泡になってしまいますから、大人の方には電話でリマインドしたり、子どもに対しては通いやすい環境づくりを心がけたりしています。

子どもの予防は家族のリスク低減が前提

キッズ専用の待合室や予防診療室を設けるなど、子どものメンテナンスにも力を入れていらっしゃいますね。

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歯の健康を守るためには子どもの頃からの定期的なメンテナンスが重要になりますが、子どもにとって歯科はどうしても怖いところ。治療の器具を見たり、音を聞いたりしてしまうと通院を嫌がってしまいます。それらを避けるために、当院では治療エリアと予防エリアを分けています。特に子どもに対しては専用の待合室と予防診療室を設けて、歯科治療が目に入らないように動線を工夫しています。またひどく泣いてしまい処置ができないことがあっても、無理にケアを施したり叱ったりすることはありません。まずはケアよりも歯科は怖いところではないということを理解してもらうほうが大切ですから。通院に不安を感じられる保護者の方もいらっしゃると思いますが、保育士の資格を持っている歯科助手がフォローしますので、安心してご来院ください。

子どものマウスケアは何歳から始めればよいのでしょうか?

虫歯の原因である虫歯菌は1歳半から3歳までの間に定着するといわれています。しかし実際には赤ちゃんがおなかの中にいる時からのケアが必要です。一般的に虫歯菌は一緒に生活をしている人からもらうことが多く、子どもの虫歯を予防するにはご家族の虫歯菌を減らしておかなければなりません。ゆえに私はご家族皆さんでのマウスケアを推奨しています。妊娠中からご相談に来られる方もいらっしゃいますし、親子でマウスケアに取り組まれている患者さんもいらっしゃいますよ。

歯磨きなど子どものセルフケアで注意すべきポイントはありますか?

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歯磨きをはじめとしたマウスケアの必要性は、ある程度の年齢になれば理解できますが、まずは歯磨きに慣らしていくことが大切です。虫歯になったらどうなるか、どうしたら虫歯になってしまうのか、子どもだとしてもしっかりと話せば伝わります。そのためにも保護者の方には常に予防の情報提供を行うようにしています。歯磨きを嫌がって泣いてしまいできないことがあっても構いませんので、根気よく続けてみてください。きっとできるようになるはずです。

患者との対話を重視し生活環境までを把握

開業前は大学病院などの歯科口腔外科にいらっしゃいましたが、どのような治療にあたられていたのですか?

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一般歯科だけではなく口腔外科など幅広い症例にも対応できるようになりたかったので、大学卒業後は日本大学医学部歯科口腔外科に入局しました。骨折などの外傷やがん、良性腫瘍の手術に携わり、入院患者さんの虫歯など一般歯科の診療にもあたりながら、クリニック単位でも患者さんに口腔外科治療を提供したい、予防医療を進めていきたいと思い2008年に開業しました。今でも切開を伴う抜歯など、簡易的な外科的治療には対応可能です。

診療において重視されていることはありますか?

患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。博多エリアはビジネスパーソンが多く短期間の治療を望まれる患者さんもいらっしゃいますが、メンテナンスを勧めるためにもゆっくりと時間をとって一人ひとりの生活環境などを把握するように努めています。予防は患者さんに能動的に取り組んでもらう必要があるので、生活習慣を知ることも重要なのです。加えてメンテナンス自体もコミュニケーションの一つ。口腔内を継続してチェックすることで、忙しかったり、食生活が乱れていたり、そうした変化がわかってきます。歯科衛生士と常に情報共有しながら患者さんの状況を把握し、ケアにつなげています。

今後、メンテナンス以外にも力を入れていきたい診療はありますか?

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口腔心身症の治療に注力したいと考えています。口腔心身症というのは口の中や舌に感じる慢性的な痛み、味覚障害など、口腔内に異常が見当たらない原因不明の症状を指します。異常が見つからないために治らないと諦めている方もいらっしゃるので、そういう方たちの相談窓口としての機能を高めていきたいと思っています。例えば自分でも意識していないストレスが原因になっている可能性もあるので、私自身のカウンセリング技術を高めながら力になりたいですね。そうして歯の定期的なメンテナンスを含め、異常がなくとも気軽に来ることができる。そんなクリニックをめざしていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

唾液検査/3500円
インプラント治療/1本31万円~

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