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木村 智 院長の独自取材記事

木村歯科医院

(柏市/南柏駅)

最終更新日:2026/05/14

木村智院長 木村歯科医院 main

千葉県柏市南部の住宅街にたたずむ「木村歯科医院」。院長を務める木村智先生は東京医科歯科大学卒業後、クリニックで研鑽を積み、2006年に同院を開業。古くからの住民が多いこの地域で、長年にわたり地域の歯の健康を支えてきた。「来ていただいた方の問題はすべて解決したい」。特に力を入れるのは予防歯科。歯科衛生士の担当制を導入し、患者との信頼関係を築きながら、丁寧な説明と納得の診療の実践をめざし、日々尽力している。今回は地域に根差した診療への思いや、予防歯科の取り組みなどについて話を聞いた。

(取材日2026年4月15日)

住宅街の中で暮らしに寄り添う歯科医療を

開業から今年で20年を迎えられるそうですね。こちらで開業された経緯を教えてください。

木村智院長 木村歯科医院1

2006年の開業ですから、おかげさまで今年でちょうど20年を迎えます。学生時代までは近隣の北小金で過ごしていて、もともと柏市にはゆかりがあったわけではないんです。ですが、開業を考えていた時期にこの土地をご紹介いただき、縁あって歯科医院を構えることになりました。駅からは少し離れた住宅街ですが、その分、近隣にお住まいの方に気軽に足を運んでいただける場所です。駐車場も備えていますので、車で来られる方も多くおられますね。地域の方々に支えていただきながら、ここまで診療を続けてくることができました。

どんな患者さんがご来院されていますか?

患者層としては、ご高齢の方が中心を占めています。平日はほとんどが高齢の患者さんで、私が把握している中では90代の方もいます。お仕事をされている世代の方は、土曜にご利用いただくことが多いですね。ご近所にお住まいの方が徒歩や自転車でいらっしゃることが多く、目の前にバス停があるのでバスで通ってくださる方もいらっしゃいます。この辺りはあまり引っ越しのお話を聞かない地域で、長くこの土地で暮らしていらっしゃるご家庭が多い印象です。そうした方々が駅まで出なくても通える場所に歯科医院があることは、多少なりともお役に立てているのではないかと思っています。

温かみのある院内ですが、医院づくりでこだわった点はありますか?

木村智院長 木村歯科医院2

ありがとうございます。当院をつくる際に私が絶対に譲れなかったのが、患者さんの動線とスタッフの動線を完全に分けることでした。動線が分離されていない歯科医院で動きにくさを感じたことがありまして……。その一方、かつて目にした、完全に動線が分けられている環境に感動しまして、自分の歯科医院では必ず実現しようと決めていました。それにより、患者さんが落ち着いて過ごせて、スタッフもスムーズに動けるよう配慮した空間になったのではないかと思っています。内装はオレンジ色を基調にしています。暖色系のほうが温かみを感じていただけるかなと。ユニットは半個室にしており、廊下には自然光が明るく射し込む設計にしました。

「してもらった」と感じてもらえる納得感ある診療を

診療されている中で、特に力を入れていることを教えてください。

木村智院長 木村歯科医院3

幅広く診療していますが、中でも力を入れているのは予防歯科です。きっかけは、大学を卒業して開業医のもとで勤務し始めた頃にさかのぼります。大学病院に来られる患者さんは口腔への意識が比較的高い方が多かったのですが、いざ外の現場に出てみると、口の中の状態が想像以上に悪くなっている方がたくさんいらっしゃいました。ご自身の口の中にあまり意識が向いていない方が多かったんですね。今ほど口腔管理が重視されていなかった時代に育った世代の方が多いという背景もあると思います。そうした現実を目の当たりにして、治療だけでなく、まずは予防への意識を高めていくことが大切だと感じるようになりました。今からでもきちんとケアを続ければ、口の中の環境は良くなっていくことが期待できますから。

患者さんと向き合う上で、大切にされていることは何でしょうか?

何より大切にしているのは、患者さんに納得していただくことです。例えば結果的に歯を抜くことになったとしても「抜かれた」と感じるか「抜いてもらった」と感じるかで、患者さんの受け止め方はまったく違います。ですから、まず病状やリスクを丁寧にご説明した上で、治療の選択肢をいくつか提示するようにしています。もし自分が患者の立場だったら、理由もわからないまま処置されるのは不安ですから。ご納得いただけていない段階では、無理に治療を進めることはしません。一連の説明に20分30分とかかることもありますが、その時間は惜しまないようにしています。ご高齢の方の場合には息子さんや娘さんにも同席してもらい、一緒にお話を聞いていただくこともあります。

入れ歯治療も数多く手がけているとか。

木村智院長 木村歯科医院4

ご高齢の患者さんが多いため、入れ歯の治療をする機会は比較的多いですね。その時に特にこだわっているのが型採りの工程です。既成のトレーは使わず、患者さんお一人お一人に合わせた専用のトレーを自分で作製し、それを使って型採りを行っています。せっかく作るのであれば、きちんとぴったり合う物をお届けしたいという思いがありますので、保険診療でも自由診療でも区別することなく、同じように丁寧な工程を踏んでいます。また、歯の根の内部を処置する根管治療が必要な状態で来院される方も少なくありません。幅広く診療する中で、より専門的な治療が必要な場合には、信頼できる専門の先生にご紹介するようにしています。

担当の歯科衛生士とともに、天然歯を一生守りたい

予防歯科を支える院内の体制について教えてください。

木村智院長 木村歯科医院5

歯科衛生士は現在3人が在籍しており、担当制を採用しています。初診の段階から治療が一通り終わってメンテナンスに入るまで、一人が一貫してその患者さんを担当する仕組みです。同じ歯科衛生士がずっと診ることで、患者さんとの間に自然と信頼関係ができていけば良いですね。メンテナンスが終わった後の雑談のほうが長くなってしまうような場合でも(笑)、それだけ歯科衛生士と打ち解けてくださっていると思えるでしょう。そうした関係性があれば、患者さんが定期的に通い続けてくださるモチベーションにもつながるのではないかと思います。現在は予防を目的にメンテナンスで通われる患者さんも多く、歯科衛生士の存在は当院の予防歯科にとって欠かせないものになっています。

どのような方に来院してほしいとお考えですか?

「こういう方に来てほしい」という考えは私にはありません。何かお困りのことがあるから、皆さん歯科医院に足を運ばれるわけですからね。こちらが患者さんを選ぶというのではなく、来ていただいた方のお悩みはすべて解決したい。その思いで日々の診療にあたっています。お一人お一人の口の中の状態をしっかり拝見した上で、その方に合った通院の頻度やご自宅でのケアの方法をお伝えするようにしています。虫歯のリスクが高いと感じた方には少し短い間隔での来院をお勧めすることもありますし、状態が落ち着いている方にはそれに応じたペースをご提案します。どのような症状の患者さんにも、まずはご相談いただいて、より良い方針を一緒に考えていきたいという思いでいます。

最後に、地域の皆さんへメッセージをお願いいたします。

木村智院長 木村歯科医院6

私がめざしているのは、患者さんが一生ご自身の歯で食事を楽しめることです。やむを得ず歯を失うことになる場合もありますが、お手伝いできることがあるかもしれないので、そうなる前の段階で来ていただければと思います。これまで口の中のことにあまり意識を向けてこなかったという方でも、今からきちんとケアを始めて、口腔環境の改善をめざしましょう。年齢は関係ありません。当院では予防歯科に力を入れており、治療が終わった後もメンテナンスを通じて長くお付き合いしていければと思っています。予防への意識を少しずつ高めながら、定期的に通い続けていただくことが、ご自身の歯を守る一番の近道だと考えています。そのお手伝いを、これからも続けていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

入れ歯/18万円~