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成 仁鶴 院長の独自取材記事

つかだ歯科医院

(船橋市/塚田駅)

最終更新日:2019/08/28

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塚田駅から徒歩30秒の「つかだ歯科医院」は、地元出身の成仁鶴(せい・じんかく)院長が2005年、「地元の人に貢献したい」と開業した。成院長は北海道医療大学を卒業後、東京医科歯科大学や開業医院に勤務。その中で、入れ歯やブリッジでは治せない患者たちに出会ったことをきっかけにインプラント治療にも力を入れ始めた。しかし、あくまでも歯科医師の役目は「患者さんが選んだ治療に全力を尽くすこと」と話し、インプラントはオプションにすぎないという。宝物は症状の改善や変化が見える症例写真。10年後の歯の状態を患者にイメージしてもらったり原因分析したりするためにも使用し、「見える医療」と「追う医療」で患者を救い続けていきたいという。温かさをコンセプトにした院内で、成院長に話を聞いた。
(取材日2017年7月4日)

一人ひとりのライフスタイルに合わせた治療を重視

待合室が広く、とてもゆったりとした造りですね。

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ありがとうございます。開業したのは2005年ですが、まさにそういう第一印象を持ってもらいたくてこのように作ったんですよ。待合室の広い空間も、患者さんが待っている間にのびのびとゆったり過ごせるようにと思ったからです。玄関とフロアの間にはスロープも設け、車いすやベビーカーをご利用の方にも優しい造りにしました。土地柄、お子さんも多いので、キッズスペースも設けています。床はやわらかい素材でできているので、安心して遊んでいただけます。また、スリッパの滅菌も徹底して、衛生面にもこだわりました。高級感よりも、誰もが温かい気持ちになるような入りやすい雰囲気を心がけています。

この場所で開業した理由をお聞かせください。

私はここの出身です。小さい頃は、友だちの後ろをくっついているようなおとなしい子で、友だちのお父さんやお母さんをはじめ、地域の方たちと交わりながら育ちました。町を歩けば知り合いにばったり出会うことも日常です。そんな生まれ育った町で地域の人に貢献したいと思いました。だから歯科医師になったときから、ここでやるぞと決めていました。ここは子どもからお年寄りまで幅広い年代が暮らす地域。子育てや介護で忙しい、定年前で仕事に打ち込みたいなど、それぞれに異なるご事情があります。ですから、ライフスタイルに合わせた治療を大事にしています。

患者の中にはお子さんも多いようですが、難しさはないですか?

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当院にはママさんスタッフが多く、私はもともと子ども好きで、双子の父親です。来院してくれたお子さんには、歯科に早く慣れてもらえるよう、「掃除機さん」を口に入れる練習をしたり、声かけを頻繁にしたりするなどの工夫をしています。障害がある子の場合、最初は暴れてしまっても、次第に「このユニットじゃないと嫌だ」とこだわるようになることも。力になれないこともありますが、できる限りのことをしたいと思っています。また、積極的に矯正の話もします。私は校医も務めているのですが、問題ない歯並びの子は数百人のうち2〜3人ほど。数は多いのですが、成長期の子どもは簡単に矯正できるケースも少なくありません。矯正の必要性については、これまで蓄積してきた経過データや写真とともに「こういう歯の場合、10年後にこうなる可能性がありますよ」とご説明します。根本原因の生活習慣の改善、筋肉や舌のトレーニングなどもしていきます。

新鋭のCT導入でより正確な全顎的治療に努める

こちらではインプラント治療に力を入れていると伺いました。

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インプラント治療に力を入れるようになったきっかけは、義歯では助けられない患者さんがいたからです。部分入れ歯のように金具をかける歯が傷むことがないなど、メリットの多い治療法ですが、悩む症例は山ほどあるので、スタディーグループのJIADS(ジアズ)に所属し、症例について他の歯科医師とディスカッションするなど、常に勉強し続け、最適な道を探っています。ただ、大事なことは、インプラントは総合的な治療をする上での1つのオプションであるということ。あくまでも最後は患者さんが決め、患者さんが納得して選んだ治療法に全力を尽くすのが、私の役目だと思っています。

他に力を入れている診療について教えてください。

成人の8割以上がかかっているといわれる歯周病の治療にも力を入れています。軽度なうちなら、歯石を取り除いたり清掃したりといった治療。症状が進行している場合は、抗生物質を使った抗菌療法を行ったり、必要な場合は外科的な処置により歯茎の奥の歯石を取り除いたり、歯の土台となる骨を整えたりすることも。歯周病予防を含め、お口の健康を守る大前提として、メンテナンスも重視しています。メンテナンスというと歯の掃除だけを考えがちですが、噛み合わせ、歯ぎしり、食いしばり、筋肉、歯が倒れていないかなど、いろいろな角度から診ていることを患者さんに知っていただきたいですね。

最近、院内をリニューアルされたそうですね。

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従来よりもCTスキャンできる範囲が広がった、新しいデジタルレントゲンシステムを導入しました。これまでのCTも、1本の歯を治療する場合には十分な能力を持っていましたが、全顎的な診断が難しかったんです。例えば、顎関節が左右で片寄ってゆがんでいると、噛み合わせの問題を解決できません。噛み合わせという大きな問題を解決せず、1本の歯を治療しても、根本的な治療にはならないんです。今度の機械を使うことで、顎のゆがみの発見、ゆがみの治療結果が的確にわかるようになります。撮影した写真は立体的な1枚の全体画になるので、患者さんもご自身の全顎の状態がつかみやすいでしょう。もう1つ変えたのは、1台の歯科診療ユニット。動きがゆっくりで患者さんに優しく、長時間の診療でも疲れにくいのが特徴です。治療器具が細かく設定を変えられるので、歯科医師としてもメリットは多いですね。

ビジュアルで見せ、原因を追究する歯科診療にこだわる

診療の際に心がけていることをお聞かせください。

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自分がされたくない治療はしない。そして、うそはつかない。これを守った上で、基本的な治療をしっかり行うこと。当院のスタッフには、常にそう伝えています。歯石を取り残さない、乱暴にバキュームを使わない、銀歯にセメントをほんの少しでも残さない。すべて基本的なことであり、患者さんの身になってみればすべて当たり前のことです。ただ、私はスタッフに恵まれていると感じますね。とても熱い思いを持ち、常に患者さん目線に立っている人たちばかり。歯科衛生士は歯周病について専門的に学び、技術面だけでなく患者さんとのコミュニケーション能力も磨いてきました。安心してお任せいただけると思います。

歯科医師になり、どんなときにやりがいを感じられますか?

田舎でもないけど都会でもない、当院のような場所にある歯科医院に来るときは、地元の方でも少し警戒するようです。そんな、不安な中で期待以上の治療を受けられたと非常に満足していただけたときは、やはりうれしいですね。都内のクリニックに通っていたものの、退職などを機に地元で診療を行っている当院を訪れてくれた患者さんから、「先生に治してもらってよかった」「諦めていたのに信頼してよかった」「歯周病の話を初めて聞いた」という言葉を聞くと、やっていてよかったと思いますね。私たちは人の体を治すことが仕事で、体はその人の「人生」に関わってきます。一歩間違えば生涯、歯で苦労する人もいらっしゃる。このことを肝に銘じて日々診療にあたっています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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当院の最大の特長は、チーム医療。歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士などがチームとなり、刻々と移動していく歯を追い、原因や経過、治療法についてチームでディスカッションします。そして、一番のこだわりは「見せる医療」と「原因を追究する医療」です。変化していく患者さんの歯の症例写真は、私の宝物。患者さんに自分の歯を知ってもらったり原因分析したりする「見せる医療」と「追う医療」のためには不可欠なものです。歯科治療の最大の目的は、ごはんを食べるためだと思っています。すごくきれいな歯並びなのに噛めないのでは、意味がありません。これからも、原因を探して根本から治療し、来院してくれた患者さんには、ごはんを食べられるようにしてあげたいと考えています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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