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玉井 浩子 院長の独自取材記事

たまい眼科ほのぼのクリニック

(名古屋市中区/栄駅)

最終更新日:2020/10/21

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名古屋市の栄駅から徒歩3分。エスエル医療グループの9階にある「たまい眼科ほのぼのクリニック」は、明るく清潔感のある院内が印象的な眼科クリニックだ。院長を務めるのは、大学病院や市中病院で長く眼科の医師としての研鑽を積んできた玉井浩子先生。玉井院長は、持ち前の穏やかで優しい人柄を生かし、患者一人ひとりに対する細かな気配りと、丁寧なコミュニケーションを大切に診療を行っている。また、同院では、新型コロナウイルス感染症の流行拡大以降、感染予防にも力を入れており、「無症状の感染者が来院しても、感染が広がらないシステム」をめざし、徹底した対策を行っている。「当院が、安心して通い続けられるクリニックになることで、患者さんを身体的・精神的に支えたい」と語る玉井院長に、話を聞いた。
(取材日2020年9月16日)

誰もが安心して受診できるよう、感染対策を徹底する

まずは、こちらのクリニックの特徴を教えてください。

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当院は、一般的な眼科診療に加え、レーザー治療やコンタクトレンズの処方まで幅広く対応する眼科クリニックです。最近ではYAGレーザーを導入し、後発白内障に対するレーザー治療にも取り組んでいます。患者層としては老若男女さまざまですが、オフィス街にある影響で、他の地域に比べて30〜40代のビジネスパーソンが多いのが特徴だと思います。そうした若い患者さんの場合、主に急性の症状を治療する目的で仕事の合間に来院されるケースが多いです。一方、白内障や緑内障などを抱える患者さんや、網膜症の検査・治療が必要な糖尿病患者さんの中には、何年も通い続けているという方がたくさんいらっしゃいます。

最近では、特に感染対策に力を入れているとお聞きしました。

新型コロナウイルスが登場した早い段階から、感染対策を徹底しています。まずは、換気です。このビルはもともと換気機能の備わったビルですが、院内の窓やカーテン、ドアを閉め切らずに換気しやすくし、空気がこもりそうな場所にはサーキュレーターを設置して、常に院内の空気と外気が入れ替わるよう工夫しています。次に飛沫防止。院内では全員にマスク着用をお願いしています。患者さんの中にはマスクをお持ちでない方もいらっしゃいますが、そういった場合は、院内で作成し滅菌した簡易マスクを着けていただきます。そして消毒。手洗いや手指消毒の励行はもちろん、手が触れる場所は頻回にアルコール消毒をし、午前・午後の診察後は、広く院内全体を消毒しています。受付にはアクリル板を設置し、この他にも、発熱者が院内に入らないよう、入り口で非接触型体温計を用いた検温や、職員は毎朝体温測定を行ってから出勤しています。

なぜそこまで感染対策を徹底されるのでしょうか。

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患者さんに安心して通い続けていただくためです。高齢の方は特にですが、新型コロナウイルス感染症への不安から、受診はもちろん外出そのものを控えているという方が多くいらっしゃいます。そうした状況は当院においても同じで、電話診療を行った際、「受診したくても怖くて行けない」と涙ながらに訴える患者さんもいらっしゃいました。しかし、定期受診を自己判断で止めてしまうことは病気の治療やコントロールに良くないことですし、家に閉じこもりがちになるとストレスがたまり、軽いうつのような症状を引き起こすこともあります。患者さんの診療に責任を持つ意味でも、安心して出かけられる場所として心の拠り所になる意味でも、徹底した感染対策を行うことは当院の責務だと思います。そうした思いで、これまで「無症状の感染者が来院しても、感染が広がらないシステム」をめざし、感染対策に取り組んできました。

一人ひとりに合った丁寧な対応を心がける

そもそも、2008年の開業に至るまでの経緯はどのようなものですか。

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私は1986年に名古屋市立大学を卒業後、眼科医師として大学病院や大規模・中規模の市中病院に計20年以上勤務しました。開業の直前は、名古屋市立緑市民病院の眼科部長をしており、その頃からワークライフバランスを考えて少し開業を意識するようになっていたのです。そんなとき、たまたまここでの開業のお話をいただきました。自宅からの距離が近いなど私が頭の中で思い浮かべていた条件にぴったりでしたし、さまざまな分野のクリニックや薬局が1ヵ所に集まっているため連携も取りやすいと感じ、最終的に開業を決意しました。

開業後は、どのようなことを心がけながら診療してこられましたか。

まず、ただ目だけを診るのではなく、診察室に入ってきた患者さんの顔色や話し方など、全身の状態を丁寧に観察するよう心がけてきました。例えば高齢患者であれば、より時間に余裕を持って検査するなど、一人ひとりの状態に配慮しながら診療を進めています。体調の変化を感じたら、患者さんから詳しくお話を聞き、必要な場合はアドバイスをしたり他院での検査をお勧めする場合もあります。また、患者さんは緊張して不安な気持ちで来られているので患者さんがリラックスし安心していただけるよう、丁寧なコミュニケーションにも気を配ってきました。

スタッフの皆さんにもクリニックの方針が浸透しているという印象を受けました。

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ありがとうございます。スタッフに特に気をつけてもらっているのは、患者さんのペースに合わせることと、忙しい時ほど丁寧に対応することです。診療中はつい気持ちが焦って、検査などを早くこなそうとしてしまいます。しかし、それでは早く動けない高齢患者さんには不快感を与えてしまいますし、検査自体が雑になることもあります。そうならないよう、患者さん一人ひとりの状態やペースに合わせて焦らず対応し、忙しくなってもその対応をしっかり維持してもらいたいと思っています。当院には若いスタッフも多いのですが、みんなこういった方針をきちんと理解し、頑張ってくれていると思います。正直スタッフの支えがなければ、ここまで続けてくることはできませんでした。この場を借りて感謝したいです。

早期発見と継続通院が大切

患者側としてはどのようなことを心がけるべきですか。

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まずは、早期発見を心がけることが大切です。眼科の疾患には初期段階の自覚症状が少なく、症状が出てからでは十分な治療が難しいものがあります。例えば白内障とともに「目の成人病」と呼ばれる緑内障は、進行すると失明の危険がある怖い病気ですが、現代の医学では進行を抑えることはできたとしても、治すことはできません。他にも目の疾患にはきちんと検査しないとわからない病気もあるので、40歳を過ぎたら自覚症状がなくても1年に1回は眼科で検査を受けることをお勧めします。もちろん、「以前より少し近くが見えにくくなった」、「少し目がぼやけている」などの症状がある方はできるだけ早く眼科を受診するようにしてください。

その他にはどんな注意点がありますか。

糖尿病患者さんについては、きちんと糖尿病網膜症の定期検査を行うことが重要です。糖尿病網膜症とは糖尿病の三大合併症の一つで、網膜に病変が生じ最悪の場合失明につながる病気のことです。緑内障と同様に、初期段階は無症状で、自覚症状が現れてからでは治療が難しいという特徴があります。そのため、糖尿病という診断を受けたら、内科だけでなく眼科を定期受診していただき、継続的に検査を行うことが大切です。糖尿病のように自覚症状がほとんどない疾患の場合、仕事が忙しいなどの理由で、通院が途切れがちになる方がいらっしゃいます。大切な体を守るためにも、継続通院を心がけていただければと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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新型コロナウイルス感染症は私たちの生活を大きく変化させてしまい、自粛などで精神的に強いストレスを感じている方もたくさんいらっしゃると思います。もちろん新型コロナウイルスに感染しないよう最大限注意することは大切です。しかし、そのせいで気持ちが深く落ち込んでしまったり、病気の発見が遅れたり、病状が悪化してしまうのはよくありません。当院では感染対策を徹底していますので、皆さんには安心して当院を受診していただければと思います。

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