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玉井 浩子 院長の独自取材記事

たまい眼科ほのぼのクリニック

(名古屋市中区/栄駅)

最終更新日:2020/04/01

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名古屋市の中心部である栄駅から歩いて3分。大通りに面したエスエル医療グループのビル9階に「たまい眼科ほのぼのクリニック」がある。院長は眼科の医師としてのキャリアも長い玉井浩子先生。明るく清潔感にあふれた院内の雰囲気とともに、院長の穏やかで優しい人柄も、このクリニックの大きな魅力だと言えるだろう。一人ひとりの患者に対してこまやかな気配りを欠かさずに、どんなに忙しいときも丁寧なコミュニケーションを心がけているという玉井院長に、クリニックの特徴や診療にあたっての心がけ、最近気になっていることなど、いろいろと話を聞いてみた。
(取材日2018年10月11日)

言葉の重みを意識し、できる限りのアドバイスを

とても立地が良く、通いやすいクリニックだと思いますが、どのような患者さんが多いのでしょうか。

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地下鉄の駅からも近く利便性が高いせいか、老若男女問わず幅広い層の患者さんがいらっしゃいます。一般的な眼科の場合は年配の方が多いんですが、ここは近くにオフィスがたくさんあるので、30~40代のビジネスパーソンも多いのが特徴ですね。そういった方々の場合、仕事の合間にでも診てほしいという急性の症状で来られる方が中心です。一方ご高齢の患者さんでは、白内障や緑内障など、慢性的な病気の方が多いですね。そういった方は何年も通い続けてくださっている患者さんが多く、やはり患者さんに長くかかっていただけるのはうれしいものです。

先生が診察時に心がけていることはありますか?

診察室に入ってきたときの患者さんの様子を細かく観察するようにしています。顔色や話し方で、その方の体調がわかる場合があります。少しでも変化を感じたらお話をよく聞いて、できる限りのアドバイスをするよう努めています。また、患者さんは私たち医師が思っている以上に緊張したり不安な気持ちで来院されているので、できる限りリラックスしていただけるように接しています。特に大切なのが患者さんとのコミュニケーションで、そのためにも言葉遣いには注意しています。患者さんはこちらが思うよりも私たちの「言葉」をよく聞いています。診察時のちょっとした一言に不安を感じたり、逆に検査結果が良かったときなどは、予想以上に安心されたりします。医師の言葉が患者さんにいかに大きな影響を与えるかは、勤務医時代から身をもって実感してきました。言葉一つで患者さんが一喜一憂することを思うと、無責任な発言はしないように心がけています。

先生のそうした意識は、スタッフの皆さんにも伝わっているように感じます。

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ありがとうございます。当クリニックのスタッフは20~30代の若手ばかりですが、みんな日頃からよく頑張ってくれています。もう一つ私からスタッフにお願いしているのは、患者さんのペースに合わせることです。高齢の方の視力検査などは、急がずに十分な時間をかけて行うなど、その患者さんの状態に合わせて対応するよう伝えています。また、時には予期せずに患者さんが集中してしまうこともありますが、そういった忙しいときほど丁寧な対応が必要だと思っています。眼科は医師1人の力では成り立たない診療科です。スタッフが支えてくれなければ、こうして10年も続けてはこられなかったでしょう。覚えることも多くて大変なのに、みんなよくやってくれていると思います。この場を借りて感謝したいです。

40歳を過ぎたら眼科受診を

目には自覚症状がなくても心配な病気があるそうですね。

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はい、例えば、糖尿病は日本人の中で増えている病気の一つですが、糖尿病の合併症の中に「糖尿病網膜症」という失明につながる目の病気があります。初期の段階では無症状で、自覚症状が現れてからでは治療が難しい病気です。ですから、健康診断などで糖尿病と診断されたら、自覚症状がなくても眼科を受診することをお勧めします。また、働いている方の場合、糖尿病があっても仕事が忙しいなどの理由で、食生活が不規則になったり、通院が途切れがちになったりすることがあるので心配です。仕事も大切ですが、体も大切ですよね。病気の進行が心配されるようなときは、病状について特に丁寧に説明するように心がけています。

緑内障も初期には自覚症状が現れないと聞きました。

そうですね。緑内障は、白内障などとともに「目の成人病」などと呼ばれる病気の一つで、やはり失明の危険性がある疾患です。現在の医学では緑内障は、症状の進行を防ぐことはできますが、元に戻すことはできません。ですから早期発見・早期治療が大切です。別の疾患で眼科にかかったり、健康診断などの機会に見つかることが多いですね。糖尿病網膜症もそうですが、目の疾患にはきちんと検査しなければわからない病気もあるので、自分では気になる症状がなくても、40歳を過ぎたら1年に1回は眼科で検査を受けることをお勧めします。でも実際にお話を聞いてみると、症状を自覚していないという方でも「そう言われると以前より近くが見にくくなった」とか「片方の目がぼやけていることに気がついた」など、何かしら症状はあり、またそれが重要な徴候だったりすることもあります。だから「まったく何も症状がない」ということは、実際には少ないんです。

他に、最近気になっていることは何かありますか?

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高齢化に伴って、当院の患者さんの中にもご高齢の1人暮らしの方や、ご高齢の方だけの世帯で暮らしている方が増えています。そのような場合、突然体調が悪くなるなど緊急事態が起きたときに、誰かがそれを知って助けてくれるようなシステムが必要だと感じています。これからもっと高齢者が増えていくことを考えると、現在の状態には危機感を持っています。「自分のことは自分で何とかしたい」という気持ちも大事ですが、それに固執してしまうと、孤立を招くことになります。生活する上で困ったことを相談する窓口がないわけではないんですが、どこに相談すればいいのかお年寄りにはわかりづらいこともあるので、もっと簡単につながれるシステムがあるといいと思っています。

小さなことでも気軽に相談に来てほしい

先生が眼科を専門にされた理由を教えてください。

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目は人間の体の中でもとても小さな器官ですが、その中にたくさんの大切な要素が詰まっています。そこに強く惹かれたというのが、一番大きな理由ですね。もう一つは、眼科の診療は、最初から最後まで自分たちで行えるケースが多いことです。例えば、診療科によっては、症状によってさまざまな科との連携が必要になることが多いんですが、眼科の場合はそういったことは少なく、診察から治療、手術に至るまで、すべて眼科で対処できる場合が多いです。そうした特殊性も、眼科を選択した理由です。

こちらでご開業されて10年になりますが、開業に至った経緯などをお聞かせください。

勤務医として働いていたとき、たまたまこのビル内での開業のお話をいただいて。それが不思議なことに私が頭の中で思い描いていた開業の条件に、ぴたりと当てはまったんです。自宅から近く、多彩な分野のクリニックや薬局が1ヵ所に集まっていて連携が取りやすいのが魅力でした。いろいろな診療科が近くにあるということは、患者さんにとっても受診しやすいと思います。

では最後に読者へのメッセージをお願いします。

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他の診療科同様、眼科も予防が大切な時代です。自分のため、家族のため、些細な異常でも眼科へ足を運ぶことは本当に大切です。病院にはできるだけ行きたくないという方や、診察を受けて病気が見つかるのが怖いという方もいらっしゃるかと思いますが、自分の健康を維持管理するために、上手に眼科を利用してほしいですね。私は小さなことでも何か心配事があれば気軽に来ていただける医師であり続けたいと考えていますので、あまり堅苦しく考えず、軽い気持ちでご相談にいらしてほしいと思います。

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