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予防からインプラント治療まで
噛み合わせを重視する精密治療

永塚歯科クリニック

(三浦市/津久井浜駅)

最終更新日:2021/11/02

永塚歯科クリニック 予防からインプラント治療まで 噛み合わせを重視する精密治療 永塚歯科クリニック 予防からインプラント治療まで 噛み合わせを重視する精密治療
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2002年の「永塚歯科クリニック」開院以来、噛み合わせを重視した診療を行っているという永塚俊之院長。その対象は予防のための定期検診から、歯周病・虫歯の治療、入れ歯治療、インプラント治療まで多方面にわたり、ミクロン単位の噛み合わせ調整を行っている。「患者さんに喜んでいただけると私もうれしいですね」と笑顔で語る永塚院長に、さまざまな予防・治療における噛み合わせの重要性、噛み合わせを意識した食べ方のポイントなど、健康に役立つ情報を詳しく聞いた。

(取材日2020年3月16日)

噛み合わせを重視した精密治療で口の中全体のバランスを整え、全身の健康にもつなげていきたい

Q先生が噛み合わせを重視した治療をされるのはなぜですか?
A
永塚歯科クリニック 開院当初から「噛み合わせ」の改善に力を入れている

▲開院当初から「噛み合わせ」の改善に力を入れている

私たちが食事をするとき、奥歯には左右に均等に力がかかり、それ以外の部分でも一部の歯に過剰な力がかからないことが理想的です。しかし多くの方は長年の噛み癖、普段の姿勢や体の動かし方の偏りなどによって、噛み合わせがずれていることがほとんどで不正咬合の場合もあります。そのため特定の歯への負担が増して、歯周病や歯のひび割れにつながり、場合によっては頭痛などの全身症状の悪化を引き起こすなど、さまざまな面に影響を及ぼします。当院では、詰め物・かぶせ物の装着やインプラント治療といった治療の際、患者さんの希望に応じて口の中全体のバランスが整うようミクロン単位で調整し、口の中から体全体の健康まで考えていきます。

Q適切な噛み合わせは歯周病の予防にも役立つのでしょうか?
A
永塚歯科クリニック 一人ひとりの患者に寄り添い、丁寧な診療を心がける

▲一人ひとりの患者に寄り添い、丁寧な診療を心がける

ええ、役立つと考えられます。噛み合わせが悪く、一部の歯に過剰な負担がかかっている場合、その歯の根元部分や周囲の骨組織、歯茎などに影響が出て、歯の土台となる骨(歯槽骨)が吸収されたり、歯茎が下がったりする傾向にあります。そうなると歯周病菌が歯と歯茎のすき間に入り込みやすくなり、歯周病の発症・悪化につながります。逆に噛み合わせが整っていれば、歯周病菌は入り込みにくいといえるでしょう。ただせっかく噛み合わせを整えても、きちんとしたブラッシングを続けないと歯周病菌の温床となる汚れの固まりができます。それが原因で歯周病になると歯がグラつき、再び噛み合わせがずれてしまいやすくなるので要注意です。

Qインプラント治療時の噛み合わせは何がポイントですか?
A
永塚歯科クリニック 妥協のない治療を行っている

▲妥協のない治療を行っている

一つはインプラント体にかぶせる人工歯の噛み合わせ調整です。天然歯の根元とその下にある歯槽骨の間には歯根膜という組織があり、噛みしめると少し沈んでクッションのような役割を果たします。しかし、インプラント治療で顎の骨に埋入するインプラント体にはクッションがなく、噛まない状態で調整してしまうと、噛みしめたときに新しい人工歯だけが微妙に高くなります。そこで当院では噛んだときの噛み合わせを重視して調整を行います。もう一つ重要な点は天然歯と人工歯では減り方が違うことです。このため3ヵ月から半年に1度は定期検診を受け、減り方や噛み合わせの変化、炎症が起きていないかを確認し、必要なら再調整するのが理想的です。

Q入れ歯治療の噛み合わせ調整には何か特徴はありますか?
A
永塚歯科クリニック 咬合治療の専門家である院長

▲咬合治療の専門家である院長

入れ歯治療の中で精密な噛み合わせが望めるのは、自由診療のコーヌスクローネタイプの義歯と考え、当院でもご提供しています。一般的な義歯は周囲の歯にバネで取りつけますが、この義歯は残っている歯に内冠と呼ぶ金属製の土台を取りつけ、その上に入れ歯と一体になった外冠をかぶせる方式です。内冠はやや先細りの円柱を複数並べて作り、外冠には蓋になるような空洞を同数作ってかぶせることで、内冠の凸と外冠の凹がフィットしやすい点が特徴です。コーヌスクローネは非常に安定した噛み心地が期待でき、精密な噛み合わせ調整をしていけますが、費用と時間もそれなりにかかるため、当院では患者さんと十分に相談して治療を行っています。

Q噛み合わせを意識した食べ方のアドバイスをお願いします。
A
永塚歯科クリニック 患者とコミュニケーションを取りながらメンテナンスを行う

▲患者とコミュニケーションを取りながらメンテナンスを行う

ポイントとして、まず噛むときに左右を均等に使うよう意識してください。とはいえ左右両方の歯で同時に食べ物を噛むのはなかなか難しいので、右の奥歯で30回噛んだら次は左の奥歯で30回というように、1回の食事で同程度使うことが大切です。そして片側の歯が噛みにくい、痛みを感じるなど違和感があったら、噛み合わせを重視する歯科医院で診てもらいましょう。もしかしたら右側の歯に痛みを感じるのは、左側の歯に問題があってうまく噛めず、右側を使いすぎたせいかもしれません。症状が出ている側だけでなく、反対側も含めた口の中全体、さらには全身のバランスもチェックしてもらうことが重要だと思います。

ドクターからのメッセージ

永塚 俊之院長

私が噛み合わせの重要性に気づいたのは、ある歯科医院に勤めていたとき、頭痛や肩こりなどの全身症状のある患者さんに、口の中全体のバランスを考慮した義歯をつけて喜んでいただいたことがきっかけでした。それから患者さんの噛み合わせと、顎の位置、背骨や腰のゆがみ、足の長さの違いといった全身との関係性にも注意するようになり、これらは一つにつながっていると考えるようになりました。当院開院後は解剖学的な視点も参考に、噛み合わせを重視してすべての治療を行っています。私は歯科医師で歯の治療が専門ですが、口の中のバランスを整え、全身の健康に少しでも貢献できたらと考えています。どうぞお気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(診断料込み)/32万5000円~、コーヌスクローネ義歯/51万円~(多数歯欠損から)

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