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小林 伸也 院長の独自取材記事

高松中央インタークリニック

(高松市/元山駅)

最終更新日:2024/02/13

小林伸也院長 高松中央インタークリニック main

2023年11月。高松市木太町で、およそ20年にわたり愛された「きゅうか内科クリニック」が事業継承を行い、医院名も新たにリニューアル開業した。その名も「高松中央インタークリニック」。高松中央ICから車で1分という好立地で、久加晴茂前院長からバトンを託されたのは、消化器内科の医師として研究・臨床の両場面で活躍を続ける小林伸也(こばやし・のぶや)新院長。天性の明るさと軽快なトークで、人を笑顔にする才能の持ち主だ。新設した内視鏡検査室では、香川大学医学部附属病院で鍛えた内視鏡の手技を惜しみなく披露。久加前院長の専門分野だった漢方治療にも引き続き対応するという。「患者さんと信頼関係を築きながら、最良の選択をサポートしたい」。拳を握ってそう語る熱血ドクターに、生まれ変わったクリニックの魅力を聞いた。

(取材日2024年1月4日)

医者としてのやりがいを見出し、内視鏡の手技を追求

継承されて数ヵ月がたちましたが、ご感想はいかがですか?

小林伸也院長 高松中央インタークリニック1

「やりがいがある」。それ以外の言葉が見つかりません。香川大学医学部附属病院では、先進の医療に携わっているという自負があり、当初は少しだけ未練もありました。けれども今は、開業医として一人ひとりの患者さんと向き合うことが楽しくてしょうがないです。いただいたご縁に感謝しています。この道を選んで良かったです。人を通じてご紹介をいただき、継承を決めたのがちょうど1年前。これが2年前だったら、お話を受けていなかったかもしれません。現在も香川大学とクリニックを行き来している状況ですので、2024年3月までは、名誉院長として久加前院長にも診療していただく予定です。

医師を志した理由から教えていただきたいです。

憧れの職業という位置づけで、初めて医者を夢見たのが中学生の頃だったと思います。祖父母が立て続けに亡くなり、病院を出入りするうちに、「人の生死に深く関わることができるのは医者だけだ」「それはとてもやりがいがある仕事だろう」と考えるようになったんです。医者になりたいという一心で、生まれ育った鳥取県の米子市を出て、香川医科大学(現・香川大学医学部)へ進学しました。これも一つのご縁ですよね。2010年に大学を卒業した後は、より生死の局面に立ち会うことが多い内科を志望し、医者としてのキャリアのほとんどを大学病院で過ごしています。大学への感謝の気持ちで、香川県への永住は早くから心に決めていました。

消化器内科を専門領域に選ばれた理由は?

小林伸也院長 高松中央インタークリニック2

学生の頃は外科にもかなり興味があったのですが、内視鏡の魅力に惹かれ、消化器内科を選びました。最初はとても下手だったんですよ。選択を間違えたかと悩んだ時期もありました。でも、好きなことだから努力ができたんでしょうね。大学では消化器内科の中でも消化管(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸)を専門領域として、徹底的に内視鏡の手技を追求しました。自らの手で、早期がんを切除できる。僕にとって、これほどやりがいがある治療行為は他にありません。大学病院では研究にも精力的に取り組み、内視鏡を使って体内の異物や巨大切除標本を回収する専用デバイスの開発に携わりました。また今でも次世代内視鏡の新たな展開を見据えて、機器開発・新たな術式の創造に取り組んでいます。開業医で、こうした経歴を持つ人間は珍しいかもしれません。僕はこれからも多方面の皆さんとの連携を図りながら、内視鏡診療の無限の可能性に挑んでいきます。

敷居は低く、医療レベルは高くありたい

継承にあたって、内視鏡検査室を新設されたと聞きました。

小林伸也院長 高松中央インタークリニック3

約2ヵ月間の工事を経て、内視鏡検査室を完成させました。上部消化管の内視鏡検査用に導入したのは、約10mm径の拡大内視鏡と、約5mm径の細径内視鏡の2種類です。拡大内視鏡を持つクリニックは多くありませんが、僕は大学病院レベルの医療を、この地域に還元したいと思っています。大学病院と同等の内視鏡検査を、病院よりも敷居の低いクリニックで受けることができたら、素晴らしいと思いませんか? 拡大内視鏡は病変の診断能力に優れ、いざという時の処置も可能です。対する細径内視鏡は太さがない分、嘔吐反射を誘発しにくい点が魅力。ただし鼻の痛みが出る可能性はありますので、当院では口からの挿入にも対応しています。下部消化管についても拡大機能を備えた内視鏡を導入し、がんの芽となる大腸ポリープが見つかれば、その場で切除します。今後はこの検査室で積極的に内視鏡検査にあたり、消化器がんの早期発見・早期治療をめざします。

その他では、どんな点を変更されましたか?

作業効率の追求を目的として、紙カルテを電子カルテに変更しましたね。僕自身が、勤務医時代に電子カルテの効率性を実感していましたので、「慣れたら絶対に楽だから!」と宣言して、スタッフの皆さんには頑張って覚えていただきました。ちなみに、スタッフは継承前から一人も変更ありません。全員ついてきていただいて、本当に感謝しています。電子カルテ以外の変更点を挙げると、胸部エックス線撮影装置に人工知能(AI)技術を搭載しました。検査における「見落とし」は恐ろしいものです。僕はこの技術によって、専門外となる胸部エックス線検査においても、的確な診断を実現したいと考えています。

漢方治療についても、引き続き対応されるのですか?

小林伸也院長 高松中央インタークリニック4

久加前院長からは「無理に引き継がなくても大丈夫だよ」というお言葉をいただきましたが、これからも対応いたします。安心して、僕に任せてください。もともと学生時代から興味はあったんですが、今回の継承を機に、一から学び直しています。いざ勉強を始めてみると、漢方も楽しくて。人が本来持つ自然治癒力を高めるという点で、患者さんのためにもなる治療分野ですから、開業医としてさらにそのスキルを高めたいと感じています。東洋医学では、西洋医学のように診断と治療が直結しません。同じ漢方薬でも、お一人お一人の体質や状態に合わせたマネジメントをする必要があります。そのためには患者さんとコミュニケーションを取って、信頼関係を築くことも重要です。つまり、総じて僕の性格に合っている診療だと思います(笑)。近い将来、久加前院長に追いつくことを目標に頑張りますので、これからも何でも相談していただけたらと思います。

患者と信頼関係を築き、適切な選択をサポート

最近の患者さんに多いお悩みは?

小林伸也院長 高松中央インタークリニック5

新型コロナウイルス感染症とインフルエンザが同時流行していますので、新規の患者さんに関しては、圧倒的に発熱と咳が多いです。消化器内科を標榜したことで、最近は便秘でお悩みの方も来られています。もともと当院へ通われている患者さんは、生活習慣病の方がほとんどです。高血圧症、高脂血症、糖尿病が主ですね。今後は内視鏡検査を目的とする患者さんが、島しょ部や県外からもお越しいただけたらと願っています。僕のモットーは、「患者さんと信頼関係を築きながら、お一人お一人の状態やニーズに合わせた診断と治療を行い、最良の選択をサポートすること」。患者さんの生活背景も含めて、一緒により良い選択肢を考えていく時間が好きです。僕の本気が患者さんに伝わり、患者さんが心を開いてくださったら、こんなにうれしいことはありません。

患者さんが知らないような、先生の情報も伺いたいです。

小・中・高・大と、サッカーキャリアは長いです。高校時代には、インターハイや選手権に出場するような学校でもまれていました。それから、ピアノも特技です。実はピアニストになろうとしていた時期もあります(笑)。あとは、2年前からゴルフを始めました。滅多に行けないですし、とても下手なんですが、それでもとても楽しいです。内視鏡と同じように好きという気持ちがありますから、ゴルフもこれから上達していくはずです。

最後に、地域の患者さんたちへメッセージをお願いします。

小林伸也院長 高松中央インタークリニック6

僕の家族は、消化器疾患で亡くなりました。内視鏡検査によって早期に発見できれば、救えた命だったかもしれません。消化器がんで亡くなる方を一人でも減らせるように、僕にとって最強の武器である内視鏡の技術を駆使して、大学病院と同等の検査を、同等のレベルで提供することをめざします。さらに、後輩医師の指導にもやりがいを感じておりますので、これからも県内各地の基幹病院で内視鏡診療の指導を行っていきます。大学病院でできることが、クリニックでできないとは言いたくありません。内視鏡検査を受けたことがない方は、当院で検査を受けてみてください。僕は心から地域の皆さんの健康を願い、全身全霊で診断・治療に臨みます。

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