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林 卓弥 院長の独自取材記事

はやし歯科クリニック

(加須市/加須駅)

最終更新日:2020/09/07

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加須駅から車で約5分、大型ショッピングモールの中にある「はやし歯科クリニック」は、患者が長く自分の歯で食事を食べられるようにと、予防歯科に力を入れているクリニックだ。スタイリッシュで清潔感あふれる院内は天井が高く開放感があるため、歯科医院というだけで感じてしまう緊張感を和らげてくれるようだ。2019年5月より同院の院長を務める林卓弥先生は、誠実な人柄で患者からの信頼も厚い人物。診療では丁寧にわかりやすく説明することで、患者自身が自分の口腔内の状況を理解しやすいよう工夫しているのだとか。このことで、治療に前向きに取り組む患者も多いのだそう。「患者さんに『通って良かった』と言ってもらえるクリニックをめざしたい」と語る林院長に、方針や今後の抱負などを聞いた。
(取材日2020年8月25日)

削らない、抜かない、繰り返さない、を意識

林院長は予防歯科にとても力を入れておられます。

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以前から予防歯科の大切さは発信していましたが、感染症対策の重要性が問われている今、病気はかかったら治せばいいという考えから、治りにくい病気もあるからできるだけ予防していかなくては、と歯科だけに限らず病気の予防意識が高まってきているように感じます。例えば歯周病は全身疾患との関係性も指摘されていますし、感染症の重症化リスクも高いとされています。特に虫歯や歯周病は、がんなどの疾患と異なり、自分でケアをして定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けることで予防へとつなげていくことが可能ですので、取り組まないと実にもったいないと思うのです。歯周病も、一度歯を支えている骨が溶けてしまうと、元には戻りません。骨を再生していく治療方法もあり、当クリニックでも対応していますが、この治療は適応要件が厳しく誰でも希望すればできるというようなものではないんです。

「同じことを繰り返さない」ことをめざした治療に取り組んでおられるそうですね。

お口の中の健康を保つには、歯を「削らない」「抜かない」ことと、虫歯や歯周病などの症状を「繰り返さない」ということが大切です。歯は一度削ったりすれば、二度と元には戻りません。例えば虫歯になって歯の約20%を削ったとします。そこにまた虫歯が再発すると残りの80%からさらに削っていくことになります。治療を繰り返すとやがて本来の歯の部分がなくなってしまい、ついには抜かなくてはいけなくなってしまいます。そうしていつの間にか入れ歯が増えていく、それが今の日本ではとても多いんです。ですから健康の源である歯を残すためには、第一に削らなくてはいけない状態をつくらない、抜くようなことにならないようにしなくてはなりません。そのために一度虫歯などになった部分はそれ以上失うことのないように、「繰り返さない」ということが大切です。

「繰り返さない」ためにはどうすればいいのでしょう?

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当クリニックではただ単に悪いところを削ったり、詰めたりするだけではなく、なぜそうなってしまったのかという点を常に意識し、患者さんにもお伝えして治療を進めていきます。原因がわかれば再度同じことを繰り返さないように対処できますし、日々のセルフケア方法のポイントもわかります。私はこの歯科クリニックを先代院長である父から受け継ぐまで、東京・丸の内にある歯科クリニックで勤務しながら、さまざまな勉強会にも参加させていただきました。その中で海外の状況も学んだのですが、アメリカや欧州では生涯残っている歯の本数は日本よりも多いのです。それは日本よりも治療メニューが豊富だということだけでなく、いかにして治療をしないで済む状態を維持するか、という考えが歯科医師はもちろん患者さんにも浸透しているからだと思います。どう治療するか、よりも、どう病気にかからないでいるか、に重点を置いているわけです。

患者のために必要なことをきちんと整え伝える

今は自然の歯に代わる治療法もありますね。

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確かに、詰め物やかぶせ物の治療、そしてインプラント治療などもあります。当クリニックでも私が材料や治療方法を吟味して、できるだけ長持ちする治療方法を提供するようにしています。しかしそれは、あくまでもどうしても削らなければならなかったり、抜かないといけない場合の対処方法です。虫歯になったら良い詰め物がある、歯周病が悪化して抜歯してもインプラント治療がある、と最初から考えていただきたくないんです。例えば、本来の歯であれば、埋葬後何百年も土の中で残っていますよね。しかし人工物ですと、身近な海辺の金属の構造物などを思い浮かべていただけるとわかると思いますが、錆びてボロボロになってしまうものもあります。もちろんお口の中に入れるものは耐久性の高いものを選んでいますが、それでもお口の中は常に湿っていて寒暖差の激しい過酷な環境の中にあり、永遠のものではなく必ず更新時期がやってきてしまうのです。

こちらは歯科用CTやマイクロスコープ、レーザーなどの機器も導入されていますね。

予防歯科を適切に行うには患者さんのお口の中の状況を的確に判断することが求められますので、歯科用CTやマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)、レーザーなどの設備も整えています。歯科医師の経験だけでなく、客観的な画像やデータは大切ですからね。また、当クリニックではまずカウンセリングシートで患者さんとじっくりお話をさせていただくことにしています。そして必要に応じて検査を行い、歯やその周囲の組織の状況を細かく把握して患者さんごとに適した治療方針を決定し、ご説明をして納得していただいた上で、治療を進めていくようにしています。

院内の衛生管理について、取り組みを教えてください。

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今年、流行している新型コロナウイルス感染症の対策とは関係なく、以前から院内の衛生管理は徹底して行ってきました。当クリニックには3台の滅菌器があり、その一つはハンドピース専用にしています。もちろんうがいをするコップや、歯科医師や助手が用いるグローブなどは使い捨てのものを用いています。診察台ごとに口腔外バキューム機器を備えることで室内の空気を清浄に保つようにしています。さらに待合スペースでの患者さん同士の接触の機会を減らすために、診察は基本的に予約のみとして、予約間隔にもゆとりを持たせています。

治療は患者と二人三脚で取り組んでいくことが大切

手術室にもこだわったとか。

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手術室は父である前院長がこだわってつくったのですが、僕の目から見ても素晴らしいですね。インプラント治療は一種の外科手術ですから、徹底的に衛生管理された空間で滅菌処置された器具類を用いて衛生的に行われるべきです。インプラント治療は何もしなくても永遠に持つような魔法の治療法ではありません。インプラント歯周炎は天然の歯の歯周病よりも進行が速いという報告もありますので、良い結果を得られることが見込めれば行いますが、日頃から十分なケアが難しいと考えられる場合など、予後の見通しがつかない場合には施術をお勧めしていません。

わかりやすい説明も患者さんの評価が高いようですね。

ただ「歯を磨いてください」というだけではケアの重要性を実感していただけませんので、磨き残しを目で確認できるよう染め出しをして、ブラッシングなどプラークコントロールの仕方を具体的に指導しています。治療についてのご説明では、歯をお城に例えて「かぶせ物・詰め物は天守閣。建築の際に石垣である歯茎がどれだけしっかりしているかが大事。立派な天守閣を造っても石垣が崩れてしまったら意味がないでしょう」などとお話ししています。車関係の仕事の方には足回りや車に例えることもあります。「どんなに高額な高級車でも、メンテナンスを怠ると壊れてしまいますよ」という具合です。

読者へのメッセージをお願いします。

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歯科医師だけでは歯の健康は守れません。患者さんと私たちが二人三脚で取り組んで初めて歯の健康を維持できるのです。ですから患者さんにはぜひご高齢になられるまで、長いお付き合いをお願いしたいです。そして「ここに通っていたから自分の歯でご飯が食べられています」と言っていただけるようにしていきたいですね。またスタッフにとっても良いクリニックでありたいです。私は本当に素敵な先輩・後輩・友人に恵まれたと感じています。いずれ先輩のところで働きたい、と言ってくれている後輩もいますので、後輩がここから胸を張って巣立てるようなクリニックにしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万円~
歯列矯正/80万円~
マイクロスコープを用いた根管治療/8万円~
※税別

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