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佐藤内科診療所

佐藤内科診療所

佐藤泰弘院長
頼れるドクター掲載中

医療トピックス

体が発する信号を見逃さない
内視鏡検査で診る心の病

佐藤内科診療所

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心に大きな問題を抱えたときや、ストレスが重くのしかかった時、人間の体はさまざまなSOS信号を出しているという。「佐藤内科診療所」では、消化器内科の診療を主としながら、心療内科も標榜している珍しい診療スタイルの街の診療所。こちらでは内視鏡検査を用いて、心の問題から起こるさまざまな疾患を探り当て治療を施している。「胃は心の鏡」という言葉を胸に、日々患者と向き合う佐藤泰弘副院長に診療の詳しい内容について伺った。 (取材日2011年7月26日)

内視鏡検査で見えてくる心の病と、その治療法についてお聞きしました。

内視鏡検査で心の病や心理的なストレスがわかるものなのですか?

14595 mt 1 q1 1313051677 ▲「内視鏡検査の状態で、ストレスの状態もある程度推測できます」 本人が気づいている気づいていないに関わらず、心のストレスが内視鏡から見えてくることは確かにあります。胃や腸が荒れている状態を見て「この患者さん、ほかにも気になっていることがあるんじゃないかな。ストレスがかかっているんじゃないかな」と推測できることは少なくありません。また逆に、内視鏡検査で何も異常がないのに、明らかに症状があるということもあります。症状というのは一般的には胃の痛み、食欲がない、体がだるいなどです。あと、喉がつまる感覚もうつ病の初期に高率で出る症状です。ものを食べる時に何かがつっかえる感じがする、ひどい方だと、のどにピンポン球がつまっているように感じる方もいるんですよ。

消化器はなぜストレスの影響を受けやすいのでしょうか?

14595 mt 1 q2 1313051677 ▲消化器内視鏡専門医・指導医として7万件以上経験を持つ副院長 「胃に穴があく」とよく言いますが、一般的に緊張したりする場面というのは交感神経を刺激され、そうすると胃潰瘍ができやすくなるということがあるんです。私は内視鏡を最初に学んだとき、指導医の先生から「胃は心の鏡である」と言われ、今もそのことを心に刻んでファイバーを握っています。ただ、消化器だけが特別影響を受けやすいのではなく、呼吸器、皮膚、内分泌代謝系、もちろん循環器など、心理的なストレスはからだ全体にいろんな影響を及ぼします。ストレスが胃に来るのと同じくらい、狭心症や心筋梗塞など心臓に症状が現れる人も少なくありません。

内視鏡では異常がないけれど症状がある場合、どのような治療を?

14595 mt 1 q3 1313051677 ▲内視鏡は経鼻、経口どちらにも対応。高画質を誇る最新式を導入 検査で異常が見つからなければ、次はメンタルな方向にスポットを当てます。うつ病、不安神経症、あと統合失調症に代表される精神症状、この3つにスポットを当て、どこかに当てはまるのかどうかをスクリーニングしていきます。ここでみなさんに知っておいていただきたいのは、心療内科と精神科の違いです。心療内科で扱うのは、うつ病と不安神経症の分野がメインで、統合失調症であれば、これはもう完全に精神科の領域となります。ただ、当院では例外的に心療内科であまり取り扱わない双極性障害、昔で言う躁鬱病の治療も行っています。心療内科は症状に合わせた薬を処方するのが治療の基本。うつ病や不安神経症であればSSRIといわれる抗うつ剤のお薬を処方し経過を見ます。適切な治療をすればうつ病はほぼ治る病気です。しかし、よくなることを阻害するような環境ではそれは難しいでしょう。例えば、ひと月100時間以上の超過勤務を続けていれば誰だってエネルギーが切れてしまいます。ガソリン切れでいくらアクセルをふかしても無駄なことで、車がオーバーヒートしてダメになってしまうかもしれません。そういう時、私たちドクターがしてあげられることは、お薬を処方し「あなた少し休みなさい」と言ってあげることだと思います。休養と薬による治療というのがうつ病の二大治療といわれています。

心療内科の診療で訪れる患者さんの傾向は?

14595 mt 1 q4 1313051677 ▲診療所に2階には内視鏡検査専用の検査室も完備している 心療内科、内視鏡を併せた診療を始めてわずか1年ですが、すでに多くの患者さんに通院していただいております。うつ病というのはいわば精神的なエネルギーの切れている状態であり、よく「私は明るい性格だから、うつ病になんかなるわけない」と、出された診断にびっくりされる方がいらっしゃるんですが、それは大きな誤解です。いわゆる社交的で、責任感も強くまじめな方ほど、実はうつ病になりやすいと言われています。自分がうつ病だとは思ってもみなかったという方も案外多いんですよ。うつ病には二大症状があり、一つは憂鬱な気分、そしてもう一つは興味の消失です。今まで大好きだったことも億劫になってきたり興味がわかなくなるということがあれば、心療内科で一度相談されたほうがいいでしょう。

ドクターからのメッセージ

佐藤泰弘副院長

大学病院時代、明らかに症状があっても、内視鏡検査を受け異常がなければ「なにも問題がない」で終わってしまうケースを多く診てきました。でも患者さんは事実辛い思いをされているわけで、そこを私はもっと深く掘り下げて診ていきたいと、内視鏡検査と心療内科の二つを診る少し珍しい形態の診療を始めました。一般的にうつ病の方が最初から心療内科の門をたたくのは全体の3割だといわれています。大部分は内科、脳神経外科、婦人科、耳鼻科などの身体科を最初に受診します。体の問題なのか、心の問題なのか自分でもわからない時、いきなり心療内科というのは敷居が高いものですが、当院であればどちらでも対応できますし、仮に神経科の治療が必要な場合でもそこを速やかに私が判断をして差し上げられます。患者さんが適切な場所で速やかに治療が受けられるよう、道標のような存在になれれば嬉しく思います。

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