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藤林 晃一郎 院長の独自取材記事

フジバヤシ歯科クリニック

(京都市左京区/出町柳駅)

最終更新日:2021/10/12

藤林晃一郎院長 フジバヤシ歯科クリニック main

京都市左京区浄土寺東田町。銀閣寺道バス停下車してすぐにある「フジバヤシ歯科クリニック」。おしゃれな間接照明と落ち着いた色合いの院内は、ふんわりといい香りが漂い、笑顔のスタッフが患者を迎える。「とにかく徹底的に歯科医院らしさを排除して、気持ちの良い空間にしたいと思って美容院を参考にして造ったんです」そう言って笑うのは院長を務める藤林晃一郎先生。快活な雰囲気で、対面したこちらまで明るい気持ちにさせてくれるパワーあふれる歯科医師だ。恩師から受け継いだという藤林院長の「おもてなしの心」が詰まったクリニックで、クリニックのこだわりや治療方針など、いろいろと話を聞かせてもらった。

(取材日2019年12月9日)

技術はもちろん「心」を持って患者を迎える

いい香りで、落ち着く空間が広がっているクリニックですね。

藤林晃一郎院長 フジバヤシ歯科クリニック1

ありがとうございます。「痛くない、怖くない」をコンセプトにカフェや美容院のように、また行きたくなるようなクリニックをめざして造りました。なるべくオープンな空間を演出したかったので、間接照明を用いたり、エントランスを入って左右に「ケア」と「キュア」の空間に分けるなどの工夫をしました。また場所によって違うアロマをたき、リラックスして過ごしていただけるような空間を意識しました。患者さんは痛みや不具合を抱えていらっしゃるわけですから、当院の門をくぐった瞬間から気持ち良くお迎えしたいと思っています。

待合室をはじめ、各チェアにも設置してあるモニターも特徴的です。

実はここも当院オリジナルのポイントで、このモニターに流れている映像は、すべてオリジナルで作っています。季節に合わせたり、患者さんとの日々のお話の中からヒントをもらって、「こんなことを伝えたらどうだろう」「こんな内容なら興味を持ってもらえるかな?」なんて考えながら作っています。クリニックの情報もありますし、歯に関する知識や治療に関すること、ケアに関することなど内容はさまざま。紙で貼っているよりも目につくのか、待ち時間に見てくださっている患者さんが多く、診察やケアの際にいろいろと質問してもらえることが増えたんですよ。クリニックとしての情報発信はもちろんですが、それだけではなく、患者さんとのコミュニケーションにも一役買ってくれています。

診察時に心がけていることはありますか?

藤林晃一郎院長 フジバヤシ歯科クリニック2

まず、治療方法以前の問題で、患者さんに安心してもらうことですね。先ほども話しましたが、残念ながら歯科医院にネガティブなイメージを持っている人はたくさんいます。むしろ、そのほうが多いかもしれません。だからこそ、来てくださった患者さんには少しでも不安を感じずに、安心して、納得して治療を受けてもらいたいと考えています。ですから、まずは一人の人間として気持ちの良い人間でありたいと思っていますし、院内も気持ちの良い空間にしたいと思っています。院内の雰囲気を整え、気持ちの良い応対をして、よくわかる説明をし、しっかりと納得していただく。その上でできるだけ痛みの少ない治療をする。技術だけが優れているだけでは患者さんに安心してもらうことはできません。まずは、心から患者さんに向き合うことが必要だと考えています。

恩師との出会いが歯科医師としてのすべてを変えた

納得してもらうために、工夫していることはありますか?

藤林晃一郎院長 フジバヤシ歯科クリニック3

僕は、「説明」するだけでなく、患者さんが説明を「理解」し、患者さんの「納得」につなげることが大切だと考えています。患者さんに一方的に説明し、理解をしてもらえなければそれはただの説得です。どんな治療をするにしても、患者さんに説得ではなく、説明を理解してもらい、納得してもらうことを大事にしています。なので、当院ではエックス線のデジタルデータや口腔内写真を見ながら、その上に書き込みができるようになっているんですよ。印をつけたり、文字を書き込んだりしながら、目でわかるような工夫をしています。ほとんどの患者さんが歯の専門家ではないわけですから、言葉をいくら並べても難しいので、写真や図を用いて治療の方向性を納得して進めています。

先生がホスピタリティーを大切に考えるようになったきっかけはありますか?

正直に言うと、歯科医師になった当初から今のように考えていたかというとそんなことはなかったですね。もちろん、手を抜いていたとかそういうわけではないですけど「こんなふうになりたい」という目標があったわけでもなく、どこかで「こんなもんだろう」と思っていたんだと思います。そんな時出会ったのが、僕の恩師である「タキノ歯科医院」の瀧野裕行先生。この出会いが僕のすべてを変えたと言っても過言じゃありません。瀧野先生のもとで働かせてもらうことで、僕は歯科医師として生まれ変わったと思います。僕の年表を作ったら「瀧野前」「瀧野後」って完全に分かれますね(笑)。すべてにおいて意識がすごく変わったし、歯科医師という仕事をすごく好きになりました。

具体的にどんな部分が変わったと感じますか?

藤林晃一郎院長 フジバヤシ歯科クリニック4

歯科医師という仕事に本気で取り組むようになったと思います。技術的な部分での勉強もそうですし、患者さんに対する接遇に関してもそうです。自分を改めて見直して、患者さんもスタッフも、もちろん自分も、みんなが笑顔になれることを本気でめざしていこうと思うようになりました。そう考えるようになると、勉強も、患者さんと接することも、スタッフとのコミュニケーションや先輩、後輩、同期などと意見を交わすのも楽しんで取り組めるようになりました。また、歯科医師会での活動や、病院との連携、地域包括ケアの活動、母校の同窓会などの活動もすべてを両立していくことが重要だと考えるようになりました。

常に全力の治療で患者の要望に応えたい

治療において大事にされていることは何ですか?

藤林晃一郎院長 フジバヤシ歯科クリニック5

歯科治療は患者さんのライフワーク、ライフステージに合わせて治療を決定していくことが大切で、そうすることで治療としてやるべきことと、やらなくて良いことが明確になると僕は思っています。なので、患者さんに合わせて治療のメリット、デメリットの両方をしっかりと考えて、その人にとってベストの治療の提案をしてあげることが大事だと思っています。同じ治療でも、30歳と50歳と70歳という年齢差においても考えるべきところが違ってきます。

常にたくさんのセミナーなどに参加し、勉強し続けるのは大変ではないのですか?

大変どころか、むしろ、楽しくて仕方がないです。歯科治療は奥が深く、どこまでいっても終わりがない。学んでも学んでもまだ先がある。こんなに楽しいことはないですね。僕に大切な歯を預けてくれているわけですから、自分の家族に治療をしている気持ちで、患者さんの期待にはきちんと応えていきたいと思っています。歯科医師になって20年を過ぎ、後進の育成も視野に入れながら、まだまだ勉強を続けていかなくてはいけないと感じています。

それでは最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

藤林晃一郎院長 フジバヤシ歯科クリニック6

最後まで自分の歯で噛めるようにしましょう! 生きていく中で自分の歯でおいしく楽しく食事がしていくことがとても重要です。そのためには一人ひとりの患者さんの口腔内に合った治療や予防が必要になってきます。当院では患者さんが来院しやすい空間づくりや、患者さんが理解し納得しやすい説明を心がけています。またあらゆる患者さんからの要望に応えていけるような研鑽をしています。一人でも多くの方が自分の歯で噛むことによって笑顔で毎日を過ごせるように、僕は皆さんの歯を守りたいと思っています。これからも皆さんのお口の健康をサポートしていきたいと考えていますので、ぜひ一度足を運んでみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円(カウンセリング、CT撮影、かぶせ物を含む)、成人矯正/70万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/70万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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