全国のドクター9,154人の想いを取材
クリニック・病院 160,825件の情報を掲載(2021年4月21日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 名古屋市中村区
  4. 中村公園駅
  5. 藤本歯科クリニック
  6. 藤本 敬介 院長

藤本 敬介 院長の独自取材記事

藤本歯科クリニック

(名古屋市中村区/中村公園駅)

最終更新日:2019/08/28

145608

名古屋市中村区稲葉地町の住宅地に位置する「藤本歯科クリニック」は、地域密着型の歯科医院として2008年から地域医療を行っている。院内には手作りのポップや掲示物が多く、アットホームな雰囲気。院長の藤本敬介先生は、患者とのコミュニケーションを大切にしている。物腰がやわらかく、笑顔を絶やさない藤本先生なら、大人はもちろん子どもも親しみやすいだろう。そんな藤本先生はいま、子どもの歯のケアにも注力している。自身が2児の父として子育て中でもあり、「子どもの頃から歯を守る意識を高めてほしい」と語る言葉には実感がこもる。歯の健康が全身の健康増進につながるという考えに基づいた患者への情報発信も心がけている藤本先生に話を聞いた。
(取材日2017年9月15日)

アメリカでの生活が自身の歯に対する意識を変える

先生が歯科医師をめざすことにした経緯を教えてください。

1

伯父が歯科医師をしており、小さな頃から歯科医師という職業を身近に感じていたことが大きいですね。また、高校時代に父の仕事の関係でアメリカに住んでいたんですが、そこでの経験が歯への興味を強くしたと思います。アメリカでは、歯に対する考え方が日本と大きく違います。例えば、日本では証明写真を撮るときには口を閉じるように指示されますが、アメリカではむしろ口を開くよう指示されます。歯を見せて笑うことが一般的で、歯並びを良くするために子どもの頃からケアをするのです。そこで感じた歯に対する考え方と、人の役に立ちたいという思い、そして身近な親族に歯科医師がいたという要素が僕の進路を決めることになりました。歯科疾患は自然治癒しないものが多いので、悪くなったら治すのではなく「悪くしないための予防が大切」という考え方も、アメリカでの経験から学びました。

この地で開業したのはどうしてですか?

伯父の歯科医院も地域密着で行っていたので、私もそれが理想でした。そしてちょうど開業を考えていた頃、この場所で開業しないかという話があり、その話を受けることにしたのです。地域密着型の歯科医院をつくるには、この場所はちょうど良いですね。歯科は生死に関わる医療の分野ではありません。しかし、歯は生きていくために欠かせない部位です。よく噛んで食事を取ることは健康増進につながります。ひと昔前だと、患者さんにとっても“歯科医院は歯を治す場所”というイメージが強かったので、定期的なケアといってもピンとこない方も多かったかと思いますが、近年は世間にも予防歯科が広まっているので、患者さんの歯に対する意識も変わってきています。当院でもより注力していきたいと思っています。

来院される患者さんについて教えてください。

2

患者さんの多くは近隣にお住まいの方です。当院は電車の駅からは少し距離がありますが、バス停から近く、駐車場もあるので近隣の人々にとっては通いやすいのではないでしょうか。さらに、最近はインターネットで当院を見つけてこられる方も増えています。インターネットの力はとても大きいので、今後はインターネットを活用した情報提供にも力を入れていきたいです。患者さんの年齢層は、小さなお子さんから年配の方まで幅広いですね。お子さんが小さな頃から予防のために通うという意識は、とてもすばらしいことだと思います。

歯を守ることは健康増進につながる重要なこと

診療の際大切にしていることは何ですか?

3

一番は、コミュニケーションです。以前、伯父から「君は治療と会話で歯を治す」と言われたことがあります。冗談で言われたことだったんですが、僕の診療スタイルを的確に表している気がします。治療技術は訓練すれば力になるものですが、コミュニケーション力はすぐに習得できるものではありません。しかし、患者さんの気持ちを察したり、きちんとご説明して安心していただく上で、とても大切だと考えています。特に初診の患者さんは緊張していることが多いですよね。なので、意識的にお声がけしたり、受付で書いてもらった問診票をもとに会話したりして緊張をほぐすように努めています。もちろん、歯が痛くてどうしようもないという場合は、痛みを取り除く治療を優先しますが、それ以外の場合はできる限り治療前の説明をすることを心がけています。

子どもの歯科治療についても熱心でおられますね。

そうですね。小児歯科は開業以来行ってきましたが、ここ数年は特に力を入れているんです。というのも、私自身が現在6歳と4歳の子どもを子育て中だからです。大学でも小児期特有の治療について学んできましたが、子どもができた後は感じ方が変わりました。毎日家で子どもたちと接していると、子どもがどんなことに興味を持つのか、どんなことが嫌なのかもわかるようになりました。また、子どもを育てる親の気持ちも理解できますね。そういう面では治療以外のことで患者さんから教わることも多く、毎日が勉強です。親御さんの中には、乳歯は虫歯になっても大丈夫と考える方もおられますが、乳歯を守れなければ永久歯を守ることはできません。小さな頃から歯のケアの大切さを親子そろって知っていただけると幸いです。

「お口のケアが健康増進につながる」という考え方も大切ですね。

4

そうです。医学の進歩によって、歯と全身疾患の関係性が明らかになってきました。例えば、歯周病が生活習慣病と深い関係があることがわかっています。虫歯や歯周病が直接生死に関わるというケースはほとんどありません。でも、歯の健康を守ることは、生活習慣病を防ぐことにつながります。そう考えると、歯のケアが寿命を伸ばすためにも重要なんです。やはり「歯を悪くしないために定期的に通う場所」としての認識や、「健康増進のために歯医者へ行く」といった意識が高まっていくと良いですね。とはいえ、歯科医院を苦手とする方は多いと思いますので、当院ではスタッフ一同、患者さん第一で、通いやすい雰囲気づくりを意識しています。

「当たり前のことを当たり前にできる」歯科医院として

「通いやすい歯科医院づくり」のために意識していることは他にもありますか?

5

できるだけアットホームな雰囲気でいられるよう意識しています。例えば、院内に花や絵を飾ってやわらかい印象が出るようにしています。情報発信にも力を入れているのですが、手作りのポップや掲示物もたくさん作っています。また待合室にはモニターがあり、そこで歯科に関する先進の情報を常に流しています。過去に「患者さんに情報を押し付けてはいけないな」と感じた機会があって、今は2台のモニターを設置し、1つはテレビ番組、もう1つは情報発信用と分けています。いろいろなニーズに応えることも、通いやすさにつながるのではないかと思います。

チーム医療を行われていますが、スタッフにお伝えしていることはありますか?

基本的にはスタッフの自主性に任せています。スタッフがのびのびと仕事できる環境が、スタッフの力を最大限引き出せる方法だと考えています。大学では歯について深く学びますが、スタッフとの連携や歯科医院としてのマネジメントを学ぶことはできません。なので、開業してから手探りで勉強していった部分もあります。幸い当院は良いスタッフに恵まれました。うまく歯車が噛み合っているので、私が気づけなかった部分をサポートしてもらうこともよくあり、非常に感謝しています。そんな経験をすると、歯科医院は決して1人で運営できるわけではないことを実感します。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

6

「当たり前のことを、当たり前にできる歯科医院」として5年10年と続けていきたいです。患者さんの求めていることが何かをコミュニケーションで引き出し、そこからプラスアルファの部分まで提供していくことができるように、より研鑽を積んでいくつもりです。歯科の分野は小児治療から歯周病治療、審美歯科や矯正歯科、インプラント治療などの歯科口腔外科と幅広いです。なので、個人としてすべてに特化することは現実的ではありません。だからこそ、チーム医療として他院との連携も強めていけたらとも考えています。歯を守ることは全身の健康増進につながりますから、地域医療を通して、地域の方々の健康に貢献していきたいですね。ちょっと疑問に思ったことや相談事があれば、歯科の窓口として当院を訪ねていただければ幸いです。

Access