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竹田 康子 院長の独自取材記事

たけだデンタルクリニック

(岐阜市/各務原市役所前駅)

最終更新日:2020/04/01

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山々が見渡せるのどかな場所にある「たけだデンタルクリニック」は、家族4世代が通うという地域に根づいた歯科クリニック。院長は竹田康子先生。小児から高齢者まで全般に治療を行う中、心がけるのは患者に寄り添う丁寧な説明であり、患者の納得と合意を得てから治療を進めるインフォームドコンセントだ。「女性ならではの気配りを全面に打ち出していきたい」と、在籍する複数の歯科医師とスタッフとともに、患者一人ひとりの生活背景にまで配慮した診療を心がける。得意とするのは入れ歯治療。患者が噛みやすく食べやすい入れ歯を作ることを追求し高齢者の健康に貢献する。優しいまなざしの竹田院長から、地域の患者に向けられた温かな想いを存分に聞いた。
(取材日2020年2月25日)

女性ならではの気配りと丁寧な説明で患者に寄り添う

クリニックの特徴を教えてください。

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2006年の開業した当初は、別の先生が院長を担っていました。今から7年ほど前にその先生が独立することになったので、私が受け継ぐことになり院長に就任したんです。前任の院長も患者さんのことを第一に思って治療していて、その部分はそのまま引き継いでいます。ただ交代してからは、患者さんが話しやすい雰囲気をもっと高めたくて、女性ならではの細かい気配りを重要視しています。ですから、スタッフもみんな、患者さんととてもフレンドリーに接していますね。クリニックの西側には、車いす専用の玄関と待合室、トイレを設置し、バリアフリーで広々としたスペースを確保しています。高齢者や小さなお子さんをもつご家族が気軽に通えるようにしているほか、当院が所属するグループの介護老人保健施設が近隣にあり、そちらの患者さんも受け入れやすいつくりになっています。

患者さんとの接し方で、どのようなことを大切にされていますか?

患者さんとのすり合わせ、インフォームドコンセントをきちんと行うことを大切にしています。患者さんが要望されることの中には、できることとできないことがありますので、理想と現実を埋め合わせていくことが肝心だと思います。例えば、ぐらぐらの歯を残したい、動かないようにしたいと言われても、やむを得ず残せないという場合は、その理由をしっかりご説明し納得していただいた上で次に進むようにしています。ただ、日にちを置いて、次に来院された時に同じことを言われる患者さんもいらっしゃるので再度ご説明したり、ご納得いただけないなら別の方法を提示したりします。そうした時のメリット、デメリットをしっかりお伝えすることも念頭に置いています。

治療の際に心がけていることは何ですか?

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患者さんは、口の中で何をされているかわからないと恐怖心が出てきてしまいます。ですから、治療の最中は「今何を行っているのか」をお話ししながら進行します。自分が患者さんだったらと考えると、いきなり削られるのは嫌ですから。お子さんの診療では、親御さんへの説明を重視しています。お子さんにこういうことをしていくよと伝えてもわからないことがありますので、親御さんに「こういう治療を行います。期間はこれぐらいです」としっかりお伝えして、お願いしますとなった段階でお子さんに向き合います。お子さんには虫歯治療やフッ素塗布を中心に行っており、小児矯正を希望される方には、専門の先生を紹介しています。歯は一生使っていくものですから、そこはしっかり矯正専門の先生のほうで診ていただくほうが安心だと思います。歯列が気になる方からの相談はよく受けていますね。

連携を取り合い、患者の生活背景を考慮した対応に注力

複数の女性歯科医師が在籍していますが、どんなメリットがありますか?

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非常勤の歯科医師が他に2人在籍しており、全員女性の3人体制です。お子さんは、女性の歯科医師だとあまり恐がらずに入ってきてくれますし、高齢者の方ですと、何でも言いやすいかもしれないですね。どの歯科医師も患者さんとよく話をしています。複数いると、1人では対処できない治療もどうしたらいいかをいろいろ相談しながらできるので、院内でのセカンドオピニオンが可能になります。1人の先生がこの方法でいきたいと考えたことをもう1人の先生にその場で相談ができたり、患者さん1人に複数の歯科医師がついてサポートすることも。それに、待ち時間も少なく、できるだけ予約時間ぴったりに治療室に入っていただけるメリットもあります。

スタッフについて教えてください。

スタッフは歯科衛生士が2人いますが、1人は開業当初から、もう1人は10年以上勤続しているベテランばかりです。メンテナンスや患者さんへの説明、歯磨き指導や家での注意点に関するアドバイスなど、その方の生活習慣を考えながら一人ひとりに合った対応をしています。長く勤めているだけあって、地域や家族構成のことがよくわかっていて、患者さんと良い関係ができておりたいへん頼りになります。家族の中に虫歯の方がいると全員虫歯になってしまうこともありますし、歯のことですからどんな食事を取っているかなど、患者さんの生活背景を把握していることはとても大切ですね。

歯科医師やスタッフの連携はどのように取られていますか?

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朝のミーティングだけでなく、普段の診療中にその都度、皆で声かけをしながらすべての情報を共有していますので、誰が担当しても安心して診療できるようになっています。例えば、カルテの中に記入するスペースがとってあるので、誰でも気づいたことは細かく記録をとることもしています。私はあまり地を出さないようにして、「こうしたほうがいい」と上から伝えることはほとんどしません。何でも率先して自分で考えてやっていってほしい。自主性を大事にして任せていきたいと思っているんです。

どんな時に喜びを感じますか?

患者さんのおいしく食べられるようになったというお声を聞くのが一番うれしいですね。また、入れ歯が合わず悩んでいたという方に、ここで作った入れ歯がすごく合うと言われた時はやりがいを感じました。入れ歯が合わないと口の中に傷ができてしまうこともありますし、うまく噛めない、ご飯が食べられないとなってしまうことも。多くの場合入れ歯を使われるのは高齢の方なので、誤嚥につながってしまっては大変です。できあがったとしても、少しでも違和感があると言われる場合は、何度でも調整をし続けることを心がけています。

かかりつけとして家族ごと生涯にわたりサポートしたい

医科クリニックとの連携もされているとか。

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はい。近くに兄が院長を務める内科クリニックがありまして、歯の治療をしてほしいと紹介はよく受けますね。こちらからは、例えば歯を抜かないといけない場合、高血圧の患者さんは歯科の治療が難しくなりますし、飲んでいる薬によっても気をつけなくてはならないことがありますので、相談したり確認をとりながら進めていきます。内科クリニックが近くにあるというのは、何かあったとしてもそこで診てもらえるという安心感があるのではないでしょうか。全身の配慮ができるのも連携がとれているからだと思います。

地域の方々の予防への意識はいかがですか?

私がここに入った最初の頃は、皆さん予防の意識は低かったですね。「寝る前は必ず磨いてほしい。虫歯や歯周病の予防にもなりますよ」と歯磨きの大切さを伝え続けた結果、最近は予防の意識が根づいてきたように感じています。歯周病がひどく、毎回出血して歯もぐらぐらで減りつつあった方でも、歯磨きを続けることで状態の改善に結びついたということもありました。クリニックを頼るだけでなく、家での手入れの仕方でこんなに変わるんだと実感してもらい、意識を変えていくことが大事です。一方で、3ヵ月に1度のペースで検診に通われる方も増えてきています。ただ、現状に甘んずることなく、予防の啓発にはさらに力を入れていきたいと考えています。

今後の抱負について教えてください。

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当院は、曾孫さんまで4世代にわたり家族で通ってくださる方が多いです。今までのように地域の患者さんとの関係を紡ぎ、生涯にわたりお付き合いしていけたらと思います。3歳だったお子さんが高校生になって「こんなに小さかったのにね」という話をしたり、以前はしゃきしゃきとしていた方がゆっくりな動きになられた場合には、家族の方に「車の運転を控えたほうがいいですね」とお伝えすることも。地域の方々に向けて、一人ひとりの人生を診るというスタンスを守っていくことが今後の目標です。

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