検診・治療前の素朴な疑問を聞きました！

Q貴院の矯正治療の特徴は？

A

当院の矯正治療は豊富な臨床経験をもとに、専門性の高い知識や技術を駆使し、幅広い症例に対応させていただきます。歯並びが悪い原因は一つではなく、悪習慣、歯の問題、骨格の問題とさまざまです。原因を考えずに歯を整えることだけを考えてしまうと、たとえ歯がきれいに並んだとしても後戻りしたり、噛み合わせがずれ、顎関節症を引き起こしたりすることも考えられます。矯正治療は費用や時間のかかる治療ですので、正しい知識のもと適切な治療を行うことが大切です。安易に考えるのではなく、まずは納得いくまでご相談いただければと思います。

Qどんな矯正方法に対応しているのでしょうか？

A

ワイヤー矯正からマウスピース型装置を用いた矯正まで、さまざまな矯正に対応しています。最近では取り外しができ、矯正中でも目立ちにくいマウスピース型装置を用いた矯正をご希望の方が多いですね。ただし、すべての症例に適応となるわけではなく、患者さんの骨格や歯並びが悪くなっている原因によって適切な矯正方法は異なります。まずはしっかりと検査を行い、原因を見極めた上で、患者さんの希望も考慮しながら矯正方法をご提案します。ご提案の際にはそれぞれの矯正法の見込まれるメリット・デメリットを説明しますのでご安心ください。また、骨格の問題などで大がかりな外科手術が必要となる場合には、適切な医療機関をご紹介します。

Q矯正は何歳からスタートできますか？

A

年齢に制限はなく、その年齢に合った方法でスタートさせることができます。特に小さなお子さんの場合は、口周りの悪習慣を正すことで、より良い口腔育成につながることも望めます。お子さんの歯並びが気になるようであれば、前歯が生え替わる5〜6歳頃を目安に一度受診していただければと思います。ただし、下顎が前に出ている受け口の場合は、もう少し早い3〜4歳で治療をスタートさせると大がかりな手術を回避できることも期待できます。成人矯正の場合は、年齢に制限はありません。いつからでも始められますし、遅すぎることもありません。自分の暮らしのタイミングを見て、ご相談いただければと思います。

検診・治療START！ステップで紹介します

1初診相談

まずはカウンセリングからスタート。患者が悩んでいることや希望について細かく聞き、矯正の方法について相談。そして費用や期間などについて詳しく説明する。「矯正をするかどうか即答する必要はないので、説明を聞いてじっくり考えてほしい」とのこと。

2精密検査

適切な矯正治療を行うために、口腔内の写真を撮影したり歯科用CTを用いたりして現在の歯並びの状態を適切に把握していく。歯科用CTでは歯茎の中に隠れた歯や骨の状態までしっかりと確認できるため、矯正を行う上で有用な機器だという。

3矯正計画の立案

検査結果と患者の希望をもとに矯正方法を決定。矯正計画を立案する。虫歯や歯周病がある場合には、矯正をスタートする前にその治療を行う。急いでいるからといって、そのまま矯正をスタートさせてもスムーズに進みにくいという。まずは健康な口腔を取り戻すことが大切だという。

4矯正開始

ワイヤー矯正の場合は装置を取りつけて矯正がスタート。矯正装置を取りつけている間のセルフケアの方法や、生活の注意点も確認しよう。マウスピース型装置の場合は装着時間を守ることが大切。矯正開始後は歯が動く違和感や痛みを感じることがあるが、徐々に和らいでいくことが望めるとのこと。

5保定・メンテナンス

ワイヤー矯正の場合は1ヵ月に1度程度、マウスピース型装置を用いた矯正の場合は2～3ヵ月に1度程度の通院を約2年ほど続ける。定期的に口腔内のチェックをし、不具合があれば調整。矯正後は後戻りをしないように保定が必須だという。