松本 啓嗣 院長の独自取材記事
ひろ歯科クリニック
(伊丹市/中山寺駅)
最終更新日:2026/09/09
伊丹市鴻池、県道335号に面したマンションの1階にある「ひろ歯科クリニック」は、伊丹市出身で家族も歯科医師だという松本啓嗣(ひろし)院長を中心に、地域住民の口腔環境と健康を支えるべく診療を続ける歯科医院。虫歯治療をはじめ、根管治療や入れ歯、歯列矯正、インプラント治療など幅広い診療に対応し、患者一人ひとりの悩みに寄り添っている。2026年には同院の隣に完全個室の診療室も設け、子ども連れの患者も周囲を気にせず治療やメンテナンスを受けられるよう環境を整備。子育て中でも自身の健康を大切にしてほしいという思いから、親子で通いやすい歯科医院づくりにも力を入れている。「お口を大切にすることから、自分自身をいたわる習慣を身につけてほしい」と語る松本院長に、同院の特徴や歯科医療への思いを聞いた。
(取材日2026年7月15日)
歯科医師2人体制で、専門性の高い領域にも幅広く対応
まずは、ひろ歯科クリニックの特徴について教えてください。

当院はいわゆる町の歯医者さんとして、地域の皆さんのお口の健康を支えることを大切にする歯科医院です。私が一般歯科を中心に、虫歯治療や歯周病治療、根管治療、補綴治療、インプラント治療などを担当し、矯正歯科を専門とする松本高明先生と連携しながら診療を行っています。矯正では、ワイヤーを用いた矯正だけでなく、マウスピース型装置を用いた矯正にも対応しており、小児から大人まで、歯並びに関する幅広い悩みにお応えできることも当院の強みです。現在、歯科の分野は専門性が高まり、一つの治療分野に特化した歯科医院も増えています。しかし、患者さんからすると「どこに相談したら良いのかわからない」ということもあると思います。そのため当院は一つのことに特化することなく、まずは気軽に何でも相談していただける、身近な歯科医院でありたいと考えています。
先生の診療方針をお聞かせください。
医療は困っている人を助けるものだと思っていますから、まずは患者さんの訴え、つまり痛みなどの症状の改善を図ります。その上で「なぜその症状が起きたのか、次に起きないようにするにはどうしたらいいのか」という点に注目し、根本的な原因を突き止めてそこを治療するように努めています。新しいエックス線CT装置や、患部を大きく拡大して見られるマイクロスコープでは、人の目による見逃しを防ぎ、原因につながる情報が得られます。また、歯科医師やスタッフが患者さんのお口を見てお話をじっくりとお聞きする中で、患者さんの生活習慣や持病と、起きているお口の症状との関係が見えてくることもあります。このようにして明らかになった問題の改善を図ることが、良い状態の維持や症状の再発防止につながるのです。
なぜ、原因へのアプローチを重視されているのですか?

歯、特に永久歯はいったん生えると同じものをずっと使い続けることになります。ただ、長い間使っていると、どうしても汚れや疲労が蓄積しますし、虫歯になったり欠けたりすることもあります。歯科医師は、乳幼児から高齢者の診療まで行うので、そのような歯の変化をよく知っていますし、今は大丈夫そうに見える歯でも「このままの状態が続くと、将来こうなりそう」と予見できることもあります。だから「今の症状に応急処置で対応するだけでは、歯科診療としては十分ではない」と思うのです。患者さんがいつまでも食事を楽しみ、全身の健康を長く維持するために、根本的な治療を行うことでトラブルの繰り返しを断ち切ることをめざし、口腔内の良い状態を保ってほしいと考えています。
定期的なメンテナンスで健康な口腔環境を維持
治療した歯やお口を良い状態に保つためには、どうすれば良いのでしょうか?

過去に症状があったり、失った歯がある場合は、これ以上悪化させないための治療や処置を行うことが大切です。そこで当院では入れ歯やインプラント治療にも力を入れ、患者さんの状況に適した治療方法を一緒に考えるようにしています。また、治療をして終わりではなく、その後も良い状態を保つためにはケアが欠かせません。毎日の歯磨きやお口のケアはもちろん大切ですが、忙しい日々の中で十分にできないこともありますよね。実は私自身もあります(笑)。だからこそ、定期的に専門家の目で確認する必要があるのです。受診の間隔が1年ほど空くと、汚れや虫歯が悪化してしまうこともありますが、3ヵ月程度であれば大がかりな治療になるケースは少なくなります。患者さんのお口の状態に合わせて、3ヵ月から半年に1度のメンテナンスがお勧めです。
新たに個室の診療スペースを設けたそうですね。
自分が子どもを持ったことで、子育て中の親御さんが自分自身を大切にすることの難しさを感じるようになりました。子どものことを優先するあまり、自分の治療やメンテナンスが後回しになってしまう方はすごく多いと思います。実際、子育ては大変だから仕方がない面もあるのかもしれませんが、だからこそご自身の健康も大切にしてほしいなと考え、個室の診療スペースを設けました。お子さんが泣いてしまっても周囲を気にする必要はありませんし、親子でゆっくり治療やメンテナンスを受けていただきたいと考えています。キッズサークルを設置し、大きなモニターではアニメも楽しめるようにしています。治療後のカプセルトイなども含めて、少しずつ「歯医者さんは楽しい場所」と感じてもらい、親子で歯科医院に通う習慣を身につけてもらえたらうれしいです。
歯科診療では、スタッフさんが果たす役割も大きいのでは?

歯科診療は歯科医師だけで完結するものではなく、歯科衛生士やスタッフが患者さんと接する時間も長いため、院内の雰囲気づくりはとても大切だと考えています。当院は明るく優しいスタッフがそろっていますので、さまざまな場面でフォローしてくれますね。皆のおかげで、患者さんには安心して通っていただける環境になっていると感じています。また、近隣の歯科医師の先生方との連携も大切にしています。難しい症例を1人で抱え込むことは、患者さんにとって本当に良い選択とは言えません。患者さんの健康を第一に考えれば、それぞれの分野で知識や技術を持つ先生と協力することが大切です。日頃から信頼関係を築きながら、必要に応じて適切な治療につなげられる体制を整えていきたいです。
子どもの頃から健康を守る習慣づくりを
今後、力を入れていきたい診療について教えてください。

虫歯や歯周病は、悪化してしまうと現状維持が精いっぱいになり、場合によっては抜歯が必要になることもあります。だからこそ、できるだけ早い段階から歯を大切にする習慣を身につけてほしいと考えています。子ども自身が予防を意識するのは難しいですが、幼少期から定期的に歯科医院へ通う習慣があれば、それが将来の健康を守る土台になります。今後はMFT(口腔筋機能療法)にも取り組み、お口の正しい使い方や機能を育てるためのサポートにも力を入れていきたいです。小さい頃から自分の体を大切にすることを当たり前に感じてもらうことが、大人になってからの健康にもつながると思っています。
お忙しい毎日だと思いますが、先生のリフレッシュ方法を教えてください。
実は空手を始めて、道場に通っています。最初は子どもと遊ぶ体力をつけようと思っただけだったのですが、今では試合にも出場していますよ。体を動かして自分自身と向き合う時間は、良いリフレッシュになっていますし、いつかは子どもと一緒に道場に通えたらうれしいですね。また、子どもたちと一緒に暮らす保護猫が、帰宅した時に出迎えてくれる姿にもいつも癒やされています。仕事では患者さんのお口の健康と向き合っていますが、家に帰れば家族との時間からたくさんの元気をもらっています。
最後に、地域の方へメッセージをお願いします。

当院では、「今」だけでなく「将来」の健康にも目を向けて治療やアドバイスをしていくことを何よりも大切にしていす。ただ、そういった治療ができるのは、患者さんとの信頼関係があればこそですし、最終的に治療方針を決めるのは患者さんです。特に初診の患者さんとはじっくりとお話しして、お互いのことをよく理解しながら、治療に入っていければと思っていますので、気軽に相談してくださいね。あれこれとお話ししましたが私自身も厳しいことは苦手なタイプなので(笑)、日々のケアの大変さはよくわかります。だからこそ、患者さんには「歯科医院をうまく利用して、歯を守る最低限のポイントやケアのコツを身に着けよう」という軽い気持ちで来てもらえるとうれしいです。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正/60万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/75万円~、インプラント治療/40万円~、ホワイトニング/2万5000円~、エアフロー/2000円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

