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奥村 竜也 院長の独自取材記事

みずほ歯科クリニック

(名古屋市緑区/徳重駅)

最終更新日:2024/08/15

奥村竜也院長 みずほ歯科クリニック main

緑区東神の倉にある「みずほ歯科クリニック」。外観はやわらかな緑色で爽やかな印象だ。中に入っても天井が高く、暖色系で温かみがあるのは、圧迫感や不安がないようにという院長の奥村竜也先生の心遣いの表れ。一般歯科、小児歯科、予防歯科、審美歯科など、幅広い歯科診療が可能。患者は近隣の住民を中心に、中には4世代で通う家族もいるそう。衛生面も安心で、口腔外バキューム(治療等で空中に舞った金属片を吸い込む機器)が導入され、さらに強力な空気清浄機があり歯科医院独特のにおいも感じない。こだわりあふれる奥村先生に、日々の診療への思いやクリニックの特徴、今後の展望に至るまで、じっくり話を聞いた。

(取材日2016年8月5日)

患者の長い人生を思いやりながら同じ目線で話す

どのような患者さんが多いですか?

奥村竜也院長 みずほ歯科クリニック1

生後間もない赤ちゃんからお年寄りまで、かなり幅広い年齢層の患者さんが通われています。中には3世代のご家族もいらっしゃいますし、ひ孫さんまで4世代で来ていただくこともあります。症状も実にさまざまで、歯がぐらぐらする、腫れた、歯石を取ってほしい、入れ歯が合わない、歯並びが気になるなどです。近年は検診に来られる方も増えてきました。地域に根差した歯科医院は、幅広い診療ができないと患者さんには満足いただけません。開業して13年になりますが、最近は別の区から来られる患者さんも増えてきて、地域に浸透できてきているのかなと感じています。ご親族からの紹介やクチコミで知っていただくことが多いようです。

診療で大切にしていることは?

歯科医師が痛くない治療をするのは当たり前です。では、それ以外に患者さんが求めるものは何かという時に、「説明をちゃんとしてくれる」「話をちゃんと聞いてくれる」などの部分だと思います。当院の軸として、「自分が患者だったらこうしてほしい」ということを素直にやっていこうと考えています。そうすれば患者さんにとっての安心・信頼につながるはずです。開院してから今日まで、患者さんが嫌な思いをするだろうということは、自然にしなくなっていきました。医院名にしても、患者さんが緊張しないように丸みのある名前にしたいという思いが出発点。結果的に姪の名前をとって「みずほ」にしたのですが(笑)、その思いもあって医院全体がやわらかい印象になってるのではないかなと思います。

患者の話を聞くことを重視しているのですね。

奥村竜也院長 みずほ歯科クリニック2

はい。患者さんとお話する時は決して上から目線にならないよう、椅子を低くして患者さんと向かい合います。まずは患者さんにリラックスしてもらい、いろいろとぶっちゃけて話してもらいます(笑)。私からは、なぜ悪くなったのかという理由を丁寧に伝えて、生活習慣についてもアドバイスします。例えば、虫歯は甘いものが原因ではなく、食べ物が口の中を通る回数が多い人が虫歯になります。1日3食だけならあまり虫歯になりません。虫歯が多い方には、間食を1日何回食べるのか、どのような間食を食べているのかなど生活の背景まで探っていきます。その上で、生活の中で毎日できる口腔ケアをアドバイスしていきます。患者さん自身は原因が正確にわからないのですから、歯科のプロがアドバイスすることは責任ですし、患者さんの長い人生を思いやるのが心を尽くすことだと思います。

妥協のない根管治療で歯の寿命の延伸をめざす

特に力を入れている診療はありますか?

奥村竜也院長 みずほ歯科クリニック3

歯の根の治療と入れ歯です。根の治療をきちんと行うことで歯の寿命を延ばすことが期待できますので、根管治療は絶対に妥協しません。水と超音波によって掃除できる機器を使って、根管の殺菌消毒まで徹底しています。どの工程も自分の目と手で行うので時間がかかるのですが、数年で駄目になるような治療は絶対にしたくないので、どうしても細部までこだわってしまうのです。その点もご理解いただいて治療させていただいた患者さんには、きっと長持ちすると実感いただけると思います。そして、治療後はメンテナンスが重要ですので、協力していただけるようにもご説明しています。

入れ歯についてもこだわりが?

はい。特に大きな入れ歯、つまり必要な歯の本数が多い入れ歯を作る場合には、一度まず型を採り、それをもとに型を採る用のトレーを作ります。それを使ってもう一度型を採り作製することで、患者さんにぴったりのものを作っています。ここまでやる歯科医院さんはあまりないと思うのですが、ピタっと合って痛くない入れ歯を作りたくて、ひと手間加えています。最初に患者さんに合う入れ歯を作れたら、その後の調整も非常に楽になるので、患者さんの負担も軽くなります。昔勤務していた歯科医院の院長がこの工程で入れ歯を作っておられて、大切だなと感じました。こちらも工程を増やす分、時間はかかるのですが、治療から噛めるようになるまで、何より患者さんがご満足されるまで私は付き合わせていただきます。

小児歯科の診療も特徴の一つだと伺いました。

奥村竜也院長 みずほ歯科クリニック4

おびえている子にはいきなり治療せず、「歯科医院は怖くないよ」といことをしっかり伝えるようにします。治療の器具で遊ぶことからスタート。風をシューっと手にあてたり、バキュームは口の中の掃除機なんだよと言って皮膚や頬を吸って体験してもらったり。親御さんはさっさと治療してくださいと思われるでしょうけど(笑)、子どもは怖がると来なくなりますから、慣れるまでは遊びだけにさせていただきたいと思っています。子どもが暴れない治療ができれば、子どもも親御さんも歯科医師も、3者が喜ぶ治療になりますから。安全に治療を行うために、最初に歯科治療がどういうものか慣れてもらう時間はとても大切だと考えています。実際に治療が始まると、お子さんの目の前に椅子を用意して、親御さんにすぐ横で見ていただくようにしてお子さんの治療をオープンにしています。

メンテナンス方法までカバーするのが真の歯科医師

ホワイトニングをゆったりと受けられるのもうれしい点です。

奥村竜也院長 みずほ歯科クリニック5

歯の治療だけでなく、ホワイトニングのご要望が多かったので、3年ほど前から専門の企業と提携しました。こちらは当院の歯科衛生士がきっちり勉強した上で提供しています。責任感を持って、自発的に患者さんのために頑張ってくれているので、私も安心して歯科治療に専念できています。患者さんにご満足いただけるだけでなく、歯科衛生士の活躍の場が増えて良かったと感じています。

歯科医師を志したきっかけを教えてください。

実家が観光地の土産店で、小さい頃からレジや接客を任されていました。忍耐力やお客さまの気持ちをくむことなどは、その頃に培われたかもしれません。高校生の時にテレビに歯科医師が出ている健康番組のようなものを見て、そういう仕事もあるんだと将来の選択肢に入ってきました。いざ受験勉強を始める段階になって、独学で勉強をしました。負けず嫌いの性格で、地道に諦めずにやる姿勢はやはり店番の成果だと感じています。患者さんの困っていることを察知して、満足していただけるように力を尽くして、笑顔で帰っていただくことで、こちらの気持ちが満たされる、という一連の流れは、歯科医師の今でも同じで、自分が小さい頃の店の手伝いの延長線上に今もいるようだと不思議な思いがします。

今後の展望をお聞かせください。

奥村竜也院長 みずほ歯科クリニック6

開院当初は、5年くらい歯科医院に通っていないという方や、治療だけで1年はかかるというような状態の患者さんが結構おられました。それが開院以来、お口は治療して終わりではなく、その後のケアや予防がいかに大事であるかを説明したり、日頃のケアについてアドバイスしてきた地道な行いの成果もあってか、お口の状態が悪い人が少なくなってきたように思います。患者さんも自宅でのケアを真面目にしてくださるようになりました。これからも患者さんに当院での診療に満足していただき、笑って帰っていただきたいですね。そして、安心・信頼を積み上げていく姿勢はくずさず、一人でも困っている方を救って差し上げたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

治療するだけでなく、治療した上で管理する方法や長持ちさせるコツまで伝えてくれるのが本当の歯科医師だと思います。そういう点が歯科医院を見極める一つの指針になるのではないでしょうか。私は患者さんが自信の歯を一生使えるように、日々、診療にあたっています。また歯科医院は痛くなったときだけ来る場所ではないと考えています。お口のことで困ったら何でも気軽に聞きに来てください。ゆったりリラックスしてお話ししやすい雰囲気を整えてお待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング(前歯12本の範囲)/1万5000円~(メンテナンス8000円~)、オールセラミック/9万円~、

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