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笑顔で歯科医院に通えるように
子どもの予防歯科の目的とポイント

まさき歯科こども歯科

(名古屋市中区/金山駅)

最終更新日:2023/06/01

まさき歯科こども歯科 笑顔で歯科医院に通えるように 子どもの予防歯科の目的とポイント まさき歯科こども歯科 笑顔で歯科医院に通えるように 子どもの予防歯科の目的とポイント
  • 保険診療

歯を病気などのトラブルから守るための予防歯科。その大切さが一般に広まる中で、子どものうちからの予防歯科に関心を持つ親は少なくない。一方で、「小さな子どもが泣いてしまったらどうしよう」「無理やりやらせてもいけないのでは……」と二の足を踏んだり、いつ頃から通うのが良いのか判断がつかなかったりして、「いずれ通えるようになったらいい」と、受診を先送りしてしまうこともあるだろう。子どもの診療を中心に研鑽を積み、「まさき歯科こども歯科」でも非常勤の歯科医師として子どもの診療にあたる平場鉄也先生によると、「物心がつく前から通い始めるのが理想」とのこと。平場先生に、子どもが歯科医院に通い始めるのに適したタイミングや子どものうちから予防歯科に取り組むメリット、親の心構えなどについて話を聞いた。

(取材日2023年4月6日)

子どもが泣いてしまうのは当たり前。環境に慣れるためにも、物心がつく前に受診の習慣をつけよう

Q子どもは何歳くらいから歯科医院にかかると良いのでしょうか?
A
まさき歯科こども歯科 小児歯科の経験が豊富な平場先生

▲小児歯科の経験が豊富な平場先生

下顎の前歯が生え始める、生後7〜8ヵ月頃のタイミングで一度歯科医院を受診するのが望ましいといえるでしょう。離乳食が始まる時期でもありますし、どんどん乳歯が生えてくるので口腔環境も月単位で変化します。トラブルも起きやすくなるので、「乳歯が生えてきたから、歯磨きの仕方を教えてもらおう」くらいのスタンスでご相談いただけると良いかと思います。もっと理想をいえば生後2〜3ヵ月くらい、お母さんが授乳に慣れてきた頃から受診するのも良いと言えます。歯が生えていない段階でも、噛み合わせや歯並びのチェックはできるんですよ。適切な発育に役立つアドバイスなどもしています。

Q何もトラブルがなくても受診したほうが良いのはなぜですか?
A
まさき歯科こども歯科 将来的なトラブルを防ぐためにも気軽な受診を

▲将来的なトラブルを防ぐためにも気軽な受診を

月単位で変化する口腔内の状況に合ったケアや対処方法を考えて実践していくことが、将来的なトラブルを防ぐことにつながるんです。3歳未満のお子さんの場合、チェアに座ってじっとするのも難しく治療が行えないので、そういった時期に虫歯ができないように対処するためにも定期チェックは欠かせないと思います。それに、家事に仕事に大変な親御さんにとって、毎日お子さんの歯を磨くというのはご苦労も多いと思います。歯磨きを嫌がって泣いてしまうお子さんに頭を悩ませているといった声も耳にします。「大変な子どもの歯磨きをプロにおまかせする」くらいの気持ちで利用してもらえると、親御さんの負担も軽くなるのではと思います。

Q診療中、子どもが泣いてしまうのはご迷惑になりませんか?
A
まさき歯科こども歯科 早めの歯科医院デビューが大切

▲早めの歯科医院デビューが大切

当院では、最初はマットを敷いたスペースで寝転んでもらった状態でチェックなどを行いますが、特に0〜2歳くらいまでのお子さんは必ずと言っていいほど泣いてしまいます。親御さんにもあらかじめ、「泣くのは当たり前のことですよ。何の問題もありませんから」とお伝えしていますし、回数を重ねて慣れてくれば、最初は泣きじゃくっていたお子さんも落ち着いてくるものです。むしろ、自我が芽生えた3歳以降に歯科医院デビューとなると、かえって「ここは怖い場所だ」と自覚しやすく、場合によってはトラウマになってしまうことも考えられます。トラウマをつくらないという意味でも、早めに慣れておくことが大事だと思います。

Q子どもの歯科医院選びのポイントを教えてください。
A
まさき歯科こども歯科 同院はキッズスペースを確保し子どもが通いやすい工夫をしている

▲同院はキッズスペースを確保し子どもが通いやすい工夫をしている

まずは小児歯科を専門に経験を積んできた歯科医師が在籍しているかを確認することをお勧めします。設備面ではキッズスペースや、例えば当院のように、マットを敷いたお子さんのケア専用のスペースがあるといったように、小さいお子さん向けの診療スペースを設けているところもチェックしてみましょう。お子さんのケアでメインとなるのは、歯磨きとフッ素塗布です。基本的に大人の診療で使うような機械類は使わず、手作業でできることを行っていきます。虫歯の兆候がみられた場合には、進行を防ぐためにお薬を塗ることも。フッ素塗布の頻度の目安は3ヵ月に1度ですが、お子さんの口腔内の変化を観察するためにも月1回程度受診が望ましいです。

Q家庭でのケアについてアドバイスをお願いします。
A
まさき歯科こども歯科 気軽な気持ちで歯科医院を利用してほしいと話す平場先生

▲気軽な気持ちで歯科医院を利用してほしいと話す平場先生

親御さんには歯磨きの際に泣かれることにストレスを感じなくていいですよ、とお伝えしています。あとは、なるべくシンプルなケアに努めましょう、ともアドバイスしています。よく「1日何回磨いたら良いんですか?」「朝晩磨かないとだめですよね」といった相談を受けるのですが、例えば磨き残しのある60点の仕上がりの歯磨きを何度繰り返しても、労力ばかりかかって100点には近づけません。限りあるお母さんの労力を無駄にしないためにも、しっかり1回でやるほうが良いと思います。どうしても嫌がって歯磨きをさせてもらえないのなら、食事やミルクの後に水やお茶を飲んでもらいましょう。多少でも汚れが取れていれば良いですから。

ドクターからのメッセージ

平場 鉄也先生

乳歯から永久歯に生え替わる時期は虫歯になりやすく、例えば3ヵ月スパンで受診していた場合、次の受診までの間に虫歯が進行したり、脱灰して歯の質が弱くなってしまったりするのも珍しくありません。お子さんの歯のケアは何よりも初動が肝心です。歯並びや噛み合わせ、歯そのものが整った状態で強く成長していくためのアシストとしての小児予防歯科、と捉えていただくと良いかと思います。また、早くからお子さんの受診をスタートすることは、親御さんにとってもベーシックな考え方や対処法を身につけるために大事だと思います。堅苦しく考えず、「きれいにしてもらえて良かった」くらいの気持ちで小児歯科をご利用ください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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