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伊藤 真英 院長の独自取材記事

いとう歯科クリニック

(豊川市/伊奈駅)

最終更新日:2019/08/28

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愛知県豊川市、名鉄伊奈駅から歩いてすぐの医療モールにある「いとう歯科クリニック」。大きな三角屋根が目印の院内には、天窓から明るい光が差し込み、キッズスペースにはたくさんのおもちゃがそろえられている。今年10周年を迎えた当院で、一般歯科、小児歯科、ホワイトニングなどの治療を行うのが、院長の伊藤真英先生だ。当院へは地元だけでなく、新城市、東栄町、三重県桑名市や静岡県浜松市からも患者が訪れているという。伊藤先生が多くの人に愛されているその魅力とは何なのか、探っていった。
(取材日2016年9月29日)

「ここにきてよかった」と思ってもらえるクリニックに

医院づくりをする上で、こだわったことはありますか?

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窓を大きくして明るく、なるべくガラスから目線が通るように造りました。受付から外が見えるようにしないと、車いすの方やお年寄りの方がいらして、何かあったときにぱっと出ていけないですからね。こちらで気がつける範囲を広く持ちたかったんです。診察室はスペースを広くし、白を基調にピンクをアクセントにして、なるべく歯科らしくない色を使いました。親しみやすい雰囲気になるよう、建物には曲面を多く使っています。

先生の診療に対するスタンスをお聞かせください。

「優しい治療」をコンセプトにしています。優しいというとさまざまな解釈がありますが、患者さんから「ここなら安心して任せられる」と思ってもらえる治療や雰囲気づくりのことを指しています。治療でいうと、患者さんの健康のためにその方の立場や背景を理解して行う治療を心掛けています。時には患者さんの健康のことを考え、厳しいことを言うこともありますが、それは感情的になっているのではなく、その方にとって必要なことをお伝えするための言葉であることを理解していただけるとうれしいです。また、なるべく患者さんの負担が少ない治療も心掛けています。痛みは患者さんにとってマイナスでしかないですから、麻酔薬は温めるなど痛みが極力ないように考えてやっています。他には、患者さんへの言葉遣いや対応など、こまかいことですが、患者さんが「ここにきてよかった」と思ってもらえる雰囲気づくりを徹底しています。

先生がやりたい治療を進めるのではなく、患者さんに適した治療を一緒に考えてやっていくということですね。

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僕もプロなので専門知識はこちらのほうがあるものですから、できる限りお伝えした上で選んでもらいますね。抜かないといけないっていう判断についても、どうしてかを説明させてもらいます。時には、「抜かないとだめだよ」ってはっきり言うこともあります。それは患者さんの健康を優先するからこそで、何よりもわかったほうが安心ですからね。後で痛くなって患者さんが「なぜ痛いんだろう?」と思った時に、説明を受けていれば、「歯医者行かなきゃ」とか、「まだ様子を見てもいいか」と判断材料になるでしょう? ニーズに応えられないこともまだいっぱいありますが、なるべく一人でも多くの方に喜んでもらって帰ってもらうのが僕たちの仕事だと思っています。

口腔内をカメラで撮って、現状をきちんと伝える

診察において、普段心がけていることはありますか?

3

口腔内カメラで現状の写真を撮って、見てもらうようにしています。患者さんにとって、写真を見せてもらうのともらわないのとでは、だいぶ差があると思います。鏡で見せるというのは、時間がもったいないのでしていません。鏡なら患者さんも後から自分で見られますから。親知らずでもお子さんの歯でも、写真のほうが言葉よりはるかに伝わります。僕自身、小学生のころ、歯医者に通っていた際、説明をあまり受けずに不安な思いをしていた経験がありました。そのような経験があるからこそ、一人ひとりの患者さんとの会話や、患者さんが納得した上で治療に進むことなど、”患者目線”をに重きを置いているのだと思います。

お子さんと接する上で、気を付けていることがあれば教えてください。

お子さんにとって歯医者さんは怖いに決まっているので、治療をちゃんとできるよう、泣かせないようによく見ていますね。説明が必要なときは、必ず親御さんも巻きこんでお話ししています。そうでないとまた虫歯になってしまうケースが多いですから、教育的な意味も兼ねてお話ししています。お子さんも、自分で虫歯になったってわかってるんですけど、まずいなと思って初めてお母さんに言うんですね。口の中の写真を撮って見せてあげるとびっくりされますけど、本人も治療する気になって口をちゃんと開けてくれますよ。お子さんも一人の人間ですから、自立を促すというか、よく考えてもらえるようにしています。歯を磨くのも自分ですから。しっかり治してあげて「もう虫歯になっちゃだめだよ」と言いますね。6、7歳の頃、かかりつけ医でしっかり診てもらえてるかどうかは後にすごく関係してくると思うので、しっかり診て力になってあげたいです。

スタッフの方と職場づくりをされる上で、大切にしていることはありますか?

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認めること、でしょうか。開業当時は一人ですべてやっていた時期もあったんですけど、自分一人でやろうと思ってもできないこともでてきます。それに女性のスタッフのほうが、女性の患者さんの気持ちがわかって、気がつくところも多いんですよ。叱ることもありますが、だめなときは言ってあげないと、また失敗した時に患者さんに対しても失礼ですからね。従業員に共通するのは、仕事が好きということ。僕の背中を皆見てると思いますね。僕が油断するとだらけてしまうと思うし、きちっとやってると「ちゃんとやらなきゃな」と思ってくれると思います。たまにはオフの時間に従業員と顔を合わせて話をするのは大事なことだと思うので、皆で食事会をしています。フレンチレストランとか、普段行かない場所に連れて行ったりすることも。そうやって経験の場を提供することでスタッフに還元してあげたいと思っているんです。

口の中に関心を持ってもらうことが大事

学生時代は歯科領域以外の仕事の経験もあったそうですね。

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お酒はまったく苦手なのですが、かっこよさに憧れてバーテンダ―のアルバイトを始めました。それまで世間知らずの大学生だった僕は、お客さんや店長やバイト仲間たちとのそこでの4年間の経験を通して接客業の楽しさと難しさを学ぶことができました。歯学部は6年間大学に缶詰なんですが、人と接さないまま卒業してしまうのは良くないですから。それと、入学前の集まりの時に、学部長に「これからの時代、歯科医院はものすごく増えるから、生半可な気持ちじゃやっていけない」と言われたことがあります。それで卒業して開業するまでの間にお金をためて、なるべく早く開業しないと、と思いましたね。大学時代は歯科医師に求められるニーズとは何だろうとずっと考えていた学生生活でしたね。

お休みの日はどのようにお過ごしですか?

ショッピングやドライブをしたり、英会話スクールに行ったりしています。いつか海外に住みたいんですよ。天文学や物理学も勉強したいですね。当院へは外国人の患者さんがみえることもあるのですが、英語とブラジル語は、あいさつや「麻酔した後はお食事しないようにね」といったことが言えるぐらいは勉強しました。昔僕がホームステイしてた時に、日本語であいさつしてもらうだけでも安心した経験があるので。

最後に今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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幸い、当院には僕以上に優しくて気さくな江口先生にも来ていただいておりますし、皆で盛り上げてやってくれているので、僕も負けないように頑張ろうと思っています。健康管理をしっかりして、より多くの人をしっかり診て健康になってもらいたいですね。患者さんには、口の中に関心を持っていただいて、お話しをしてほしいと思います。病気を治すためじゃなく、健康を維持するために来てほしいですね。僕たちは、一人ひとりをもっと大事にしたほうが良い。そうすれば、もっと優しい世の中になると思っています。そのためには、相手の立場に立って考えることが大事だと思います。ここは自分のクリニックですから責任を背負わなくてはなりません。ですから患者さんとトラブルを起こすことなく、患者さんに満足してもらうために、結局は優しく接するようにやっていかなければいけないと思っています。患者さんに喜んでもらうのが一番のモチベーションですね。

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