保育の視点を取り入れながら
子どもの健康を支えるスタッフ
ひだかこどもクリニック
(知多郡東浦町/緒川駅)
最終更新日:2026/02/02
2008年開業の「ひだかこどもクリニック」。日高啓量(ひだか・ひろかず)院長を含め、複数のスタッフが保育士免許を取得しており、保育の視点も取り入れながら、地域に暮らす子どもが健やかに成長できるよう、小児医療の提供に力を尽くしている。そんな同院の診療を支えるのが、20人弱のスタッフだ。特に医療事務スタッフが担う業務は多種多様で、加えて病児・病後児保育などにも携わることがあるなど、同院の根幹を支える重要な存在となっているという。では実際にスタッフはどのように活躍しているのか。同院勤務を通して保育士免許の取得に挑戦した看護師の井村さん、医療事務の尾崎さん、医療事務の副島さんに、同院の業務内容や培った経験や知識がどのように生きているのかなどについて話を聞いた。
(取材日2026年1月19日)
目次
スタッフは地域密着型の小児医療を支える縁の下の力持ち。保育の知識や子育て経験を生かしたサービス提供を
- Qこちらで働くスタッフの職種や、役割について教えてください。
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A
▲地域の家庭を支える人材を充実させたいと語る院長
【日高院長】当院には看護師、医療事務が勤務しており、中でも人数が多いのが医療事務です。医療事務が担当する業務は、受付・会計や、診療時のカルテ入力、処方薬の用意などさまざま。必要に応じて、診療のヘルプなどにも入ってもらっています。当院では、勤務するスタッフの子どもや地域のお子さんの病児・病後児保育に対応するため、2021年から保育園と連携をしており、私や看護師も保育士免許を取得しました。このような背景もあり、当院ではスタッフの保育士免許の取得を奨励しているのが特徴の一つです。
- Q看護師と保育士の知識があることは、どんな場面で役立ちますか?
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A
▲クリニックで働くベテランのスタッフたち
【井村さん】小児の診療は、お子さん自身の協力が不可欠で、特に診療時の声かけはとても重要です。保育士になるための勉強を通して、この声かけの内容に看護と保育で違いがあるのだと知ることができました。例えば検査を行う際、看護師はやるべき検査を見据えてお子さんにやってほしいことや目的を伝えます。一方で同じ場面でも保育士なら、お子さんの自発的な行動を促すことを重視して声かけを行います。こういった違いを知っていることで、お子さんごとに声かけの仕方をアレンジできるようになったと感じます。また、長年小児医療に携わる中で身につけた看護師としてのノウハウもおさらいすることができ、看護師としての自信につながりました。
- Q働きながら保育士の免許を取るのは大変ではなかったですか?
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A
▲クリニックの横にある保育園と連携し、病児・病後児保育に対応
【尾崎さん】あくまで推奨なので本人の意思が尊重されますし、補助もあるので無理のない形で挑戦できる環境でした。私の場合、医療事務の業務に慣れたタイミングで保育士免許に挑戦できたのも良かったと思います。当院では、医師や看護師にしかできないこと以外は医療事務が平等にフォローするといった方針なので、覚えなければならないことも少なくありません。そんな中で保育士免許に挑戦できたことで、ステップアップを実感できたように思います。また当院では妊娠、出産を経て復帰し、子育てしながら仕事をするスタッフがとても多いんですよ。
- Q保育園と連携して、病児・病後児保育にも対応しているとか。
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A
▲「待合室全体がキッズスペース」をコンセプトにしている
【副島さん】はい。当院で働くスタッフの子どものほかに、当院をかかりつけとするご家庭のお子さんの病児・病後児保育にも対応しています。業務を通してさまざまな親御さんと接することが多く、何か困っているようなら抱え込まずに、まずは院長に相談してみて、といった感じでお声がけするようにしています。私も自分の子どもを院長にずっと診てもらってきました。親としても院長を信頼していることを、実感を込めてお伝えできるよう心がけていますね。

