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松田 圭子 院長の独自取材記事

まつだ歯科医院

(横浜市港北区/新羽駅)

最終更新日:2026/03/17

松田圭子院長 まつだ歯科医院 main

新羽駅から徒歩5分の「まつだ歯科医院」は、1994年に開業以来30年以上にわたり地域医療に貢献してきた。患者層は高齢者や親子で通うファミリー層が中心。「地域に根差した診療を続けてきた手応えがあります」と松田圭子院長はこれまでを振り返る。現在は糖尿病や心臓病との関連も深い歯周病の予防・早期発見のため、定期検診を重視。さらに患者が将来にわたって困らないよう、噛む・飲み込むといった口腔機能の衰えや口腔機能発達不全症などに注目し、口腔内の環境整備にも取り組んでいる。この他にも、保険適用で行える白色のかぶせ物も新たに導入するなど、地域に必要な医療を実践している松田院長に、同院の診療方針や特色について詳しく聞いた。

(取材日2026年2月9日)

歯周病の予防や口腔機能の管理では、定期検診が重要に

こちらの患者さんの状況や診療内容を教えてください。

松田圭子院長 まつだ歯科医院1

1994年の開業当初は当院の周囲に町工場がたくさん残っていましたが、今では住宅もかなり増えてきました。そのため最初はお勤めの方が多かった患者さんも、現在は高齢の方や親子で通われるファミリー層が中心。ほとんどが近くにお住まいで、長く通ってくださるケースも多いですね。歯科医師になった時から、開業して地域に貢献できる歯科医師をめざしていましたから、ここで30年以上も診療を続け、地元の患者さんを長く診てこられて良かったです。一方で地域や時代の変化により、診療内容は虫歯治療から定期検診による虫歯・歯周病の予防に移行してきました。特に歯周病は歯が抜ける原因というだけでなく、糖尿病や心臓病などの全身疾患を悪化させ、近年では認知症との関連も疑われています。患者さんにもそうした怖さを診療時に繰り返しお伝えして、歯周病の適切な予防と早期治療の大切さを認識していただくよう努めています。

定期検診ではどんな点を重視されるのでしょうか?

歯周病予防のために患者さんの口腔内に磨き残しがないか、歯石がたまっていないかを十分に確認します。歯科衛生士が最初のチェックと口腔内のクリーニングを行い、最後に私が患者さんの口腔内を再確認して、次の定期検診までモチベーションを保っていただけるような会話をしてお戻りいただいています。ただ、うまく磨けていない状態が続くときは厳しめの口調でお伝えすることもありますね。優しく言うだけだと、患者さんに「これでも大丈夫なんだ」と誤って伝わるかもしれませんから。一方で歯科衛生士は優しく接してくれるので、バランスが取れている感じでしょうか。当院の歯科衛生士は経験豊富で歯石の除去も丁寧に徹底的に行うので、気持ち良く帰っていただけたらうれしいですね。

歯周病以外に力を入れている分野はありますか?

松田圭子院長 まつだ歯科医院2

食物を噛んだり飲み込んだりする口腔機能に着目し、高齢の方の口腔機能低下症、お子さんの口腔機能発達不全症を早期に発見して改善を図りたいと考えています。口腔機能が低下すると食べづらい、食事中にむせる、食べこぼしが増えるなどの症状が出て、唾液の分泌も減るため虫歯や歯周病のリスクも高まります。しかも高齢の方は低栄養や全身の筋肉の衰えにもつながるのです。またお子さんで口腔機能の発達が不十分だと、口が開きっぱなしになったり、歯並びや噛み合わせの不具合が出たりといった状態も招きかねません。当院では唾液量・噛む力・舌の力・唇の力などを測定する機器を備え、必要な方には保険適用で口腔機能検査が可能です。その結果をもとに歯科衛生士による口腔機能トレーニングの指導も行い、機能改善をサポートしていきます。

口腔内スキャナーのデータから白いかぶせ物を作製

入れ歯などの作製も得意と伺いました。

松田圭子院長 まつだ歯科医院3

入れ歯やブリッジ、かぶせ物といった補綴は私の得意な分野です。当院で入れ歯を作るときは、しっかりと噛めるように細かく調整して、お使いの入れ歯の修理・調整も行っています。ただ、年齢とともに歯がすり減り、噛み合わせや顎の位置もずれてくるので、入れ歯も次第に合わなくなってきます。そのため患者さんには定期検診に来ていただき、口腔内の確認とともに必要なら入れ歯を細かく調整し、これ以上大きな入れ歯が必要にならないよう虫歯・歯周病の予防にも力を入れています。実は入れ歯も口腔機能と関連があって、歯が欠けたままの状態ではしっかりと噛めず、噛む力が弱って口腔機能の低下につながるのです。歯の欠損や入れ歯の不具合を放っておくなんてもってのほか。噛む力を大切にするためにも、しっかり治療してください。

その他、治療面で最近取り組まれていることはありますか?

現在は所定の歯を対象に保険適用で白いかぶせ物が選択可能ですが、当院でも2025年から対応しています。口腔内スキャナーで患者さんの口腔内を3Dデータ化して、3Dプリンターでハイブリッドレジンという非金属の素材を使った白色のかぶせ物、CAD/CAM冠を作製します。以前のような型採りが不要なので患者さんも楽だと思いますし、かぶせ物も高い精度が期待できるため装着もスムーズで、治療時間も短くなる傾向です。保険適用でCAD/CAM冠が利用できる場合はご希望があれば、外部の歯科技工所と連携しながら対応できますのでご相談ください。

診療の際に心がけていることがあればお聞かせください。

松田圭子院長 まつだ歯科医院4

高齢の患者さんも多いので、初診の場合は糖尿病や心臓病など全身疾患の有無と治療について確認し、服用中の薬のことも伺っています。加えて患者さんのご家族や生活環境、どんな仕事をされているかなども細かくヒアリング。継続して通われている方も、糖尿病なら血糖値やヘモロビンA1cの状態は毎回確認していますし、数値が下がっていたら「頑張りましたね」といった声をかけてモチベーションアップもめざしています。歯周病と糖尿病の関係のように、歯科も全身の健康に積極的に関わっていく時代ですから、患者さんがご自身の病気や健康について話しやすい雰囲気づくりを大切にしたいですね。また手術前に口腔内を清潔にすることで、術中・術後に起きる合併症のリスク軽減をめざす「周術期口腔管理」にも対応し、歯科医科連携を深めています。

歯科医師会を通した地域貢献活動にも積極的

先生はなぜ歯科医師になろうと思われたのですか?

松田圭子院長 まつだ歯科医院5

内科の医師である父が「手に職をつけたほうが良い」と私に勧めてくれて、自然に歯科医師をめざすようになったのです。私は手を使った作業が好きだったので、最初は美術大学に行って美術の先生になることも考えていました。しかし、父に「美大を卒業しても美術の先生になれるとは限らない」と諭され、学校の先生からも「親御さんの意見も踏まえて歯科医師の道も考えたらどうか」とアドバイスを受けて、歯科医師の道に進むことを決心。今にしてみれば、歯科医師になって良かったと思います。手先を使った細かな作業は、美術より歯科医師の仕事に近いと感じますし、父はその点をわかっていたんだなと思います。

歯科医師会で地域貢献活動にも参加されていますね。

地域貢献も大切と考えていたので、開業時から港北区歯科医師会に加入しています。歯科医師会では歯科医療のスキルアップを目的とした勉強会も開いてくれますし、開業当初は保険請求のことまで歯科医師会の先輩の皆さんに教えていただいたほどです。また歯科医師会所属の歯科医師として学校での歯科健診事業などにも携わりました。歯科医師同士の情報交換や連携の強化にも役立ち、「矯正ならこの先生に、インプラント治療はこの先生に」など、当院の患者さんのご紹介先を顔の見える関係の中で探せるメリットもあります。また当院に通っていた患者さんが在宅医療に移られる際も、私で対応できないときは歯科医師会で適した方に引き継げるので安心です。

地域の皆さんにメッセージをお願いします。

松田圭子院長 まつだ歯科医院6

当院では歯周病の予防に加え、今後は口腔機能低下症や口腔機能発達不全症の予防・改善にも一層力を入れていきます。まだこれらの病気をご存じでない患者さんも多いと思うので、まずは歯周病と同じように患者さんの理解を深めていければと考えています。歯周病も口腔機能も、定期的に診ていれば予防や早期発見につながりますから、今まで以上に定期検診が大切になってきます。「健康的な口腔内」を維持して、将来大きく歯を削るような治療をしないで済むように、当院のような身近な歯科医院をもっと気軽に利用していただければと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。