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松本 義隆 院長の独自取材記事

大雄会ルーセントクリニック

(名古屋市西区/名古屋駅)

最終更新日:2019/08/28

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名古屋駅周辺のランドマークとして知られる「名古屋ルーセントタワー」。その3階にあるのが、開院10年を迎えた「大雄会ルーセントクリニック」だ。院長の松本義隆先生は、愛知医科大学卒業後、30年以上にわたって産婦人科の専門家として歩み続けてきたベテランドクターで、2006年に大学の同級生でもあった大雄会の伊藤伸一理事長からの誘いをもらい、同クリニックに勤務することになった。検診の際には、できるだけ丁寧な対話を心がけ、患者の気になる部分や不安に感じている部分をしっかりと把握するようにしているという松本院長。機械的になりがちな健康診断も、「一期一会」の気持ちを大切にしながら患者と向き合っている。そんな優しい人柄が魅力の松本院長に、クリニックの特徴や検診にかける思いを聞いた。
(取材日2017年7月1日)

命と向き合った研修医時代が医師としての原点に

医師をめざしたきっかけを教えていただけますか?

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自分の育った環境が大きいのではないかと思います。曽祖母、祖父母と同居していたこともあって、子どもの頃から誰かしらが病気になっているのを見てきました。具体的にどうしたいのかということまでは考えていませんでしたが、身近にいる病気の人に何かをしてあげたいという気持ちが、幼心にあったんでしょうね。学生時代には、遠い昔に祖父母に連れて行ってもらった愛知県になぜか惹かれる思いが強く、両親には本当に迷惑をかけましたが、地元から離れて愛知医科大学に進学させてもらいました。

産婦人科の医師を選んだ理由はなぜですか?

最初は内科の医師をめざしていて、実際に内科で2年間の研修もしていました。その研修医時代は末期がんや重症の方を診ることが多くて、つらい治療に耐えて頑張っている患者さんからいろいろな話を聞かせてもらいました。ところが親しくさせてもらうようになったほとんどの方が、旅立ってしまう経験を何度もしました。当時はそれが精神的に本当につらかったんです。2年間の研修医が終わる時には、人の死とは対極にあるところに関わりたいという気持ちが強くなりました。もちろん、産婦人科でもつらい現実に直面することは多々ありますが、命の誕生に立ち会って患者さんに「おめでとうございます」と言葉をかけさせてもらえる産婦人科の仕事につけたことはうれしかったです。今は、2年間の研修医時代に、命について向き合って学べたのは自分にとってたいへん意味のあることだったと思っています。

こちらのクリニックの院長になった経緯を教えていただけますか?

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大雄会の理事長で、大雄会第一病院の院長でもある伊藤伸一先生とは、愛知医科大学の同級生なんです。彼は困っている人がいたら助けようというのが根本にある人で、震災などがあった時には率先して現地へ駆けつけていました。そういう彼の医師としての志を尊敬していたし、大好きな友人でもありましたから、このクリニックを開業することになって声をかけてもらったときには、力になりたいと思いました。それまでは、大阪市立大学の付属病院などで24年ほど勤務医をしていましたが、産婦人科の医師というのは休みもほとんどないし当直も多くて本当に激務なんですよね。若いうちはなんとかやっていけるけれども、年齢を重ねたらなかなか厳しいなと思うこともあったんですが、10年前に理事長から声がかかって、思い切って名古屋に来てみようということになりました。

丁寧な対話によって、オーダーメイドの検診を実現

クリニックの内装がとても素敵ですね。

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理事長のこだわりで、できるだけゆったりと検診を受けてもらいたいという思いから、クリニックらしくない内装にしてあります。もちろん、クリニックとしての効率の良さも大切ですが、できるだけ物がごちゃごちゃしないように、限られたスペースでスッキリ見せるように、細かい部分に関しては私も意見を出させてもらいました。当クリニックにお越しになる方は、オフィス街で働いている社会人の方が圧倒的に多くて、仕事の途中で抜けて検診に来るというケースも少なくありません。限られた時間のなかでも忙しさを忘れて、少しでも安らぎを感じていただけたらという思いもあって、絵を飾ったり椅子にこだわったり、病院のイメージをできるだけ少なくしたデザイン性の高い造りになっていると思います。実際に待ち時間を利用して雑誌を読んだり、テレビを見たりしながらくつろいでいる患者さんを見るとうれしいですね。

クリニックの特徴について教えていただけますか?

一人ひとりのニーズに合ったオーダーメイドの検診ができるということだと思います。検診のコースや先進のオプション検査などを多くそろえているのはそのためです。理事長がもともと放射線科の医師だったということもあって、1.5テスラMRI、マルチスライスCTなど、検査機器はかなり本格的なものを使っていると思います。検診の結果に関しても、当クリニックでは外来診療を併設していて、放射線科、内科、産婦人科、神経内科などの医師がいますので、それぞれの専門の医師がダブルチェックを行なうことで、問題を見逃さないようにしています。万が一病気が見つかって入院などの継続治療が必要になった場合には、近隣の総合病院との連携体制も整っているのでバックアップが可能です。

松本院長が診療の際に大切にされていることはなんですか?

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検診や問診時に患者さんが気にされていたことを、できるだけ丁寧に回答するということですね。そのためにも、普段からできるだけ患者さんと話をして深く関わっていきたいと思っています。これは昔先輩からアドバイスしてもらったことで、自分が勤務医時代から大切にしていることでもあります。検診施設だからといって、検査をして結果表を渡すだけというふうにはしたくないなと思っています。きちんと患者さんの話に耳を傾けていれば、そのほうが何を気にされていて、何を一番心配しているのかということが、だんだんわかってくるんです。予約の段階で心配な箇所を聞いて、それに対してどのような検査ができるのかを紹介したり、検査結果に基づいて今後どのような検査を受けた方が良いのかアドバイスをしたり、患者さん一人ひとりに合った回答をしたいと思っています。

先端の検査を取り入れて、ニーズに合った検診を提案

がん検診について詳しく教えていただけますか?

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乳がんや子宮がん、肺がん、大腸がんなどの検診は、がんを公表する著名人が増えたことで社会的な関心は高くなってきていると思います。とは言ってもまだまだがん検診を受けないという方が多いのも事実です。子宮がんも乳がんも、早期発見できれば治ることがほとんどですから、まずは検査を受けることが大切だと思います。検診というと時間が取られる、痛いというイメージもあると思うんですが、現在はさまざまなタイプの検診があるんです。患者さんのニーズに合わせて検診を選択することもできますので、身近なものに感じていただけたらうれしいです。

スタッフの方についてもお話を伺えますか?

待合室はゆったりとした時間が流れていますが、裏方は常にバタバタ必死ですね(笑)。最も大切にしていることは、患者さんとの一期一会を大切にするということ。大雄会として研修や教育などをしっかりと行っているので、検診だからといって機械的になってしまうことはなく、ホスピタリティを持って接することができていると思います。大きな病院の場合はどうしても上層部だけでいろいろなことを決めてしまうことが多いんですが、ここは実際にみんなで話し合いして、問題点の情報共有をしていて、一人ひとりのスタッフが自分たちの気づいたことを意見してくれています。そういう気持ちを持ってくれているということは、とてもありがたいと思います。

最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。

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がんというのは早期発見できるか、進行してから見つかるのかによって治りがまったく違って来ます。「自分は若いから大丈夫」と過信するのではなく、できるだけ定期的に検診を受けてほしいなと思います。特に女性は40代後半になると女性ホルモンが減少する影響でいろいろなトラブルが出て来やすいんです。小さなお子さんがいる方や、会社の健康診断などを受ける機会がない専業主婦の方などは、意識して検診を受けることが大切だと思います。予約の時に気になるところを相談していただけたら、その方に合った検診を提案できますし、一度検診を受けて「来てよかった」と思っていただけたら本当にうれしいですね。

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