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清水 潤一 院長の独自取材記事

しみず消化器クリニック

(大垣市/美濃青柳駅)

最終更新日:2022/04/08

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美濃青柳駅から徒歩8分、大垣駅からだと車で15分ほどの場所にある「しみず消化器クリニック」。現院長の清水潤一先生が先代のクリニックを引き継ぎ、2013年に全面リニューアルし開業した。患者の約半数が高齢者だという同院。入り口には幅広いスロープ、院内もすべてバリアフリー設計なので、高齢者や車いすの人も安心して通うことができそうだ。内装は明るい木目調デザインで、所々に置かれたグリーンが患者の心を和ませる。大学時代から消化器内科の道を志していた清水院長は、さまざまな病院で経験を積んだ後にクリニックに戻ってきた。「今、通ってくださっている患者さんの健康を、ずっと守り続けたい」と、優しいまなざしで語る清水院長に、診療に対する考え方や、専門とする治療について詳しく話を聞いた。

(取材日2022年3月24日)

クリニック全体から感じる、高齢者への優しさ

どのような患者さんが来院されていますか?

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もともと、当院の前身は外科医師の父が開業したクリニックなんです。私が院長になるタイミングで全面リニューアルを行い、今のかたちになリました。患者さんの半分くらいは、70代以上の高齢者ですね。この辺りは3世代のご家族から単身の方、外国籍の方など、いろいろな方が住んでいます。そのため、幅広い患者さんにご来院いただいていますね。父が院長をしていた頃から通ってくださっている方もいます。1年を通して、風邪の症状や胃腸の不調で来院される方がほとんど。また、胃・大腸の内視鏡検査や、予防接種のためにいらっしゃる方も多いですね。週に2回、父の外科診療も行っており、主に外傷や変形性関節症などに対応しています。

至るところに、高齢者や車いすの方への配慮が感じられます。

リニューアル時、「高齢の方が来院しやすく、院内でも快適に過ごせる環境」にするよう、とても気を配りました。例えば、入り口には正面・裏面の両方向にスロープを配置しています。広い幅・緩やかな角度で設計してありますので、足腰が弱っている方や車いすの方でも来院しやすいと思います。院内はすべてバリアフリーなので、待合室から診察室、トイレまで車いすで行き来が可能です。また、受付から治療、会計までを1階で完結できますので、階を移動する必要もありません。会計口に椅子を置いて、お年寄りがゆっくりお支払いできるようにしているんですが、これもスタッフの案で始めました。

明るいクリニックですね。スタッフさんも優しく、院内も清潔です。

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ご高齢の患者さんが多いので、お年寄りに優しくできる人を意識的に採用するようにしています。おっとりした性格の人が多いですね。歩くのがゆっくりな患者さんに出口まで付き添ってあげるなど、親切な人が多くてうれしく思っています。衛生面の配慮として、クリニックの清潔を保つために、院内には靴を脱いでお入りいただいています。椅子に座って靴の着脱ができるようにしていますので、ご安心ください。また、靴を脱いだ患者さんの足元が冷えることのないよう床暖房を完備しています。患者さんが、院内で少しでも気持ち良く過ごしていただけたら幸いです。

大学時代から消化器内科を志し、経験を積む

開業されるまで、先生はどのような道を歩んで来られたのですか?

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物心ついた時から父の後を継いで、医師になることを考えていましたね。高校卒業後は、昭和大学医学部へ進学。勉強だけでなく、所属していたバドミントン部で、ほぼ毎日のように活動していました。昔から体を動かすことが好きなんです。実は、この頃から消化器内科の道を進むことを決めていました。大学卒業後は、地元の大垣市民病院に勤務。内科の広い領域、例えば呼吸器や循環器、小児科や産婦人科など、さまざまな診療を経験することができた貴重な時期でしたね。現在でも当時の縁が続いているので、当院から患者さんを紹介する体制も整えています。その後は小牧市民病院に消化器内科医として配属。続いて名古屋大学大学院医学系研究科へ進んだのですが、ここでは肝臓の疾患を主に診療していましたね。そして、豊田厚生病院消化器科にて、医長・血管内治療部長を経験の後、現在に至ります。

大学生の頃から、消化器内科を志していたのですね。

言うまでもありませんが、人間にとって「食」はとても重要ですよね。生きていくための要と言ってもいい。そして、食に関わる臓器は多様で、実際に疾患も多いんです。そのため、貢献できる幅が広いだろうと考え、消化器内科の道を選びました。学生時代から、いずれは父のクリニックを継ぐつもりでした。「クリニックという範囲で最大限、患者さんの力になれることは何だろう?」と考えていたんです。消化器内科であれば内視鏡手術も可能ですし、クリニックで対応できる範囲が広いんじゃないかなと。また、消化器系の疾患は、早期に発見できれば改善が望めるケースも比較的多く、さらに「予防」という観点で患者さんの健康に貢献できることも、消化器内科を選んだ理由の一つです。あとは、数値を見て診察するだけではなく、実際に手を動かして内視鏡検査や手術をすることが、自分の気質にも向いていたんだと思います。

内視鏡検査を行う際、先生はどのようなことを大切にされていますか?

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痛みがなるべく少ないように検査・治療をすることに重きを置いています。胃の内視鏡検査の場合、基本的に鼻から挿入します。喉から通す場合でも、食道の道筋に沿わせて丁寧かつスムーズに挿入するよう心がけています。もちろん、ぐいぐい押したりなどは絶対にしません。早くというよりは「丁寧に・優しく」を意識していますね。どうしても若い方は反射が強く出てしまう傾向にありますが、極力つらさを軽減できるよう努めています。大腸内視鏡検査の場合は、ご希望の方や痛みが出やすいと判断した方には麻酔を行います。帝王切開など、骨盤付近に手術経歴をお持ちの方などは痛みが出やすいですからね。患者さんに快適に内視鏡検査を受けていただくことが、私自身のやりがいにもつながっています。

大切なのは、患者の訴えを丁寧に聞いて検査すること

患者さんに接する上で、先生が意識していることはありますか?

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患者さんの話によく耳を傾けること。そしてそれを踏まえた上できちんとした検査を行うことを大切にしています。例えば、「胃腸の不調」というと「ストレス」で片づけられてしまうことも少なくありません。このように、不調の理由がはっきりしないまま当院を受診される方もいらっしゃいます。けれど、患者さんの話を丁寧に聞いて必要な検査を行えば、原因が見つかるケースもたくさんあります。だから、どんな訴えでも拾い上げ、検査をすることは非常に重要です。以前、長く続く下痢に悩んでいた方が、検査によって甲状腺の疾患が原因だと判明したこともあり、胃腸の不調の原因が予想外の場所に見つかることもあります。時代柄、オンライン診療なども普及しつつありますが、私は実際にお会いして触診・聴診したいですね。そうすることで、納得のいく診察ができると考えています。

肝臓疾患の診療も得意とされているとお聞きしました。

私は日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医のほか、日本肝臓学会肝臓専門医の資格も持っており、肝臓疾患の患者さんも数多く診察してきました。現在は、脂肪肝や肝機能障害の患者さんに多くご来院いただいています。最近ではお酒を飲まない方の「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」も増えており、放置すると肝臓がんや肝硬変などに進行する可能性もあります。自覚症状がほとんどなく、健康診断やほかの疾患がきっかけで判明することが多いですね。これらは、肥満・高血圧症・糖尿病などの生活習慣病が影響していることがほとんどなので、総合的に治療を進めていく必要があります。そして最終的には「体重を減らす」などの具体的な行動が不可欠です。つまり、医師の力だけではなく患者さんの協力がとても大切です。医師としてしっかりサポートしますので、患者さんには前向きな気持ちで治療に臨んでほしいと考えています。

これから、どんなクリニックにしていきたいとお考えですか?

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これまでと変わらず、今通ってくださる患者さんのことを大切に見守っていきたいです。そして、患者さんが「なんだか体調が良くないな」と感じたら気軽に来院していただける、そんなクリニックであれたらと思います。地域の皆さんが長く健康いられるように、治療だけでなく予防も含め、消化器内科医として力になれたら、これほどうれしいことはありません。

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