全国のドクター9,295人の想いを取材
クリニック・病院 158,642件の情報を掲載(2024年4月20日現在)

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 尼崎市
  4. 稲野駅
  5. みもと内科クリニック
  6. 味元 秀樹 院長

味元 秀樹 院長の独自取材記事

みもと内科クリニック

(尼崎市/稲野駅)

最終更新日:2021/10/12

味元秀樹院長 みもと内科クリニック main

大型ショッピングセンター「グンゼタウンセンターつかしん」の北西エリアにある「みもと内科クリニック」。大型駐車場を完備した好立地で近隣エリアのみならず、川西市や宝塚市からも多くの患者が訪れている。味元秀樹(みもと・ひでき)院長は、消化器内科を専門的に学び、大学病院などで長く研鑽を積んだ実力派。2007年に縁あってこの地で開業し、今年で13年目を迎えた。キャリアを重ねても患者や医療に対する謙虚な姿勢を忘れず、常に冷静で患者に寄り添った対応と、より質の高い医療を提供するために、専門ではない他科の分野なども学び続けている医師キャリア35年の味元院長に、診療や患者への思いを聞いた。

(取材日2019年5月15日)

便利な大型ショッピングセンター内で幅広い診療に対応

まずは医師を志した理由を教えていただけますか?

味元秀樹院長 みもと内科クリニック1

私が幼かった頃、お世話になっていた親族が特殊ながんを患い、闘病する姿を見たのが大きなきっかけですね。実際に入院して手術も受けましたが、病状が悪化して亡くなりました。夏休みに一緒に過ごすことも多く、お世話になった方だったので、この出来事が心に深く刻まれました。私の家系には誰一人、医療従事者はおりませんが、将来的には医療の道に進み、誰かの健康をサポートしたいと思うようになり、医師の道を志すようになったのです。1984年に神戸大学医学部を卒業して35年になります。医師はとても責任のある大変な職業ですが、どんなにキャリアを積んでも、日々勉強で、とてもやりがいのある仕事ですね。

消化器内科がご専門なのだそうですね。

内科に進んで幅広い診療に取り組みたいという思いがあり、神戸大学医学部の内科の中でも、広い分野の疾患について学べる第二内科に入局し、消化器を柱に幅広く学びました。それから、大学病院や基幹病院などで勤務しながら、超音波検査、上部・下部内視鏡検査、肝・腎生検、インターフェロン治療の経験を積み、消化器疾患だけでなく、結核、気管支喘息などの治療、透析管理などにも幅広く取り組みました。開業してからは、勤務医時代よりさらに多くの疾患に悩む患者さんの診療にあたっています。現在、当院では胃腸疾患や肝胆膵疾患、呼吸器疾患、アレルギー疾患、生活習慣病、甲状腺疾患などに取り組んでおり、たくさんの症状をご相談いただける環境を整えています。

大学病院や基幹病院での勤務経験を生かして、開業に踏み切られたのですね。

味元秀樹院長 みもと内科クリニック2

神戸大学医学部の第二内科で研修医として学んだ後に、日生病院や旧国立加古川病院、神戸大学医学部附属病院、江尻病院、六甲病院などで研鑽を積みました。どの病院でも多くのことを学べましたが、旧国立加古川病院では今の診療姿勢の基盤をつくってくださった恩師と出会えたことが、私の医師人生においてかけがえのない財産になりました。どんなにキャリアを積まれても、どの医師よりも多くの患者さんを担当し、誰よりも勉強に励まれる恩師を今でも尊敬しています。日生病院では「人として」成長させてくださった2人の恩師と出会い、今でも交流を深めながらたくさんのことを学ばせていただいています。この病院は他科との交流が盛んで、多くの人と触れ合い成長できる環境でした。また、勤務医時代は研修医の育成にも力を入れ、人を育てる喜びを知りました。そして、これまでの経験を生かして、自分が思い描く医療を提供するため開業に踏み切ったのです。

常に患者と冷静に向き合う姿勢で

現在、通院している患者さんの層や、主訴について聞かせてください。

味元秀樹院長 みもと内科クリニック3

このエリアには大学や大きな企業とその寮があるため、10代・20代の若い世代から高齢者まで、幅広い患者さんがいらっしゃいます。大型駐車場が完備されているので、川西市や宝塚市などの遠方から来られる方も。長く通われている患者さんの症状としては生活習慣病や、喘息などの呼吸器系疾患などが多いでしょうか。当院で大切にしているのは「患者さんにわかりやすく説明する診療」を提供すること。時には他科にかかる患者さんから意見を求められることもありますが、私の専門外であってもできる範囲で対応するように努め、必要に応じてより専門的な検査や治療を受けられる提携医療機関をご紹介しています。たくさんの知識を持って診断をくださるように、整形外科や耳鼻咽喉科など他科の勉強会にも積極的に参加して、自分自身をアップデートし続けています。

患者さんと接する際に心がけていることは何でしょうか?

患者さんに対して冷静に接するように心がけています。もちろん、患者さんがダメなことをしている場合は、きちんと指導をしなくてはなりませんが、感情的に怒るのではなく、ご理解いただけるように努めています。体の不調に悩み、当院を選んで来てくださった患者さんに対して、できる限り丁寧に寄り添っていけたら理想的ですね。当院を開業して13年目を迎えましたが、丁寧に患者さんに接して、しっかりとお話を聞く、尊敬する恩師の姿勢が、いつまでたっても私の見本になっています。

土日の診療も行っているそうですね。

味元秀樹院長 みもと内科クリニック4

土曜と日曜は午前診療になりますが、日曜に関しては現在縮小中ですので、事前に電話にて問い合わせして来院していただればと思います。患者さんそれぞれのご都合があるので「土曜や日曜しか病院に行けない」という患者さんのお力になりたいと思ったのが、土曜と日曜の診療を始めたきっかけです。開業当時からスタートしましたが、たくさんの患者さんに来ていただいています。また、すべての診療日において、病気がはっきりしている方だけではなく「最近、食欲がない」「疲れやすい」などの日常的なお悩みや、健康診断を受けたいということもぜひご相談ください。

これまでの経験を大切に、より幅広い視野を持つ医師に

休日の過ごし方やリフレッシュ方法は何でしょうか?

味元秀樹院長 みもと内科クリニック5

一番のリフレッシュ方法は、休日に妻や子どもたちと一緒に過ごすことです。木曜日の休診日は車で、妻と奈良や京都へ出かけたり、食事へ行くことが多いですね。時間があったら、九州や山陰、北陸などにも家族で出かけています。ほかにも日本古来の建築物がとても好きなので、お寺を参拝するのも趣味の1つです。

今後の展望について聞かせてください。

これまでに長く培ってきた経験や知識、コミュニケーション力を生かして、これからも幅広く研鑽を積み、ずっと現役でやっていきたいですね。また、より質の高い医療を提供するためには西洋医学だけではなく、東洋医学を取り入れることも視野に入れ、できることにはチャレンジしていきたいですね。ほかにも、医療の知識を持っているだけでは医師は務まりません。政治や経済、文化やスポーツなどの知識も持ってこそ、患者さん一人ひとりに合う医療を提供できると思っています。偏った考え方ではなく、これからも幅広い視野を養っていきたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

味元秀樹院長 みもと内科クリニック6

30代~50代は働き世代でありながら、子育てやご両親のことなど悩みが絶えない大変な世代です。一番大切にしていただきたいのは、一人で抱え込まず、信頼できる人に相談すること。昔と違って核家族が多いので、自力で何でも解決しなくてはと考えがちですが、それでは心も体もストレスがたまってします。その相談相手に当院を選んでいただけるのであれば、ご本人はもちろんのこと、ご家族のことも遠慮いりませんので、ぜひどんなに些細な体の悩みでもお気軽にご相談ください。

Access