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低身長の原因を探り
子どもの身長の伸びをサポート

なごやかこども成長クリニック

(名古屋市北区/平安通駅)

最終更新日:2024/01/11

なごやかこども成長クリニック 低身長の原因を探り 子どもの身長の伸びをサポート なごやかこども成長クリニック 低身長の原因を探り 子どもの身長の伸びをサポート
  • 保険診療

わが子の背があまり伸びないと悩んでいる人は案外多く、低身長の原因にはホルモンが深く関わっている可能性があるといわれている。「なごやかこども成長クリニック」の上條隆司院長は、愛知県でも数少ない小児内分泌の専門家であり「低身長の原因を探り、病気の有無を見極めることが大切」と語る。病気の場合は、ホルモンの不足や骨の病気、染色体異常等があげられる。一方で、低身長のほとんどが病気ではなく、体質や生活習慣が影響しているものだという。思春期を迎えると体の成長がストップしてしまい、治療の手だても考えづらくなるため、気になる人は早めの検査をお勧めしたい。そこで、ホルモンや低身長の関係から、同院で行う検査や治療方法などについて話を聞いた。

(取材日2018年10月18日/情報更新日2021年8月10日)

日本内分泌学会内分泌代謝科専門医による診断で低身長の原因を見つけ、早期対応を心がける

Qまずはホルモンについて教えてください。
A
なごやかこども成長クリニック 患者に対し、いつも丁寧な説明を心がけている上條院長

▲患者に対し、いつも丁寧な説明を心がけている上條院長

ホルモンは血液中にあり、人間の体の維持に大切な働きをしています。それは非常に微量で、例えば25mプールにスプーン1杯の砂糖を入れたくらいの濃度です。成長ホルモンというのは、脳下垂体から出たホルモンが血液を回って、まず肝臓にいき、そこでつくられたホルモンが骨を伸ばしていきます。成長に限らず、このホルモンが多すぎたり少なすぎたり、ほんの少しの誤差でさまざまな症状が出てきますし、足りないと背が伸びなくなることもあります。当院は、成長ホルモンや甲状腺ホルモンなどを中心に扱っていますが、親御さんはお子さんの背が伸びないと心配されますから、低身長専門の診療には多くの患者さんがいらっしゃっています。

Q低身長とはどのようなことを指すのでしょうか?
A
なごやかこども成長クリニック 各年代の平均身長データが載っている「成長曲線」

▲各年代の平均身長データが載っている「成長曲線」

低身長かどうかを調べるために、同性年代と比べてどれだけ平均値からずれているかをみる「成長曲線」というデータを使います。平均身長を大きく下回り極端に背が低い方の中には、ホルモンを含めた病気の可能性があるため、それを早く見つけて適した対応をしていくことが低身長の診療の目的です。検査の結果、病気でないことがわかれば特に問題はありません。実は、病気の方は1割程度で、ほとんどの方の低身長の理由は、食生活や睡眠量、体質などなんです。病気でない場合は、普段の生活で気をつけていけば背が伸びる可能性があります。病気の場合は、ホルモンが足りないため先天的に骨が伸びない、あるいは染色体の異常などが考えられます。

Qどのような検査や治療を行っていくのですか?
A
なごやかこども成長クリニック 治療法について説明する上條院長

▲治療法について説明する上條院長

まずは、成長曲線で低身長の度合いを調べます。その後は、心臓の雑音や肝臓の腫れなどの理学所見、骨の成熟度を調べるための手のレントゲン写真、体のバランスチェック、ホルモンや腎臓の状態を知るために血液と尿の検査を行います。以上を初回に行い、結果は7日~10日後に出ます。治療が必要な方は、どのホルモンが足りないかにより、ホルモン注射や飲み薬を使っての治療が始まります。自宅での服薬が基本ですから月1回の検診で薬を処方し3ヵ月ごとの血液検査、半年に1回の骨のレントゲンなど14歳ぐらいまで通院いただきます。

Q治療を始めるべき年齢やタイミングはありますか?
A
なごやかこども成長クリニック 清潔に保たれた処置室

▲清潔に保たれた処置室

病気により成長ホルモンが出ていないお子さんは、おそらく3、4歳から低身長なはずです。先天的な骨の病気の場合、手足が短くなるなど体のプロポーションにも影響が現れます。年齢が上がると、ホルモン注射をしてもその効果が弱くなると考えられるので、5歳くらいまでに治療を開始して、思春期の14歳頃までに終了するのが理想ですね。もし低身長で気になることがあれば、遅くても小学1年から3年生までには診せてください。今は、3歳検診と就学前検診で低身長の診療の紹介がありますし、気になる親御さんは検診の際に相談してみてもいいでしょう。ちなみに、治療費は多くの市町村が小学生や中学生までの医療負担をしていますので安心です。

Q家庭内で取り組めることは何でしょうか?
A
なごやかこども成長クリニック 患者と患者の家族の心に寄り添いながら治療を進めていく

▲患者と患者の家族の心に寄り添いながら治療を進めていく

低身長は病気でない場合がほとんどです。そういった場合、日常的に気をつけることで状況が変わる可能性があります。1つ目は食事。骨と筋肉のもととなるたんぱく質と、貝に多く含まれる細胞分裂を促進する亜鉛を取るようにしてください。おかずをたくさん食べれるようになるといいですね。2番目は睡眠です。背を伸ばしたいお子さんは22時までに寝ましょう。0時から朝にかけて成長ホルモンがよく出ます。そして3番目は適度な運動です。筋肉をもりもりにすると背が伸びづらくなりますので、激しい運動は避けてください。また、親御さんがお子さんの低身長に対して悲観せず、ありのままの姿を認めてあげてほしいですね。

ドクターからのメッセージ

上條 隆司院長

背が低いお子さんの中には、そのために自己評価を下げてしまう方もいます。それはとても悲しいこと。ですから、勉強でもスポーツでも趣味でもいい、得意なことを何か一つ見つけて、人には負けないものを持ってほしいです。僕自身もずっと背が低くて高校生の時は嫌だったけど、今考えるとどうってことはないんです。「背が低くても病気じゃない。大丈夫だよ」と声をかけています。親御さんも「この子にはいいところがいっぱいある。背が低いことは問題じゃない。頑張ろう」と励ましてあげてほしいと思います。当院は、看護師も事務も長年の経験をもち、勉強熱心なスタッフばかりです。子育て中の人も多いので気軽に相談してくださいね。

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