医療法人社団 大賀会 木暮クリニック

医療法人社団 大賀会 木暮クリニック

木暮大嗣 院長

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上北沢駅前にある懐かしさを感じる商店街の一角に「木暮クリニック」がある。受付開始と同時に多くの患者さんが詰め掛け、待合室はあっという間にいっぱいになった。「忙しいけれど毎日が出会い。一人ひとりをしっかり診る診療をやるだけです」と話す院長の木暮大嗣先生。地域のかかりつけ医として内科の診察を中心にしながら、高齢者のあらゆる病を診る老年病の専門家として大学病院で診察も行っている。取材中さっと机の下から資料がたくさん入ったファイルを取り出しわかりやすく説明してくれる。そんな心遣いのある丁寧な姿勢からも先生を慕う患者さんが多い理由が伝わってくる。子供から大人まで地域の人たちの健康を守りながら、お年寄りが安心して年を重ねられる医療にも力を注ぐ木暮先生に話を伺った。(取材日2010年4月16日)

75歳以上の高齢者がかかる病を全て診る「老年病」が専門

―専門分野である老年病について教えてください。

まず東京医科大学での老年病の定義としては75歳以上の老年後期の方がかかるご病気の全て。そしてそのご病気を全部診ますよという科が老年病科です。大学病院というのは細分化していて、おなかが痛いなら消化器科へ行ってください、胸が痛いなら循環器科に行ってくださいというふうに1日に2科も3科も回らなければならない。ご高齢になるとそれがとても大変なことなので、それならば全部一箇所で診ましょうというのが最初の発想。もともと私は東京医科大学出身で消化器と脳が専門の内科医ですが、東京医科大学病院の老年科に入局してあらゆる病気の診療を行いました。その中で消化器と動脈硬化、脳神経科を研究テーマとしていました。老年病科がある大学病院は都内でもあまり多くはありません。現在もクリニックの診療の他に老年病専門医として東京医科大学病院老年病科に勤務して外来診察も行っています。

―なぜ老年病をご専門に選ばれたのでしょう。

きっかけは祖母が病気になってしまったことです。その時に高齢者の病気治療にはメンタルな部分がとても影響していると感じて、治すだけの治療では足りないと感じました。話を聞くということがとても大事。ほんの10年20年前までは近所のお医者さんの所にお年寄りは先生の顔を見たいと言って集まって来たものです。それと全く同じにとまではいかなくても、ご近所の一人暮らしのお年寄りが顔を見せに来てくれるようなそんな病院が必要じゃないかと。そのようなことを考えて、大学病院で老年病を専門として研究していました。



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