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桑 敏之 院長の独自取材記事

くわ総合クリニック

(堺市南区/泉ヶ丘駅)

最終更新日:2019/09/02

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泉北高速鉄道泉ヶ丘駅から南海バスで2つ目の「茶山台南口」前に立つ「くわ総合クリニック」。木目調の外壁を目印に正面玄関から入ると、天井が高く開放感あふれる待合室につながる。地域住民のかかりつけ医として幅広い症状に対応できるクリニックをめざし、院長の桑敏之先生が2006年に開業。同院は、内科、外科、整形外科、リハビリテーション科、皮膚科、美容皮膚科を標榜し、「よろず相談所」として日々、さまざまな悩みを抱える患者の診察にあたっている。既存の考え方にとらわれず、バイタリティーに富む桑先生にクリニックの方針や特に力を入れているリハビリについて聞いた。
(取材日2019年7月17日)

スペシャリストよりもゼネラリストに

クリニックの特徴を教えてください。

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内外合一、東西統合、温故知新の3つをフィロソフィー(哲学)として掲げています。和歌山県立医科大学で勉強しましたが、「内外合一」とは母校にあった石碑に刻まれており、江戸時代に自身の妻に麻酔をかけて乳がんの手術をした華岡青洲の言葉です。医療には内科と外科両方が必要であるという考え方です。「東西統合」は西洋医学に東洋医学のいいところをそれぞれ取り入れることで、当院では漢方も取り入れています。「温故知新」は、古きと新しきの融合。その人に適した健康法や治療法を提示しています。

救急専門の医師として長いキャリアがあるのだそうですね。

医大を卒業した頃は、これから専門医や認定医の制度が始まるという時代でした。内科も一人で糖尿病も心臓も診るのではなく、心臓が悪ければ循環器内科へ、というように細分化していく流れがありましたが、私は専門家として、器官などの対象物そのものよりも、人間全体に興味がありました。そこで私は広い分野を診ることができる救急医療をめざし、大阪大学の救急医学教室に入局しました。消化器外科、脳外科、整形外科、形成外科などいろんな科のことを少しずつ経験し、それから内科分野も勉強していきました。その経験が今の総合クリニックの土台になっています。

幅広い経験がクリニックの診療で生きているのですね。

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このクリニックはよろず相談所です。病気によっていろいろな科の病院に行くのではなく、一人の患者さんをかかりつけ医として総合的に診ています。今でこそ、総合診療科や総合内科という科がありますが、開業した13年前は「開業医で総合クリニックという名前をつけている前例はない」と言われました。それでも志を貫き、なんとか「総合クリニック」の名前を通させていただきました。もちろん、ここで対応できるのか、大きい病院を紹介したほうがいいのかという判断は必要になりますが、救急医療を行う医師として、阪神大震災やJR福知山線脱線事故などで活躍した経験もあります。広く救急の医師として現場で修練してきたので、実際の現場ではお役に立てると自負しています。

リハビリはマンツーマンで正しい体の動かし方を

もともと医師をめざされたのはどうしてですか?

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弟が体が弱く、3歳までに2回手術をしたんです。親が「お医者さんに助けてもらった」とずっと言っていたのを覚えており、医師の道を志しました。当時は現在の小児医療と違って、1、2歳の乳幼児の手術をすること自体困難であったのですが、弟は治療してもらい、おかげで今も元気です。そういった小さい頃からの記憶があるので、医師というと救世主で、困っている人、死の際にいる人を助けるというイメージを持っています。

理想の医師像はありますか?

理想の医師像というのではないのですが、医師として私にしかできないことをやろうと考えています。2年前にリハビリ施設も思い切って変更し、器具をなくすなど、ここでしかできないことに取り組んでいます。私は今、56歳なのですが、今まで経験してきたことと新たに研究することを世の中に還元していくことを意識するようになってきました。医者人生をさらに発展させ、多くの患者さんのためにまい進したいと考えています。

リハビリ室から器具をなくしたのはなぜですか?

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器具を使うことが、必ずしも患者さんを良くすることにつながらなかったためです。西洋医学のリハビリは筋力トレーニングやストレッチを重視していますが、古来・日本ではそのようなことはしてきませんでした。実際、80歳の人は20歳の頃よりも筋力は落ちているのは事実ですが、私が研究する中で筋力トレーニングをせずとも体の使い方をきちんと知ってもらえれば、体はよみがえる可能性があるということに気がつきました。江戸時代の飛脚は一日50里(200km)も走り、昔の酒田市のおばあちゃんは米5俵(300kg)を担いでいたともいわれています。人間の体は驚くほど精密にできています。本当にすばらしいもので、きちんと調整して正しい動かし方をすれば、正しく動きます。当院では6人の理学療法士を中心に、スタッフが患者さん一人ひとりについて、器具ではなく自分の体を使ったリハビリに取り組んでもらっています。

患者も自身も体を動かし、健康で美しく

「健美長寿運動倶楽部」という活動をなさっていますね。

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すべての人に、健康でいきいきと輝いた生活を送ってほしいという願いから、通常の健康管理に加え、体操教室や健康教室をやっています。参加者のほとんどが高齢者で最高齢は94歳。その方はもともと当院の患者さんで、リハビリを終えた卒業生です。リハビリを終えて何をしたらいいのかわからないという方が参加できるようにしました。また、女性は美しくあれば元気が湧いてくるもの。クリニックでは皮膚科の女性の先生に来てもらって、美容皮膚科にも対応しています。いつまでも美しく輝いていただけるよう考えております。

先生は空手をされているそうですね。

33年ほど前、米国留学でニューヨークにいた頃に、縁があって始めました。現在、誠道塾という流派で大阪地区の責任者もしております。毎週水曜日夜には生徒に教えに行っています。武道では構えが大事。正しく構えれば技も決まります。人間も同じです。正しく立てれば、正しく歩くことができます。正しく歩ければ、正しく走ることができます。立つときには特に姿勢が問題になります。「私は昔から猫背」と特性のように話す人もいますが、生まれた時はそうではなく、後から歪んでいっているのです。メンテナンスをしなければ歪んでいってしまいます。物を長く使うには使い方と手入れが大事なのと同じで、人間もその時々でベストのコンディションづくりをしていけば、毎日、いい状態で過ごすことができると考えています。

読者にメッセージをお願いします。

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誰もが健康で美しく長く生きたいと望んでいると思います。そのためには何をしたら良いのか。原点に返ると、やはり二足歩行で正しく立つことが大事ではないでしょうか。立てなくなれば車いすになり、さらに寝たきりに近づいていってしまいます。まずはしっかり立ち、自分の能力をもっと生かしてもらって、健康で長生きをしてもらいたいと思います。私は常に、「年だから」という言葉は使わないようにしています。患者さんから「テニスはもうやめないといけませんか」と聞かれ、「まだまだいけますよ。続けて記録でもつくるのはどうですか」と話すと、「じゃあやろうかな」と思ってもらえます。そうやって元気になってもらいたいと思いますし、このクリニックがエネルギー発信の場になればと願っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ケミカルピーリング:1回6000円~(税別)

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