全国のドクター8,846人の想いを取材
クリニック・病院 160,965件の情報を掲載(2022年1月20日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 品川区
  4. 目黒駅
  5. 医療法人社団SPC会 塩谷ペインクリニック
  6. 痛みの悪循環の解消へ技術と経験を要する神経ブロック

痛みの悪循環の解消へ
技術と経験を要する神経ブロック

塩谷ペインクリニック

(品川区/目黒駅)

最終更新日:2021/10/19

Top Top
  • 保険診療
  • 自由診療

「ペインクリニック」は多角的なアプローチにより痛みの緩和・解消をめざす分野だ。治療領域はとても広く、症状としては腰痛・坐骨神経痛・頸部痛・五十肩・膝痛・頭痛があり、原因疾患としては脊柱管狭窄症・腰部椎間板ヘルニア・頸椎ヘルニア・頸椎症性神経根症・帯状疱疹痛などのほか、顔に生じる三叉神経痛にまで対応する。「塩谷ペインクリニック」の小杉志都子先生は、同クリニックでの痛みの診療に力を入れているドクターだ。「私たちがめざすのは、早期に患者さんの痛みを解消し、悪循環を断ち切ることで活動的な日常を取り戻すことです」と語る。一時的な痛みの緩和だけでなく、根本治療につがることもあるという神経ブロック注射を中心に話を聞いた。

(取材日2021年8月30日)

顔・首・肩・腰・下肢の痛みは、早期に治療を受けることが大切

Qペインクリニックではどんな診療を行うのですか?
A
1

▲さまざまな痛みに対して専門的にアプローチ

痛みの原因を診断し、治療することを専門に行うのが、ペインクリニックです。痛みの原因は、問診や画像検査、血液検査などで調べます。腫瘍や感染、骨折などの重篤な病態を除いて、内服薬の調整や神経ブロック注射で経過を見ていきます。痛みは、発症からの時間的経過で急性痛と慢性痛に分類できます。急性痛の一例がぎっくり腰で、これは脊椎やその周辺の椎間板、椎間関節、筋肉、神経が関係するもの。慢性痛は3ヵ月以上続く痛みで、ヘルニアや脊柱管狭窄症などによる神経痛のほか、原因の炎症が引いた後に残る痛みもあります。ペインクリニックでは急性痛も慢性痛も、診断を行った上で適切に対処していきます。

Q神経ブロック注射とは、どういうものですか?
A
2

▲痛みの診療に注力する小杉先生

痛みは末梢神経を電気信号のように伝わり、脊髄を経由して脳に伝わります。痛みの状態が長く続くと、その信号がさらに強まって痛覚過敏に陥り、ますます痛みを強く感じやすいのです。神経ブロック注射には、神経の過剰な電気信号を麻酔薬で抑えて痛みを感じにくくすることで悪循環を断つという目的があります。そのほか、緊張して固くなった筋肉を緩めたり、患部の血流を促したりする目的もあります。ぎっくり腰などの急性痛は1~2回の処置で済むこともありますし、慢性痛については繰り返し処置して少しずつ痛みの軽減を図ることが多いです。神経ブロック注射を行いながら、運動指導を受けていただくこともよいでしょう。

Q腰痛がなかなか治らないと受診する人もいると聞きました。
A
3

▲長引く腰痛にも対応

整形外科や整体、鍼灸などで変化が望めないという方が来院されています。中には、脊柱管狭窄症の手術を受けたけれど、痛みが治まらないという方も。腰痛では硬膜外ブロックや神経根ブロック注射など、局所に作用する治療を行います。脊髄神経を包む硬膜の外側に局所麻酔薬を注入する硬膜外ブロック注射は、腰全体の痛みの緩和が見込めます。レントゲン透視下に行う神経根ブロックは、痛みの原因になっている神経をより効果的にブロックするためのもの。治療の痛みを少なくするために細い針を使用しています。治療後は院内で40分くらい休んでもらい、安定して歩行できるか、めまいなどの不具合がないかを確認した上で帰宅してもらっています。

Q頸部痛や五十肩の患者さんにはどのような治療を行っていますか?
A
4

▲症状に合わせ、多様な治療を提供する

頸椎症性神経根症など頸椎からくる痛みは、神経の出口が狭くなったことで肩甲部から上肢にかけて痛みやしびれが出ます。その際には頸椎に麻酔を注射して改善を図ります。肩凝りや首、腕に痛みとしびれを感じる頸肩腕(けいけんわん)症候群では、首回りの交感神経に働きかける星状神経節ブロック注射で症状の緩和を図ります。五十肩は肩関節の筋肉の圧痛点に麻酔薬を入れるトリガーポイント注射や、ヒアルロン酸やステロイドを注入する方法があります。症状により、神経ブロック注射とトリガーポイント注射を併用するケースもあります。

Q帯状疱疹から神経痛を訴える患者さんもいるそうですね。
A
20201202 5

▲帯状疱疹ワクチンの接種を推奨する同院

皮疹ができることから皮膚科を受診される方も多いのですが、実は帯状疱疹の治療はペインクリニックの医療領域なのです。帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスにより、皮膚や神経を痛めてしまう病気で、強い痛みを生じます。発症から3ヵ月を過ぎると帯状疱疹後神経痛というやっかいな状態に移行しますので、発症後すぐに治療開始することが大切です。当院では内服薬や神経ブロック注射を用いながら痛みを抑えつつ症状の改善を図っています。特に中高年の方は帯状疱疹を発症すると帯状疱疹後神経痛に移行しやすいので、当院では50歳以上の方を対象とした帯状疱疹を予防するワクチンの任意接種をお勧めしています。

ドクターからのメッセージ

小杉 志都子先生

痛みにより抑うつ傾向となる方や、活動量が低下してしまう方もいますが、そういった事態に陥らないためにも早期に治療を受けることをお勧めします。痛みを長引かせず、早期解決を図ることは、精神面の安定や患部の機能回復を促し、活動的な日常を取り戻すことにもつながります。神経ブロック注射などの疼痛治療はリハビリの起点となる治療でもあり、運動療法と併用することも多いです。当院では多くの経験を積んだ麻酔科の医師がレントゲンやエコーの画像を見ながらミリ単位の精度で治療を行っています。神経ブロック注射について、不安なことがあればなんでもご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

帯状疱疹ワクチン/2万1000円

Access