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木林 博之 院長の独自取材記事

きばやし歯科医院

(長岡京市/長岡天神駅)

最終更新日:2022/10/17

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阪急京都本線・長岡天神駅とJR京都線・長岡京駅の中間地点。アゼリア通りと呼ばれる商店街沿いで、インプラント治療や矯正歯科、歯周形成外科といった専門的な治療を幅広く手がける「きばやし歯科医院」。院長を務める木林博之先生は、歯科技工士から転身して歯科医師となり、歯学博士号も取得したキャリアの持ち主。補綴治療や審美修復を得意としながらも、歯の土台となる歯周組織に重点を置き、歯周病などのベーシックな治療から補綴物と歯肉とのマッチングまで、これまでの研鑽や研究成果を生かしたトータルな歯科治療や口腔ケアを実現している。そんな木林院長がめざす目標や診療コンセプト、盟友となる歯科技工士との共同作業の成果など、アグレッシブな活動についてじっくり語ってもらった。

(取材日2021年6月16日)

最大のテーマは、よく噛めて美しく長持ちする歯

まずはクリニックのコンセプトを教えてください。

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私が治療方針として掲げているのは、機能性・審美性・永続性の3つです。つまり、よく噛めて、笑顔に自信が持てて、やり直しなく長持ちさせることですね。私の専門は審美補綴ですが、補綴というのは単に整った美しい修復というだけでなく、患者さん一人ひとりのお顔に調和した、ナチュラルな美しさを追求するものです。歯の色、形はもちろんのこと、質感や歯肉のラインなど細部にまでこだわります。また、それらを実現するには、歯を支える土台となる歯周組織をしっかり治療しない限り、決して満足な結果は得られません。当院には、各分野のエキスパートの非常勤の歯科医師、経験豊富な歯科衛生士など、プロとしての矜持をもつスタッフが多く在籍し、同じコンセプトを共有しながら診療にあたっています。

先生は歯科技工士の経験があるそうですね。

私が歯科技工士になったのは、友人から「手先が器用だから向いているんじゃないか」と勧められた些細なことがきっかけです。それで大阪大学付属の歯科技工士学校に進み、歯科技工士になったのですが、当時の技工士は長時間労働、低賃金が当たり前。その上思い知ったのは、いくら理想的な義歯を作っても、治療や口の中の状態が整っていなければ限界があるということ。将来に不安を感じて悩んでいたところ、兄の同級生で阪大に在学中の方が「2、3年勉強し直せば歯科医師もめざせる。頑張ってみないか」と声をかけてくれました。その一言で技工所を辞めて勉強し、大阪大学歯学部に進んで歯科医師になりました。大学卒業後は大阪市内の歯科で研鑽を積み、大学院で歯学博士となったのは開業後のことです。

診療時、患者さんとどのように向き合っていますか?

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私は患者さんに「お任せします」と言われるよりも、思っていることがあれば何でも遠慮せずに口にしてほしいんですね。もちろん、できないことは「できません」とはっきりお伝えします。患者さんに媚びるような治療は、その方のためになりませんから。悪い箇所を早めに見つけ、噛み合わせなどを含めてしっかり治療し、あとはメンテナンスで良い状態を長く保つ、それが当院の治療スタンスです。そうやって長く通ってくださる方、家族ぐるみで来院される患者さんが増えていくのはうれしいことです。当院では患者さんにベストな治療を受けていただきたいので、基本的に子どもの診療はほとんどしていません。小児は小児歯科専門の先生にお任せしたほうが適切だと考えるからです。

精度重視の歯周形成や歯科技工で、より自然な笑顔を

先生は歯周形成外科のスペシャリストだと伺いました。歯周形成外科ではどのような治療を行うのですか?

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例えば歯が抜けたところは顎の骨が痩せて歯肉も退縮していますから、そのまま義歯を入れると歯と歯茎の隙間が空き、ブリッジを入れても歯が長くなってしまいます。その対処法として、歯肉を奥のほうから取ってきて移植し、歯肉の形を整えるという方法があります。また、笑った時に見える前歯の歯茎の線が不ぞろいなのを矯正や歯肉移植で調整し、スマイル自体をきれいにデザインするのです。歯周形成後はまず精巧な仮歯を作り、噛み合わせなどに問題がないことを確認しながら細かく調整。最終的にセラミックスなどの補綴物を入れるのが基本的な方法です。そのやり方を歯科技工士さんと協力してこれまで研究してきました。

歯科技工士がいればこそ実現する技術なのですね。

当院が提携している技工所には、専門的な技術と豊富なキャリアを持つ歯科技工士さんがおり、もう17年来の付き合いでお互いに欠かすことのできない大切な存在です。ただ、最初からあうんの呼吸だったわけではなく、私の考えや希望がしっかり伝わるまでには5年ほどの歳月がかかりました。歯科医師の先生の中には「今回の症例は特別にあの技工士さんに発注した」という話を聞くことがありますが、普段付き合いのない技工所にいきなり出してもベストなパフォーマンスが得られるとは思えません。私も技工士経験がありますからよくわかりますが、互いにプロとしてリスペクトし合い、価値観をともにすることが何より大切だと思いますね。

今も研究や後進の指導に力を注ぐ理由は何ですか?

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私は探究心が旺盛といいますか、興味を持てばとことんやってみたくなる性格なんです。歯科の仕事というのは木おけに水をためるようなもので、歯周病や矯正の知識など、おけの板が1枚でもなくなれば全部漏れ出てしまいます。多くの水を蓄えるには、おけの板を1枚1枚長くして容量を増やしていくしかありません。そんなイメージで24年間やってきました。私は今も大阪大学大学院の臨床教授や北海道大学病院の客員臨床教授、歯科技工士学校の非常勤講師を務めていますが、自分が探究した成果を少しでも後進に伝えていければという思いでやっています。先ほど紹介した手法も、論文を雑誌に載せたところ大きな反響があり、今は年2回のセミナーを大阪で開催し、全国から大勢の先生方に参加してもらっています。

歯科治療のゴール地点になることをめざして

先生は、この長岡京市が地元だそうですね。

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小学生の時から長岡京で育ち、父と兄がこの場所で洋品店を営んでいました。その経営が行き詰まり、店も土地も手放さねばならないという話になったんですね。私はちょうど大学を卒業して勤務医をしていました。そこに例の兄の友人がまたやってきて、「おまえがここで歯科医院をやれば?」とアドバイスをくれました。それが開業を決めたきっかけです。経済的にはマイナスからのスタートで苦労しましたが、地元の商店街での営みを引き継いだことで、幼なじみの商店主らと連携して微力ながら地域貢献もできています。

休日はどのように過ごされますか?

最近の趣味は、もっぱら冬場に雪山に登って山の中を滑るスキーです。体を絞るのに効果的で、シーズンになると体重が5kgほど減ります。最近は雪のない時期に渓流釣りにも挑戦しています。ここ1年は感染症のまん延で自粛していますが、自然の中にいると身も心もリフレッシュできますね。それから、講演などで海外へ行った際にフリーの日をなんとか捻出し、ぶらりと観光して回るのも好きです。海外で知り合う諸外国のドクターたちとの交流も楽しく、いろんな刺激をもらっています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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私が目標としているのは、当院が患者さんにとって最後の歯科医院であることです。患者さんが困っていたことがここで解決し、求めていたことがここでかなう。そして定期的なメンテナンスでよい状態を長く保ち、生活の質向上に寄与できればと願っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/48万4000円~、セラミック治療/詰め物:7万1500円~、かぶせ物:12万1000円~、歯列矯正/88万円~、部分矯正/6万6000円~、歯周形成治療/11万円~

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