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松井 泰道 院長の独自取材記事

まつい内科クリニック

(名古屋市守山区/春日井駅)

最終更新日:2019/08/28

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自然豊かな環境に加え、文教地区としても知られる守山区。中でも2000年頃からの都市開発で宅地造成が進む吉根・志段味地区は、小高い丘で教育環境やショッピング施設も充実する閑静な住宅街として注目を集めている。「まつい内科クリニック」は、松井泰道院長がこの街の成長、住民の成長を見続けたいという思いで2005年に開業。小児科・内科・消化器内科を標榜し、きめ細かな医療をめざす。開業当初に診ていた小児科の患者も成長し、学校医として訪問する中学校で会うこともあるという。「開発途中の段階で開業したからこそ街の成長をダイレクトに感じることができた」とうれしそうに話す松井院長に、街のかかりつけ医としての矜持と、自身の専門治療について聞いた。
(取材日2017年8月24日)

街と一緒に成長する、そんな思いでこの地に開業

医師をめざしたきっかけと、開業までの経緯を教えてください。

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京都に住む叔父がドクターで、仲良くしてもらっていたんですよ。それで叔父の話を聞いているうちにドクターに興味を持つようになりました。名古屋市立大学医学部に進学した時、内科系、特に消化器科を選んだのは内視鏡に興味があったからです。外科に行くことも考えたのですが、内視鏡の手技で診察から治療まで完結できることにやりがいを感じました。あとは手を動かして仕事をしたいという思いも強かったです。大学卒業後は春日井市民病院で初期研修をして、そのまま消化器内科に勤務しましたが、学位を取得するために大学に戻りました。その後、名古屋市立大学病院、名古屋市立東市民病院(現・名古屋市立東部医療センター)を経て2005年に開業しました。

開業にあたり、この地を選んだ理由は何ですか?

春日井市民病院に勤めている時、将来の開業のためにドライブがてら下見をしていた時期があって、この周辺は春日井市から1本道で来られる景観の良い丘でした。当時はまだ開発途中でまっさらな状態。宅地造成が進むのを見ているうちに「街の発展を見ながら仕事ができるのは夢があるな」と思い、この地に決めました。実際、何もなかったようなところからかなり発展して、今や小学校が2校、中学校も1校と、人も街もどんどん成長しています。開業当初に小児科で診察していた子どもたちの成長を見られるのも楽しいですね。また街の発展とともに、小児科で子どもを連れてきていた親、そしてその上の世代と、患者層がどんどん広がり、街のかかりつけ医としてのやりがいを大きく実感できているので、この地を選んで良かったと思っています。

街のかかりつけ医として特に気をつけていることはありますか?

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子どもだったら自分の子を診療するつもりで、親世代なら自分を治療するつもりで、おじいちゃんおばあちゃんは自分の親を診るつもりで、と常に患者さんを身近な存在と捉えて診察するよう心がけています。また正しい生活習慣の啓発にも力を入れて、管理栄養士による生活指導や食事指導を行っています。僕だけではどうしてもそういった部分を指導するのは難しくて、管理栄養士をスタッフに迎えてからは診療の幅が広がりました。患者さんには、どういった食事をしているかをリストアップしてもらい、それを元に栄養学の観点からアドバイスしています。正しい食生活や生活習慣で、健康を維持していただくように努める。それが、街のかかりつけ医の役割だと思っています。

検査は将来の安心のために受けてほしい

診察で気をつけていることはありますか?

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初診は特に時間をかけてしっかり確認するようにしています。内科ですので問診の重要度は高いです。患者さん自身がどう伝えて良いかわからない場合も多いですから、漠然としている訴えから要点をつかむようにして、答えを導きだす感じですね。そのためには話しやすい環境も重要だと思っていて、雰囲気づくりにも力を入れています。街のクリニックですから主訴もさまざま。小児科でしたら熱をはじめ、一般的な感染症が多く、高齢者だと風邪などの日常的にかかる病気でいらっしゃいます。そうした環境だからこそ、しっかりと患者さんの話を聞くことが重要です。加えて病状や治療の説明も、なるべく専門用語を使わず、図で解説をするといった、わかりやすい説明を心がけています。

専門分野の内視鏡について教えてください。

消化器科は消化管・肝臓・胆嚢と膵臓の3つにカテゴライズされるんですけど、僕は消化管を得意としています。いわゆる胃腸科ですね。内視鏡の専門家として約20年続けてきましたが、内視鏡は非常に繊細な作業なので今でもすごく気を使います。見落としもできませんからね。それに、やっぱり嫌な検査ですし体への負担もありますから、それらを解消するべく優しい作業を意識しています。ひと昔前は胃カメラといえば、えづいたり、苦しかったりしたイメージですが、いま主流の経鼻内視鏡はそんなに不快感はありません。嘔吐反射がほとんどなく、会話もできるくらい。ですから、たとえ不快な感じがあっても医師に伝えられるので安心です。また大腸カメラも硬さを変えられる機種を使用しています。作業への気遣いはもちろんですが、機材も当然、患者さんのことを考えて選んでいます。

とはいえ、内視鏡検査を怖がる人も多いと思います。

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そうですね。検査に不安を抱えている人には、なぜ検査するのかを理解してもらえればと思います。悪性疾患の発見は早ければ早いほどいいのは当然で、早期発見できた分その後の対応や体への負担も軽減されますから。目の前の検査を怖がるよりも、まだ目に見えていない将来の不安を解消するほうが重要だと思います。また先ほど言ったとおり、カメラの技術も進化していますから、内視鏡検査がつらいというイメージは過去のものになりつつあるということをしっかり伝えて、納得して検査していただくようにしています。僕自身、大きな病気を早期発見して大事になる前に防ぐことができると、何よりもうれしいですね。

心身ともに癒やされる場にしたいから清潔感にこだわる

休日やオフタイムはどのように過ごしていますか?

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体を動かすのが好きなので、スポーツしていることが多いですね。でも趣味と実益を兼ねたランニングは、毎日朝の4時に起きて走ろうと目標を立てつつもできていないというジレンマ(笑)。休みの日はゴルフだったり旅行だったりと何かしら体を動かしています。先日は、息子が中学校に進学したので、それを記念して富士山に登頂しました。残念ながら天気が悪くてご来光は見れなかったんですけどね。あと海が好きで、ダイビングによく行きます。大学の時に先輩と一緒にスキューバダイビング部を立ち上げたほど夢中になっていたのですが、最近は忙しくて行けていないのが残念です。待合室にある水槽を見て我慢していますよ。

明るくて開放感のある待合室ですね。水槽以外にもこだわった点はありますか?

患者さんがくつろいでいられるよう極力シンプルなインテリアにしました。広めのスペースでゆったりとお待ちいただけるように考慮しています、ポスターなどの展示物もできるだけ掲示せず、ごちゃごちゃさせないように気をつけています。そういったインフォメーションは口頭でも説明できますしね。あとトイレは常に清潔にするよう心がけています。トイレこそ癒やしの空間ですから、大理石の壁にするなど上質さにこだわっています。掃除も頑張っていて、今年で約12年たちますが、開院当時と変わらない清潔感が自慢です。

最後に、どんなクリニックをめざしていますか?

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発展途上の街ですので、地域の皆さんと共に成長していきたいですね。かかりつけ医として地域医療への貢献と共に、心身ともに癒やされる場を提供できればと思っています。そのためには親切で丁寧、誠実な接遇は欠かせません。実はこれらのことは、開院当初から経営理念を掲げており、スタッフにも徹底しています。僕はこの地区の学校医もやっているのですが、小児科で診ていた子を、担当している学校の健康診断で会って挨拶したりすることも多いです。そういう時、「この街に開業して良かったな」とうれしく思います。その子たちがもっと大きくなって生活習慣病で来るようになったり、介護を要する世代になっても、きちんと対応できるクリニックでいたいですね。

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