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小西 公麿 院長の独自取材記事

小西醫院

(目黒区/学芸大学駅)

最終更新日:2019/08/28

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東急東横線・学芸大学前から徒歩15分。目黒本町図書館から南西に入った住宅街の一角に「小西醫院」はある。院長の小西公麿先生は、日本産婦人科学会産婦人科専門医で、内科、小児科も得意とするベテランドクターだ。コミュニケーションを大切にしながら患者と向き合うスタンスは、無医村で患者のために奮闘していた尊敬する父の姿が手本となっている。「超音波検査でおなかの赤ちゃんを見るのがとにかく好き」と語る小西院長。その穏やかな笑顔と温かみのある話し方に、診療前の緊張が和らぐ患者も多いはずだ。開業からまもなく18年。地域のかかりつけ医として多くの患者に慕われる小西院長に、診療対する思いをたっぷりと語ってもらった。
(取材日2017年9月4日)

会話を大切にした診療で、幅広い患者層の健康を見守る

医師をめざしたきっかけや開業の経緯についてお聞かせください。

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戦後の医師不足の時代に、富山の無医村で内科の医師として患者のために奮闘していた父親の姿を小さな頃から見ていて、僕も医師をめざすようになりました。産科の道に進もうと決めたのは大学を卒業する頃ですね。新しく誕生する命に対してとても興味があったので、お産ができる医師になりたいと思っていました。大学卒業後は日本医科大学産婦人科で勤務医として働き、その後、父親がいる富山の医院を手伝うようになったんです。その時に患者さんとの距離の違いを強く実感しましたね。医学的な説明と薬の処方をするだけの勤務医時代とは違って、富山では患者さん一人ひとりとじっくり向き合って診療することができたんです。その後、父親が亡くなったのをきっかけに、高校時代から暮らしていた現在の場所で開業をすることに決めました。ここは、以前勤務していた日本医科大学がある武蔵小杉にも近いので、何かあったときの医療連携も取りやすいんですよ。

クリニックにはどのような患者さんが多いですか?

風邪などのほか、糖尿病をはじめとする生活習慣病の症状や、腰痛、関節痛、肩が上がらないといった症状など、いろいろな患者さんがいらっしゃいますが、最近は産婦人科の患者さんが年々増えていると感じています。ここで出産されたお母さんを通じて、そのご主人やお子さんたちが通うようになることも多いですね。中には、生まれた赤ちゃんからそのおばあちゃんまで、3世代で通ってくださっている方もいます。それから、不妊症の相談を受けることも多いんですね。その場合にはもちろんできる範囲でアドバイスはしますが、なるべく知り合いの専門の医師を勧めるようにしています。というのも、ここには妊婦さんや赤ちゃんもたくさん来る場所ですので、ゆったりとした気持ちで専念するためには、不妊専門のクリニックのほうが環境的に良いのではと思っているからです。

先生が診療の際に大切にされていることをお聞かせください。

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患者さんとのコミュニケーションをしっかりと取る、ということですね。きちんと話を聞くことや情報をお伝えすることが大切だと考えています。薬や病名のこともそうなんですが、食事のとりかたや生活に関しては特にしっかり話を聞くようにしています。他のクリニックで話を聞いてもらえなかったという患者さんが、来院することもありますね。ありがたいことに、ここにいらっしゃる患者さんは自分から話をたくさんしてくれる方が多いので助かっています。それから、妊婦の患者さんに対しては、時間を問わずいつでもできるだけ電話がつながるようにしています。妊娠中はちょっとしたことでも不安になってしまう方もいますから、連絡がつくことでそうした不安が解消できればと思っています。

妊娠期間を思い出に残すため4D超音波を早くから導入

もうすぐ開業から20年ですが、これまでを振り返って見ていかがですか?

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大部分は自分が思い描いていたとおりのクリニックになっているかと思いますね。ただ、最近は妊婦の患者さんが増えてきて、時間も人手も足りないと感じることも多いです。産婦人科の診察というのは超音波検査などもありますから、一人あたりの診察がどうしても長くなってしまうんです。急患が来た場合にはどうしてもそちらを優先しなくてはいけないこともありますし、予約をして来院してくださっても、実際にはその時間通りにいかないこともあります。本来はすべての患者さんにゆっくりと向き合いたいというのが僕の思いなんですが、産婦人科の診療が立て込んでいるときには、どうしても小児科や内科の患者さんを長く待たせてしまったり、話が短くなってしまったりすることもあって、心苦しく申し訳ないというのが悩みですね。

こちらのクリニックでは、早くから4D超音波検査を導入されていたそうですね。

4D超音波検査というのは、従来の超音波検査と同じようにプローブをおなかに当てて行う検査なんですが、胎児の様子がリアルタイムの動画で見ることができるんです。赤ちゃんの顔やしぐさなどがとても鮮明に映るので、30周目近くなると笑ったりしている表情までわかるんですよ。当院は土日も診療をしているので、平日休みを取れないご主人も一緒に来院でき、喜んでいただいています。とはいえ、診察のときに胎児が後ろや下を向いていた場合には、後頭部や後ろ姿しか見られないこともあるんです。4D超音波検査を楽しみにしていらっしゃる気持ちは良くわかりますので、その場合には時間の許す限り、赤ちゃんの向きが変わるのを待ってしまうこともありますね(笑)。

この4Dの超音波検査を導入した理由をお聞かせいただけますか?

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胎児の様子をビデオに録画して、出産する時に妊婦さんに差し上げたい、という気持ちが大学時代からありました。勤務医時代にも4D超音波検査を使っていたんですが、当時の大学病院では胎児のサイズを測ったり、障害などがないかどうかを調べたりするためだけに利用していたので、物足りないと感じていました。私はおなかの中の赤ちゃんの様子を見ることが大好きなんですよ。すべての妊婦さんの赤ちゃんを見たいぐらい(笑)。そういう思いがより強くなったのは、自分も子どもを持つようになってからですね。4D超音波検査のテープは、出産まで撮りためると、約60分くらいになるんですが、これは絶対に良い思い出になると思いました。よりきれいに赤ちゃんの様子をお見せしたいと思っているので、4D超音波検査の機械は5年ごとに新しいものと交換をしているんですよ。今は撮ったデータをUSBに入れることもできるので、とても喜んでいただいています。

氾濫する情報をうのみにする危険性を丁寧に伝えていく

最近の妊婦さんの傾向などはいかがですか?

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やはり高齢出産の妊婦さんが増えているという感じですね。40代で妊娠された妊婦さんのほとんどが、出生前検査を受けています。高齢出産でも100人中99人は正常分娩ができるとされていますので、それほど心配する必要はありませんが、検査はとても大切だと思います。それから、帝王切開にできるだけならないように、逆子だった場合には、お灸を使ったり、張りを止めたり、赤ちゃんが正常な位置に戻るための指導なども行っています。逆子というと不安になる方も多いんですが、こちらも自然に戻ることがほとんどですので、それほど神経質になる必要はないと思います。

お忙しい毎日だと思いますが、お休みの日はどのように過ごされていますか?

10年ほど前から趣味で乗馬をしています。今はそんなに回数が行けなくなってしまったんですが、乗馬は姿勢が良くなって疲れも取れるのでいいんですよ。最近は自分の健康維持のためにもジムにも通っています。ジムといっても大部分がストレッチなんですが、おなかが出て気になっていたのでダイエットも兼ねて楽しんでいます。

最後に読者の方へのメッセージをお願いします。

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今はパソコンや携帯で手軽に情報が得られる時代です。当院にも、気になることを自分で調べてから来院される患者さんも多いんですが、インターネットやテレビの情報というのは必ずしも正しいものばかりではありません。間違った情報をうのみにしてしまっている方には、一つ一つ丁寧にそうではないということを伝えながら説明をして、誤解を解消しています。患者さんには、情報を100%信じてしまうのではなく、参考にする程度にとどめていただいて、心配なことがあれば気軽に相談していただきたいと思います。

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