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小坂 恭彦 副院長の独自取材記事

森迫脳神経外科

(宝塚市/山本駅)

最終更新日:2021/10/12

小坂恭彦副院長 森迫脳神経外科 main

阪急宝塚線の山本駅から徒歩3分の場所にある「医療法人社団 森迫脳神経外科」。脳神経外科を専門としながら、地域住民のかかりつけ医としての役割も担い、どんな症状でも診るという総合診療科的スタンスで、幅広い医療を提供している。2014年に副院長に就任した小坂恭彦先生は、数々の大規模病院で診療にあたってきた日本脳神経外科学会脳神経外科専門医。この分野のエキスパートとして、森迫敏貴院長とともに日々の診療に取り組んでいる。地域医療に携わった感想や診療時に心がけていることなど、小坂副院長に話を聞いた。

(取材日2019年7月25日)

脳神経外科を中心に、何でも相談できるかかりつけ医へ

副院長に就任されるまでのご経歴を教えていただけますか。

小坂恭彦副院長 森迫脳神経外科1

京都府立医科大学を卒業後、京都府立与謝の海病院(現・京都府立医科大学付属北部医療センター)、大阪脳神経外科病院、国立舞鶴病院(現・国立病院機構舞鶴医療センター)、京都第二赤十字病院などでの勤務を経て、2014年に当院へ副院長として就任しました。当院の院長である森迫敏貴先生には、大阪脳神経外科病院に勤務していた頃にたいへんお世話になりまして、前任の副院長先生が独立されるタイミングで、声をかけていただきました。森迫院長と医師2人体制で診療にあたっていますが、普段の診療では干渉し合うことはなく、困ったことや相談したいことが出たときには、お互いにコンサルトし合うようなスタンスで診療しています。

こちらのクリニックの特徴をご紹介ください。

脳神経外科クリニックとして脳神経外科の診察を行っていますが、実際のところ、脳神経外科という狭い領域に限定せず、気軽に何でも相談できるかかりつけ医院として、地域の皆さんには相談に来ていただいています。患者さんから相談される大部分は、脳に関係のない症状なんです。でも、そこに脳疾患や他の大きな病気が隠れているケースもありますので、当院では「総合診療科」的な診察を心がけ、もし他の専門治療が必要だとわかれば、専門の病院へ速やかに紹介するようにしています。また当院は診察や検査だけではなく、脳神経外科の手術や入院、退院後のケアまでをトータルに診ることができます。検査から治療・手術・退院後のケアまでを1つのクリニックで行えるというのも、当院の大きな特徴といえるのではないでしょうか。

同院の診療に携わって、感じたことはありますか。

小坂恭彦副院長 森迫脳神経外科2

当院に勤務するまでの私は、大きな病院で脳血管障害、頭部外傷、脳腫瘍などの急性期の治療・手術を中心に行ってきました。そういう現場は一刻を争う選択が必要で、患者さんの希望よりも、生命を優先する専門的な医療が求められています。ですから、患者さんの希望をじっくりと聞いたり、患者さんのその後の経過やリハビリテーションまでを見届けることはできませんでした。そういう意味で、患者さんの抱えるさまざまな問題に対応するプライマリーケアから、脳疾患の患者さんの慢性期の診療まで、幅広く対応している当院の診療には、大きな病院とは違ったやりがいを感じています。患者さんの訴えの裾野が広いので、さすがに当初は戸惑いましたが、患者さんの要望を聞きながら、患者さんにとっての一番良い治療法を決めていく医療ができることは、とてもうれしいことです。

患者の話をよく聞き、患者の思いを見極めながら診療を

診療で心がけていることはありますか。

小坂恭彦副院長 森迫脳神経外科3

患者さん一人ひとりの話を、しっかり聞くことを心がけています。医療従事者にしてみれば、命の危機に関わることを回避し、危険性を減らすことが、患者さんには最善なことだという思いがあります。でも患者さんにとっては、たとえ長生きができても、痛みが増えたり、生活に困る症状が増えたりするのは大変なことです。今の痛みやつらさを少しでも緩和できれば、かなり救われるという方もいます。ですから、患者さんの話をよく聞いて、患者さんにとって何が大切かを常に考えるようにしています。そして、これ以上は自分が診療すべきではないと判断したときは、速やかに専門の病院へ紹介することも心がけています。患者さんから「あちこちの病院へ行きたくない」と言われますと、「ある程度は当院で治療できるだろう」というおごった考えも出やすくなりがちなものですが、そこはやはり、患者さんにとってのベストを考えて、専門の先生につなぐようにしています。

どのような相談の患者さんが多いですか。

初診の患者さんの場合、頭痛の相談に来られる方は多いです。頭痛というのは、必ずしも脳に原因があるわけではなく、頸椎・風邪・生理痛などが原因で頭痛になるケースもあります。頭痛で相談したいけれど、生理痛かもしれないと思って、婦人科へ行ってお薬をもらって安心していたら、実は脳に原因があったというケースもあります。ですから、頭痛が心配なときは、迷わず当院へ相談に来ていただいて構いません。検査をして、脳に悪いところがないとわかるだけでも、元気になる患者さんもいます。もし、頭痛の原因が頸椎にあるとわかれば、薬を出したり、姿勢を正す指導をしたりして対応しています。また、めまいやしびれ、ふらつきなどを相談される患者さんも多いです。この場合は、原因が脊髄の神経にあるケースもありますので、当院では脳と神経を含めて全体的に診る診療を大切にしています。

クリニックの特徴を教えてください。

小坂恭彦副院長 森迫脳神経外科4

当院では、頭部や脊髄のCT・MRI検査を常時行っていますが、その日に検査し、その日に診断して、結果を迅速にお伝えすることができます。この点は、大きな病院にはない強みだと思います。大きな病院の場合は、検査を予約するところから始まって、検査結果が出るまで数日かかることも多いですから。検査結果を踏まえ、患者さんの症状に対して診断をつけることや専門病院への振り分けを、スピーディーに行うことができますので、患者さんにとってはメリットが大きいのではないでしょうか。また、当院では高気圧酸素治療装置を導入しています。これは兵庫県内でも導入する病院は数少ないと聞きます。脳疾患だけでなく、脊髄神経疾患などの後遺症に苦しむ患者さんの治療に役立っています。

脳神経外科以外の、どんな症状にも応じていきたい

医師になった理由、脳神経科を専門に選んだ理由を教えてください。

小坂恭彦副院長 森迫脳神経外科5

医師になりたいと思ったのは、天才外科医師が活躍する有名な漫画を読んだことがきっかけです。小学3年生の時から医師に憧れ、医師になりたいと思っていました。高校時代に進路を決めるときも、医学部以外はまったく考えていませんでしたね。脳神経外科を専門にしようと思ったのは、脳神経外科が全身を診る診療科だとわかったからです。元々私は、何でも診ることができる医師になりたいと考えていました。その頃の病院では、頭に関することはすべての診療科から脳神経外科へ回されていて、逆に、脳神経外科で脳の病気を診るときは、全身の状態までを診ていました。脳を扱うと、全身を扱う。それがわかったとき、全身まで診ることができる脳神経外科を専門に選びたいと思いました。

先生の休日は、どのように過ごされていますか。

子どもが小さい頃、私は救急病院に勤務していましたので、土曜・日曜は休めないことが多く、休める日にはできるだけ家族と外出するようにしていました。でも今は、子どもも学校行事が忙しく、土曜・日曜が暇なのは私だけですので、家でゆっくりと過ごしていることが多いです。また休日を利用して、母のいる実家に月2回ほど帰り、一緒にご飯を食べたりしています。実は、当院での勤務を決めた理由の1つに、高齢の親の介護の問題もありました。確実に休める日がありますと、親の介護もできます。今は休日に母と一緒に過ごしたり、家でゆっくりしたりすることが、私のリフレッシュになっています。

読者へメッセージをお願いします。

小坂恭彦副院長 森迫脳神経外科6

脳神経外科の領域にかかわらず、どんな症状のときでも、相談に来てほしいと思っています。診療では、患者さんが何に困っているのか、患者さんはどうしたいのか、話をしっかり聞かせてもらい、患者さんとの相互理解を深めながら、治療を決めていきたいと考えています。それが大きな病院ではできない、地域のクリニックならではの診療のあり方だと思います。患者さんに根掘り葉掘り話を聞いてみると、深刻な症状が隠れていることが判明することもあります。症状に合わせて当院で可能な検査を行いますので、安心して相談に来ていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/6万4800円

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