安心して赤ちゃんを育てるために
母親の心身を支える産後ケア
梅岡レディースクリニック
(松山市/土橋駅)
最終更新日:2022/07/14
![梅岡レディースクリニック 安心して赤ちゃんを育てるために 母親の心身を支える産後ケア](https://prod-df-public.s3.amazonaws.com/uploads/doctormt/img_title_url/8054/6.jpg)
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- 自由診療
子どもの出産・産後の子育てには多くの不安や心配事がつきまとうが、それらを憂慮するあまり、妊娠中の段階からナーバスになってしまう妊婦も多いという。出産・育児そのものに対する心配はもちろん、もし何かあった時に周りに頼る人がいない、家族も同じように疲れていて頼りにくいなど、個々の生活背景が影響を及ぼしている場合も少なくないそうだ。そんな中、出産後の育児に奮闘する母親たちの産後ケアに力を入れているのが「梅岡レディースクリニック」の梅岡弘一郎院長。産後の母親へのサポートは、生まれてきた新生児が健やかに成長するためにも欠かすことはできないという梅岡院長に、クリニックでの産後ケアの取り組みについて詳しく聞かせてもらった。
(取材日2022年1月19日)
目次
一人ひとりの不安や悩みに寄り添い産後の育児をサポート。「つらい」「疲れた」と感じたら気軽に利用を
- Q産後ケアとはどのようなものですか?
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A
▲「産後ケアを気軽に利用してほしい」と話す梅岡院長
出産後、子育て中のお母さんと赤ちゃんが抱える悩みに、助産師や看護師が専門的な支援を行うサービスです。行政と医療機関が提携して行っているサービスのため、幅広い方への支援が可能な点も大きな特徴です。お産や育児に関する悩みは周囲には相談しにくいこともあり、中には誰にも相談できず一人で抱え込んでしまったり、小さな悩みが積み重なってしまったりすることもあるかもしれません。その結果、産後うつに陥ってしまったり、その先の段階につながってしまったりすることもあります。産後ケア事業はそれらの事態を未然に回避し、赤ちゃんとお母さんの心と体の健康を守ることを最大の目的としています。
- Qサービスの対象となるのはどのような人ですか?
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A
▲産後も参加できるイベントなどを行う併設スタジオ
松山市の産後ケア事業の場合ですと、産後直後から産後4ヵ月頃までのお母さんとお子さんであれば、どなたでも利用可能です。当院では最初のお子さんを出産された時に一度利用し、その後リピートでサービスを利用する方も少なくないですよ。こうやって気軽に使っていただけたらうれしい限りです。また当院の場合は、他院で出産された方も常時受け入れを行っています。住んでいる地域によって利用施設やサービス内容も異なるので、まずは地域の自治体、市役所や区役所の公式ホームページで詳細をご確認いただくとよいでしょう。
- Q利用するための方法を詳しく知りたいです。
-
A
▲併設のエステルーム。産後ケアでもオプションとして利用可能
まずはご自身の住民票がある地域の自治体の産後ケア事業に関する案内をご覧いただき、必要な資料をそろえ、利用希望日の7日前までに役所に申請する、というのが基本的な流れです。その後利用決定通知が発送されますので、それが手元に届いたら希望施設に連絡していただき、あとは当日赤ちゃんと一緒にサービスが受けられる助産院や医療機関を訪れるだけです。地域によっては一部対象者に、サービス利用の際補助金が出る場合もあるので、それも併せて確認しましょう。サービス自体はお一人につき、最大7回まで利用することができます。
- Q産後ケアのサービス内容について教えてください。
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A
▲食事は院内で調理。産後ケアでの滞在中は3食取ることができる
実施する施設によって異なりますが、当院の場合は宿泊、日帰り入院、訪問の3つのサポートを行っています。日帰りサポートに関しても施設に出向くデイサービスと、スタッフがお伺いする訪問の2つから選ぶことが可能です。お母さんと赤ちゃんの体調管理や発育・発達のチェック、育児が思うようにいかない、授乳に自信がない、というお母さんには、授乳指導・育児指導も行っています。お母さんの健康状態によってはお子さんを一度お預かりして、まずはしっかり休息を取ってもらうことを優先する場合もありますね。
- Q宿泊型の産後ケアは、どのような内容になるのでしょうか。
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A
▲滞在はすべてトイレとシャワー室つきの個室
宿泊の場合は11時から翌朝10時半までの1泊2日のサポートで、育児に関する相談に乗るほか、お母さんが休息できるように、昼・夜・朝のお食事もご用意したり、赤ちゃんもお預かりしますので、体と心を休めてゆっくりお過ごしください。このほか、赤ちゃんの健康状態のチェックや問診、昼食後は適宜お母さんの状態に合わせたケアや指導も行っています。赤ちゃんの服やお尻拭きなど、必要なものは各自でご持参いただくことになります。事情によって内容が異なってきますので、詳しくは保健所にご確認ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは入院型/3万5000円/日、デイサービス/2万円/日