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子どもの時だからこそできる
顎を広げるための装置も用いた矯正

グリーン矯正歯科

(一宮市/尾張一宮駅)

最終更新日:2023/09/28

グリーン矯正歯科 子どもの時だからこそできる 顎を広げるための装置も用いた矯正 グリーン矯正歯科 子どもの時だからこそできる 顎を広げるための装置も用いた矯正
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前歯が出ている、反対咬合になっている、乳歯の時はきれいに並んでいた歯が永久歯に生え替わったらガタガタになってしまったなど、小児の歯列に関する悩みは数多くあり、親同士の会話の中でも「歯並び」について話題になるなど、近年小児矯正に対する関心は高まってきているという。「グリーン矯正歯科」の大道貞祥院長は「矯正治療は大人になってもできますが、顎を広げることを図るのは子どもの時のほうがスムーズに行うことができます」と話す。今回は、小児矯正に焦点を当て、子どもの時に矯正を行うメリットや始める時期、矯正中に気をつけることなど、子どもの矯正治療を始める前に知っておきたいポイントを詳しく教えてもらった。

(取材日2023年8月18日)

顎の骨の成長に合わせて行う、無理なく始められる子どもの矯正治療

Q子どもの時に矯正治療をするメリットを教えてください。
A
グリーン矯正歯科 骨格に合わせゴールまでプランニング

▲骨格に合わせゴールまでプランニング

矯正治療は大人と子どもでは方法が違います。大人になると骨格は変化しないため、もし大人で顎が大きく前に出ている場合、選択肢が少なく、手術が必要になることも多い。ですが、子どものうちは身長が止まるまでは顎の大きさも変わり、例えば下顎が小さかったら下顎が大きく成長するように助けるための装置を入れる方法があります。このようにして大人の歯に生え替わる前に骨格のバランスを整えることをめざせることが、子どもの時に矯正を始める大きな利点です。子どもの時に顎を広げることをめざすことで、将来的に抜歯を伴う矯正をしなくて済む場合もあり、矯正の選択肢が広がるという点でも子どもの時期に始めるメリットは大きいと思います。

Q子どもの矯正治療は、いつ頃から始めるのが良いのでしょうか?
A
グリーン矯正歯科 院長は矯正治療について丁寧に説明してくれる

▲院長は矯正治療について丁寧に説明してくれる

ほとんどの子どもは、13、14歳で永久歯列が完成するので、その前に始めるのが良いと思います。一般的には6歳から12歳と言われ、この時期は骨格の修正も図りやすいです。矯正治療をするためには口の中の型を採る必要があるので、6歳未満のお子さんの場合もそれをきちんと行えることが必要ですね。親御さんは、永久歯萌出前でも乳犬歯から乳犬歯までの前歯の噛み合わせが上下逆になっていることに気づいたら、矯正専門の歯科医師を受診してほしいですね。矯正専門の歯科医師が診ることで、その子の口の将来像を予測し、すぐに治療を始めたほうが良いか、もう少し様子を見て良いかの判断もできるので、来院する際のポイントにしてください。

Q小児矯正の方法や期間などについて具体的に教えてください。
A
グリーン矯正歯科 大道先生は長年矯正を専門にしているエキスパート

▲大道先生は長年矯正を専門にしているエキスパート

症例により矯正方法は変わりますが、子どもの場合は入れ歯のような装置を夜の間だけつけて顎を少しずつ広げることを図る方法がよく行われます。この装置を最低2年間つける必要があります。学校へ行く時は外せますし、痛みもほとんどないので、子どもにも負担が少ないです。この装置はあくまで顎を広げるための物で、それによって歯列を整えやすくしたり、抜歯をするリスクを減らすことが期待できますが、歯列を並べるためには永久歯に生え替わった後に、ワイヤー矯正を行います。そのため全体で5年くらいかかります。通院目安は装置を入れている時は6週間に1回、ワイヤーをつけてからはひと月に1回程度です。

Q矯正治療後のアフターフォローについて教えてください。
A
グリーン矯正歯科 マウスピース型装置は目立たないので人気だそう

▲マウスピース型装置は目立たないので人気だそう

歯は一生動き続けるものなので、矯正治療を終えた後そのまま放っておけば、咬耗したり必ず元に戻ろうとしたりして、せっかく矯正しても残念な結果になってしまいます。ですから、矯正が終わった後は必ずマウスピース型装置を入れてその状態を保つことが重要です。当院では、最初の半年はご飯を食べる時と歯磨きの時以外は常にマウスピース型装置を入れてもらうようにしています。半年過ぎたら夜だけにしますが、その状態をずっとキープし続けるには、最低でも5年、できればずっと続けるのがベストです。そして、3ヵ月から半年に1回は定期検診を受け、現在の状態の確認と歯の汚れを取ることで、長く良い状態を保ち続けましょう。

Q矯正治療中に家庭で気をつけるべきことはありますか?
A
グリーン矯正歯科 矯正治療中もしっかりサポートしてくれる

▲矯正治療中もしっかりサポートしてくれる

骨格を広げるための装置をつけている時期はそれほど気をつけることはないですが、金具やワイヤーを歯につけてからは、ガムやキャラメルのような粘着性のある食べ物や硬いおせんべいや骨つきの肉を思い切りかぶりつくというようなことは避けてもらったほうが良いと思います。矯正装置は矯正が終わったら外すものですから、普段でも必要以上に負荷がかかれば外れてしまう場合もあるので、小さいお子さんは親御さんも気をつけてあげてください。矯正中は歯磨きが難しく虫歯になるのではという心配をされるかもしれませんが、1ヵ月に1度通院時に、歯の汚れも取り除きますし、もし虫歯があれば当院で治療も行うので安心してください。

ドクターからのメッセージ

大道 貞祥院長

矯正治療は、早く始めたほうが良い結果が望め、矯正の選択肢も広がるので、迷ったら矯正を専門にする先生に診てもらうと良いと思います。子どもの場合は、これから体が成長していくのと一緒に歯や顎も成長していくので、歯だけでなく骨格も診ることで、ある程度将来を予見することができます。ですから多くの症例を扱っている矯正専門の歯科医院で診てもらうと安心だと思います。また装置を入れるのが苦手なお子さんもいると思いますが、そういう場合、当院では無理強いするのではなく、1時間、2時間と徐々に慣らしながら寝ている間も装着できるようにめざしていきます。矯正相談も行っているので心配なことはご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

精密検査・診断費用5万5千円~  小児矯正 一期治療38万5千円~ ※装置によって費用が異なります。二期治療、各種装置についてはホームページをご参照ください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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