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大塚 重雄 理事長の独自取材記事

大塚矯正歯科

(神戸市中央区/元町駅)

最終更新日:2024/04/02

大塚重雄理事長 大塚矯正歯科 main

「大塚矯正歯科」は2000年に開業した矯正専門クリニック。JR、阪急、阪神、地下鉄の各最寄駅から10分以内のクリニックとして元町商店街内に開業以来、歯列に悩む多くの患者を笑顔にしてきた。「患者さんを和ませ、笑顔にしたい」と話す大塚重雄理事長は、ハロウィーンやクリスマスなど季節ごとの行事で仮装をしたりとサービス精神旺盛。矯正は長い期間の通院を要するが、楽しく通ってもらえるよう工夫が盛りだくさんだ。目立たないことで患者の心理的負担が少なく、リクエストも多いという裏側矯正やマウスピース型装置を用いた矯正ほか、表側の白い装置を用いた矯正や矯正用ミニインプラント併用の矯正、小児矯正、保険適応になる手術併用の矯正など幅広く対応している。初診からの流れ、大塚理事長が心がけていることなど、幅広く話を聞いた。

(取材日2018年11月2日)

小児から成人まで対応、裏側矯正が特徴のクリニック

開業までの経緯をお教えください。

大塚重雄理事長 大塚矯正歯科1

親族に歯科医師はおりませんでしたが、めざすきっかけとなったのは、父親からの「手に職を……」の言葉でした。そして、愛知学院大学歯学部を卒業し、大阪歯科大学大学院歯科矯正学講座を修了、歯学博士を取得いたしました。その後、大学病院や他のクリニックで勤務し非常勤講師となりました。私は神戸の垂水で生まれ育ったのでクリニックがあるこの地は地元ではありません。しかし父がこの元町で仕事をしていたご縁から第二の地元のような気持ちを持っていまして、「地域に根差してやっていきたい」と思い、2000年にここで開業しました。

歯科矯正の種類はどんなものがあるのでしょうか。

裏側矯正、いわゆるマウスピース型装置での矯正、インプラントを使った矯正など手術を併用する矯正も行っています。小児の矯正から成人の矯正まで幅広く対応しており、現在は大人と子どもの比率はおおむね同程度です。当院でリクエストが多いのは裏側矯正で、他のクリニックと比べても裏側矯正を行っている方の割合は多いと思います。そのため、必然的に力を入れている施術になり、私も自信を持って治療を行っています。裏側矯正のメリットは装置が見えにくいこと。表だと他人に見えているストレスがありますので、患者さんは「早く外したい」という気持ちになってしまうんです。しかし裏側でしたら見えにくいので見られているストレスがありません。逆に治療を終える際「理想により近づくまでもっと装着していたい」という方もいます。治療期間はだいたい2~3年程度ですが、ストレスが少ない裏側矯正は通常半年ほど長くなる傾向があります。

初診からの流れを教えてください。

大塚重雄理事長 大塚矯正歯科2

まず、問診票を事前に送り自宅で記入して来院いただくか、当院で問診票を書いていただきます。診察室で私が患者さんの口の中をチェックした後、口腔内写真を撮影し、問診票とともに、カウンセリングルームで10分から15分程度、私がお話しさせていただきます。その後、当院のスタッフが今後の矯正治療の流れやその治療にかかる費用、症例などについて丁寧にご説明します。その日の予約状況によって順番の前後はありますが、以上が基本の流れです。また緊急でいらした患者さんの中には口腔内写真を撮影せず、まずはカウンセリングのみという場合もありますね。初めて矯正について話を聞いて「検討します」と言って保留にされる方も多いですし、ある程度やることを決めて来られてその場で決めていただく方もいらっしゃいます。

長期間通院も楽しめるイベント盛りだくさん

患者さんへ接する際に気をつけていることはなんですか。

大塚重雄理事長 大塚矯正歯科3

患者さんの一番の不安は「自分の理想の歯並びになるのか」ということですが、治療の結果は人それぞれですので確約はできません。ですが、なるべく近い症例を見ていただき、矯正後の姿をイメージしていただけるよう努めています。矯正治療は期間も長くなりますし、「少しでも楽しんでもらえたら」と、開院当初から患者さんとのお花見や懇親会を企画したり、ハロウィーンやクリスマスなどのイベントごとをするようになりました。和んでもらえたらいいなと仮装も始めましたが、初診の患者さんはビックリしますよね(笑)。そのほか、土日も診療していたり、費用面も少しでも負担が少ないように設定したり、どの患者さんもより通いやすい、より親しみやすい雰囲気づくりを心がけています。

明るくテキパキと仕事しているスタッフの方々も印象的です。

試行錯誤していく中でハロウィーンやクリスマス、サマーフェスなどの季節行事が残っていますが、今では準備はすべてスタッフたち。当初は小さいものだったのですがだんだん仕掛けが大きくなっていって、自主的に院内を飾りつけ、私の仮装コスチュームまで用意してくれるようになりました。当院のスタッフは話し方もやわらかく、患者さんへの対応も安心して任せられる人材がそろっています。スタッフの採用面接は私が行うのですが、新人さんは私とだけ働くわけではありません。ですから一緒に働いてくれるスタッフ全員の意見を聞いて決めています。

矯正専門の歯科医師として、どんなところにやりがいを感じていますか。

大塚重雄理事長 大塚矯正歯科4

半年に一度、院内新聞を作成しており、矯正治療に関する知識や注意事項などをまとめたり、症例を写真つきで掲載したり、院内イベントや社員旅行などを紹介するページなどがあります。その中の一つに患者さんの中から了解を得られた方のコメントと、写真を掲載させていただいているんです。そのコメントを見ているとぐっとくることがあります。またスタッフへの感謝などを書いてくださる方がいてそれを見るのもとてもうれしいですね。また矯正を終了された方には花束をお渡しし、記念写真を撮るのも楽しみの一つになっています。

勇気を出してまずは最初の一歩を

入り口から診察室が見えるなど、最近では珍しい造りのクリニックですね。

大塚重雄理事長 大塚矯正歯科5

内から外が見えないところ、外から内が見えないところに入るというのは誰しも不安感があるのではないかと思い、あえて見えるような造りにしました。「見るからに歯科医院」というのではなく、歯科医院らしくない開放的な雰囲気なら入りやすいと考えたんです。開業当初は待合スペースも外から丸見えだったんですけど、さすがにそれは……ということで目隠しになるシートをするようになりました。内装は真っ白な壁、超一流ホテルのような物が見えない洗練された雰囲気をめざして整えていたのですが、年を重ねるごとに絵や患者さんとの写真を飾ることが多くなりました。最初のイメージとは違いますが、それもまたうれしいことかなと思っています。

今後の展望を教えてください。

現在、新しい矯正技術を取り入れていこうと調整中です。まだ詳しくはお話しできず少し時間もかかると思うのですが、現状ある矯正の応用範囲が広がり、矯正中の見た目から矯正結果により期待が持てるものになると考えています。大学院生だった頃に、今取り組んでいる新たな技術に関連した研究をやりたかったのですが、学位論文の時間等の関係でできず諦めたことがあったので、今思えば当時から少し思いがあったのかもしれません。他にもいろいろと思うところがあり、常に歯科矯正が今よりも良くなるといいなと思ってメーカーなどに提案したり、行動したり。講演や発表、実習指導などの機会は減ってきていたのですが、来年は積極的に院外活動を行う年になると思います。

歯科矯正を考えている読者にメッセージをお願いいたします。

大塚重雄理事長 大塚矯正歯科6

歯科矯正に興味を持っても、患者さんご自身に合う歯科医師に出会えるか、金銭面での不安など、実際に行動に移すにはとても勇気がいることだと思うんです。ですが、まずは最初の一歩。その最初の一歩のハードルが高いと思いますが、まずは行ってみて合わないと思ったらやめればいいし、あるいは別のところに行ってみるというのも手です。その最初の一歩、ゼロから1のところが難しいとは思いますが、ご自身のコンプレックスに対して、勇気を出してもらえればいいなと思います。当院でももちろんカウンセリングの結果でやる、やらないとゆっくりお考えいただき、おやめになっても構いません。初回相談は無料ですのでご予約の上、お気軽にご来院いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/70万4000円
舌側矯正(検査料込)/151万8000円
小児矯正(第一段階)/37万4000円
表側矯正/96万8000円
インプラント併用の矯正/124万3000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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