全国のドクター9,103人の想いを取材
クリニック・病院 161,406件の情報を掲載(2020年4月01日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 厚木市
  4. 本厚木駅
  5. あさひ矯正歯科医院
  6. 隅田 能英 院長、隅田 実希 副院長

隅田 能英 院長、隅田 実希 副院長の独自取材記事

あさひ矯正歯科医院

(厚木市/本厚木駅)

最終更新日:2020/04/01

137870

日本舌側矯正歯科学会の創設メンバーであり現在も顧問を務める隅田能英院長が、1987年に開院した「あさひ矯正歯科医院」。2011年に娘の隅田実希先生を副院長に迎え、現在の地にリニューアル移転。以来、矯正歯科を専門に、2人3脚で診療を行ってきた。院内は大きな窓から光がたっぷり入り、アイボリーの壁にはパステルカラーで描かれた動物や草花が彩りを添える。この優しさと楽しさあふれる空間には、2児の母でもある実希先生の「子どもにも安心して治療を受けてほしい」という想いが込められている。ひと月に500人近い患者を迎えるほどの人気だが、一人ひとりの希望をかなえるべく真心を込めて治療にあたる2人。診療ポリシーや力を入れている舌側(裏側)矯正について、息ぴったりに語ってくれた。
(取材日2017年2月9日)

舌側矯正の可能性を見出し、普及に尽力した日々

今年で開業30年ですね。これまでの歩みを教えていただけますか?

1

【隅田院長】ここはもともとは知人が院長をしていた歯科医院で、私は日本歯科大学附属病院に勤める傍ら、矯正治療を手伝っていました。それがある日「ここを建て替えて、矯正歯科専門としてやってみないか」と院長から提案されまして。当時はまだ大学講師や大学病院での勤務を続けていたので、一室をお借りして土日だけ診療することになったのです。最終的には大学病院を辞め、本格的にスタートしたのが1987年。娘が加わることが決まり、来院される患者さんも増えて手狭になったため、厚木市旭町からこの地に移転リニューアルしました。
【実希副院長】私も日本歯科大学を卒業し、研修医、矯正歯科のレジデントコースを経て、日本歯科大学附属病院の矯正歯科に非常勤で勤務していました。診療日以外はこちらを手伝って、大学病院で学んできたことや、勉強会などで得た知識やテクニックを臨床で役立てたいと思い、副院長になることを決意しました。

院長は日本舌側矯正歯科学会の立ち上げにも尽力されたと伺っています。

【隅田院長】今でこそ会員500人規模の組織ですが、30年ほど前の発足時はメンバー数名の勉強会でした。みんなで症例を持ち寄って切磋琢磨した日々が懐かしいです。当時まだマイナーだった舌側矯正をいつかスタンダードに定着させたいという思いで、学会誌や雑誌で発表したり、総会や例会など学会に準じて運営したり。おかげさまで現在では「日本舌側矯正歯科学会」という名称になり、私は顧問を務めさせていただいています。

舌側矯正とはどんな点に優れた治療なのですか?

2

【隅田院長】“裏側矯正”“リンガル”とも呼ばれますが、名前のとおり装置を歯の裏側に着けるので人目が気になりません。それに表側矯正と比べて虫歯になりにくいという点でも優れています。歯の裏側は舌の動きや唾液の循環が活発で、汚れや食べかすがたまりにくいんです。前歯が出ている、いわゆる出っ歯の方にも裏側矯正をお勧めしますね。出っ歯の方は舌で前歯の裏を押す癖があるのですが、歯の裏に装置があることでその癖が抑制される。その結果、口輪筋と唇が歯を内側に押す力が有効に働き、前歯の突出が改善されやすいんです。
【実希副院長】サッカーなど体の衝突が多いスポーツをされる方はけが防止に、管楽器を演奏される方などは表面に装置があると吹きづらい、という理由で裏側の矯正装置を選ばれることが多いです。前歯が出ている方は、表側に装置を着けると口元がさらに目立ってしまうので、そういった意味でも裏側矯正をお勧めしたいですね。

矯正治療はクリエイティブ。一つとして同じものはない

子どもの患者さんも多いそうですね。

3

【実希副院長】私は小児矯正を、“子どもの未来を担う治療”といっても過言ではないと思っています。子どもは骨がやわらかいので、矯正治療によって顎を広げられます。そうすると、奥に落ち込んでいた舌は正常な位置に戻って、気道が広がり、呼吸がしやすくなる。呼吸って生きることそのものですよね? そこに対してアプローチできる治療が他にあるでしょうか? 頭の働き方、免疫機能が違ってくる。ものすごく大きなメリットです。無呼吸症候群に対しても、矯正治療で骨格を広げる方法があります。
【隅田院長】矯正というと、咀嚼ばかり重要視されてきましたからね。当院では成人矯正の技術を応用した装置を、乳歯の生え変わりが始まる小学生のお子さんにもご利用いただいて、なるべく歯を抜かずに噛み合わせや歯並び、骨格そのものを整えていくことをめざしています。

一般の歯科医師と矯正専門の歯科医師はどこが違うのでしょうか?

【実希副院長】ひと月に手がける矯正治療が数名の一般歯科に対し、100人ペースの矯正専門のクリニックでは、受け口、出っ歯、顎が曲がっているなど、ありとあらゆる症例を扱います。そこから得られる知識や技術、生まれる気づきが全然違いますよね。それに小児となると、8~9歳で治療を始めてからすべて完了するまで、7~8年という長いスパンで診ていかなければなりません。だからこそ、高い専門知識とテクニックを持った歯科医師に診てもらうことをお勧めします。

院長は歯科医師の立場で、矯正治療のどこに醍醐味を感じますか?

4

【隅田院長】1回1回の処置が非常にクリエイティブなところです。どこにゴムをかけるか、バネは? ワイヤーはどうするか? どんな絵に仕上げようかと頭の中で思い描き、形にしていく。もちろんルーティンもありますけれど、テクニックをかけ合わせ、パーツを組み合わせる作業はすべてオリジナルで、部品一つ一つが絵具、患者さんはアートのようなんです。だから治療がすべて終わると「やっとできた!」という大きな達成感がありますし、患者さんに喜んでいただくたびに、いい仕事をしているなと実感できます。

歯科医療を通じて、人の役に立てるやりがい

どのようなきっかけで矯正の歯科医師になられたのでしょうか?

5

【隅田院長】父と2人の兄が歯科医師だったので、私も自然と歯学部をめざして勉学に励むようになっていました。矯正歯科を選んだのは歯学部5、6年生の頃、臨床研修で見学した際に興味を持ったからです。大学病院の矯正科に勤めるようになってからも、矯正歯科の仕事がおもしろくて18年間くらいいましたね。
【実希副院長】保険の規制がある一般診療だと、患者さんにとってベストな治療をして差し上げたくても、なかなか自由診療をお勧めできないことがあります。一方、矯正歯科なら保険の規制にとらわれず、常にベストが出せると思いました。また、お口周りに由来する骨格的なずれや全身の健康などにも興味があったので、歯や顎の位置を治す矯正に可能性を感じていたことも大きな理由ですね。

日々の診療で心がけていることはありますか?

【隅田院長】患者さんの要望をよく聞き、なるべく沿う形で治して差し上げることも大事ですし、専門家の立場から最適な治療方針を立ててお示しする必要もあるでしょう。しかしそれも、患者さんご自身が理解できなければ意味がありません。例えば治療の選択肢をご提示するときは、治療による歯並びや顔つきの変化をシミュレートした3D画像を使うなどして、ご本人がより具体的に治療のゴールをイメージできるよう配慮しています。
【実希副院長】どんな仕事もそうですが、毎日のことだとマンネリ化しますよね。自分がやっていることに対して、楽しさがわからなくなったり、やりがいを見失ったり。だから私は、「自分は人の役に立てる仕事をしているんだ」と毎日思い出しながら、患者さんお一人お一人と大事に向き合っています。

今後の展望をお聞かせください。

6

【隅田院長】知識や経験を総動員して、患者さんのニーズを最大限満たせるような治療、喜んでいただけるような治療をしていきたいと思います。あとはしっかり健康管理をして、5年、10年と元気に働きたいです。今も週に2回はスポーツクラブに通って、エアロビクスを取り入れた自転車エクササイズで体を鍛えています。裏側矯正はかがみこんだり不自然な姿勢になるので、結構体力を使うのです。テクニックと体力は同レベルで磨いていかないと、患者さんに還元できませんからね。
【実希副院長】私も自分自身が元気でいられるよう心がけたいと思います。仕事もあるし、子育てもある。そんな中で私が倒れてしまっては、あまりに多くの人に迷惑をかけてしまいます。といってもジムに通う時間はないので、週に2、3回診療前にジョギングをします。そして、1日1日を楽しむ気持ちも忘れないようにしたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

精密検査:7000円、診断・治療方針の決定:3万円
表側矯正:一括支払いの場合(現金、カード、振込)68万5000円~78万5000円
上は裏側、下は表側矯正:一括支払いの場合(現金、カード、振込)103万円~113万円
マウスピース型装置を用いた矯正:一括支払いの場合(現金、カード、振込)78万5000円~88万5000円
※分割支払いも対応できますのでご相談ください

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access