村上医院循環器科・内科

村上医院循環器科・内科

村上幹高 院長

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東急目黒線西小山駅から徒歩8分の『村上医院』。建物はコンクリート仕立てのおしゃれなつくり。そのなかにもぬくもりのあるウッドをあしらい、落ち着いた雰囲気を感じさせる。1966年、目黒区碑文谷に開院し、2003年より2代目院長の村上幹高先生が引き継いだ。村上院長が30年携わった循環器を中心に、内科全般の診療および健康診断や各種の検査が受けられる。患者さんが病院に来られなくなった場合への対応を含め、訪問診療も積極的に取り入れている。自治体や医師会、総合病院などと連携、また、診療所間の積極的な情報交換により大学病院のような高度医療が受けられる地域のシステムを構築中だ。村上院長は、住民の健康寿命(日常的に介護を必要としないで自立できる期間)を延ばすため、毎日奔走している。正直に一つひとつの質問を噛みしめながら丁寧に答える姿からは、心より信頼のおける人間性がうかがえた。(取材日2011年9月15日)

循環器が専門。さまざまな臓器に影響を及ぼす動脈硬化の予防に力を入れる

―開業までの経緯について教えていただけますか?

以前は、昭和大学病院で循環器内科の准教授を務めていました。そこで循環器の診療をしつつ、週に1日くらいのペースで父親の開いていたこの病院に手伝いに来ていました。父親は1966年ごろから開業していたんですが、健康上の都合もあり、2003年に私が引き継ぎました。その際、大学病院なみにCTやMRIなどを導入することは無理でしたが、極力、そのレベルに近づけたいと考え、血液検査やレントゲンなどはもちろん、超音波検査や動脈硬化の検査、呼吸機能に関する検査など、一通りを外来でできるようにしています。また、携帯型で24時間モニターすることのできる心電図や血圧計などの機器も備えてあります。特別なものというわけではありませんが、循環器を専門としている以上、生活習慣病に関連する検査はすべて外来で対応できるようにしたかったんです。

―先生の得意とする診療はどういった分野ですか?

ずっと循環器に関わる仕事をしていました。とくに、大学で働いていたころは、カテーテル治療を中心に、心臓の救急疾患に携わっていたので心筋梗塞や狭心症などの治療について知識と経験を持っています。ただ、大学病院の場合は治療が中心ですが、開業してからは予防が主目的です。いわゆる一次予防といって、病気にかかる前に、食事の面や生活全般を改善したり、または薬物療法を取り入れるなどして、心臓の状態の管理を徹底しています。いわば、大学病院で治療を受けることのないようにするのが、今の私の仕事なんです(笑)。ただ、自分の出身校である昭和大学や、目黒区の五大病院(東邦大学大橋病院・東京共済病院・厚生中央病院・三宿病院・東京医療センター)とは連携をはかっていますので、何かあった場合はすぐに患者さんを紹介して診てもらえますし、大きな検査や入院の手続きをスムーズに進めることができます。

―最近、患者さんの訴えで多いものはなんでしょう?

高齢化にともなって生活習慣病に関わるものが多いですね。高血圧や高脂血症、糖尿病、心臓疾患などです。このあたりは比較的高齢の方が多いということもあるので、私は、往診にも力を入れています。つまり、在宅医療ですね。寝たきりの方や在宅の患者さんのところには定期的にお邪魔しています。これからはますます増えてくるかもしれません。高齢化が進めば当然のようにニーズは増えてくると思います。在宅では、ご家族の方の協力が必要ですが、私としても、患者さんだけでなく、ご家族も含めて診療する姿勢で臨んでいます。

―高齢になると循環器は弱ってくるものですか?

まずは、血管の病気である動脈硬化が進み、そこからさまざまな全身の臓器に影響が現れてきます。脳や心臓、腎臓といった重要な臓器にとくに影響が大きいですね。いわゆるメタボリックシンドロームも、動脈硬化の一歩手前といえる段階ですので、真剣に気をつけなければなりません。血管は年齢とともに固くなってくるんですね。その固さが年齢に相応のものなのか、基準値を超えているのかどうか、日ごろから知っておいた方がいいと思います。とくに40代からは定期的に検査した方がいいですね。当院には、血管の年齢を測る機械がありますので、気軽に来院してほしいと思います。



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