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大江 剛人 院長の独自取材記事

おおえ内科クリニック

(茅ヶ崎市/茅ケ崎駅)

最終更新日:2022/09/29

大江剛人院長 おおえ内科クリニック main

茅ヶ崎市松林の静かな住宅街にある「おおえ内科クリニック」は、2005年に大江剛人(おおえ・たけと)先生が開業。待合室を含めた院内を患者にとって快適な空間にしたいとの思いから、2018年に現在の場所に移転した。電子カルテやウェブ予約システムを導入し、待ち時間の短縮に努め、患者に快適で医療の提供をめざす。地域密着型の医療をめざす大江剛人院長は「アットホームな医療を展開したいと願っていた私にとって、ぴったりの場所です」と優しい笑顔で話し、近隣住民を中心に、幅広い年代の患者を多数迎えている。そんな大江院長に、開業理由をはじめとした地域医療への思いをじっくりと語ってもらった。

(取材日2022年7月4日)

住民の健やかな暮らしを支える地域密着型医療を実践

地域密着型医療をめざしていると伺いました。

大江剛人院長 おおえ内科クリニック1

地域の皆さんが安心して健やかに暮らすお手伝いをするのが当院の役割と考えています。総合病院に勤務していた当時、病気を発症して倒れてから来る患者さんも多かったのですが、それ以前の段階で体調に注意していれば何事もなかったケースも多く目にしてきました。そういったことをサポートしたり啓発したりできる、地域に浸透するクリニックにしたいと、開業にあたってはあえて駅から遠い住宅街を選びました。

どのような患者さんが多くいらしていますか?

近隣にお住まいの方がほとんどです。私の専門である消化器内科と、循環器、呼吸器を中心に、幅広く内科の診療をしています。開業当時から定期的に通院されている方も多いですが、2〜3年ぶりに来た方でも友達に会いに来るように来てくださるのでうれしいですね。アットホームな医療展開をしたかった私の気持ちに、ぴったりの場所なのかなと感じています。開業当初から訪問診療も行っていますが、開業時から通っていた方が年を重ねて通院が難しくなり、訪問診療に切り替えるというケースが、やはりとても増えてきました。そういう方たちをしっかりとフォローしていくためにも、今後は必要であればスタッフの増員も視野に入れて、訪問診療や往診もさらに充実させていきたいですね。

ウェブ予約システムも導入していらっしゃるのですね。

大江剛人院長 おおえ内科クリニック2

2018年の移転をきっかけに導入しました。インターネットで予約をしてもらえば、「あと何人です」というメールを自動的に返すようになっています。このシステムを利用することで院内での待ち時間が少なくなったと患者さんからも声をいただいています。新型コロナウイルス感染拡大を受けて、発熱症状のある方には電話での事前連絡をお願いしていますが、それ以外での受診ではご活用いただいています。ほかに電子カルテも導入して診療の効率化を図っており、院内での待ち時間を少しでも短縮することで、患者さんにとって受診しやすいクリニックをめざしています。移転時には「開放感があって診療所らしくないこと」をコンセプトに空間づくりを行いました。周囲の住居になじむ外観と広い駐車場、友人宅のリビングを訪れた時のようにリラックスできる待合室で、皆さんの来院しやすさを追求したつもりです。

外来と訪問診療、各種検査で健康をサポート

診療上の特徴を教えください。

大江剛人院長 おおえ内科クリニック3

身近な風邪症状から、頭痛、腹痛など急性疾患、気管支喘息などの慢性疾患、高血圧症、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病まで幅広く診療しています。外来での診療に限らず、地域の専門医療機関との連携により、通院が難しくなった患者さんにも24時間安心して自宅で療養できるよう在宅医療にも積極的に取り組んでいます。内視鏡検査やホルター心電図、超音波検査、動脈硬化測定、骨密度検査や睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査など、各種検査にも対応しており、医療機器は定期的に新型に入れ替えながら、精度の高さにこだわって検査と診断を行っています。また、禁煙相談と花粉症治療も行っています。私自身、開業にあたって禁煙したのですが、タバコは大好きなものの一つでしたので、やはり大変でした。ですから、禁煙したいという方の気持ちや苦労は理解できますし、その手助けをしたいと思っています。

内視鏡検査について教えてください。

内視鏡検査は、大学病院などで多くの経験を積みました。当院では経鼻と経口、両方の検査が可能です。鼻からの挿入は口に比べると楽と言われていますが、経口に比べてカメラが細いので映像があまりきれいではありません。そのため、近くに寄らないと確認できない場合もあり、検査時間が長くなることもあるのです。当院では経口の場合、鎮静剤を事前に使って寝ている間に検査することもできますので、嚥下反射が弱い方は口から、強い方は鼻からの検査にすると、負担が少ないと思います。ですから患者さんの体質や希望などをよくお聞きして、どちらにするか決めています。「とても楽に受けられた」と言っていただけるような検査をめざしていますので、紹介やクチコミで検査を希望される方が来られるとうれしいですね。

診察で心がけていることはありますか?

大江剛人院長 おおえ内科クリニック4

患者さんが望んでいることを見極めるために、まずは話をしっかりと聞くことです。患者さんの求める医療ニーズも多様化してきており、その方の求めによって、同じ行為でも良くも悪くも映ってしまいます。ですから診療の際は表情を見ながらお話をし、こちらの説明に飽きているようなら質問をして意思を確かめることもしています。医師になったばかりの頃、お酒が原因で末期の肝硬変を患っていた60歳くらいの患者さんがいました。ある時、「このまま死ぬのは嫌だ。ほんの少しでいいから、どうしてもお酒を飲みたい」と夜中にお願いされたのです。当然お酒は絶対に飲ませてはいけないので、同期の仲間と相談し散々悩みました。その時に頭だけで判断するのではなく、患者さんの望むことを可能な限りかなえることも医師として大切なのではないかと感じました。この経験が現在の診療に対する姿勢にもつながっていると思います。

患者の要望を見極め、希望をかなえる医療をめざす

患者さんが求める医療を提供していらっしゃるのですね。

大江剛人院長 おおえ内科クリニック5

もちろん、なんでも患者さんの求めに応じるというわけにはいきませんが、要望があればお話しいただければと考えています。例えば、検査は最近別の病院で受けたから必要ないとか、できれば薬を減らしたいとか、医療費をできるだけ抑えたいとか、患者さんによって事情や要望はいろいろあるでしょう。こうしたことも伝えていただければ、個々の状態と事情を考慮して、さまざまな調整を行うことが可能です。近年の診療を通して少し残念に思うのは、ご自身の判断で治療を中断したり、処方した薬を辞めたりする方がいらっしゃること。医療の情報にふれ、ご自身の身体について興味を持つことは良いことですが、自己判断は危険です。時に、医療の安全を担保できなくなってしまうこともあります。減薬などをご希望であれば、まずはご相談いただき、一緒に方法を模索していきたいと考えています。

ところで、先生が内科医を志されたきっかけは?

父が医師でしたので、私も自然と医師を志しました。父の仕事場は自宅と隣接していたので、幼い頃からその姿を見ていたのが大きいですね。ただ、医学部に入った当初は外科医になりたいと思っていたのです。医学部の最後に各科の実習があり、外科は「治療学」であり、内科は治療もするが「診断学」だと教わりました。よく手術後に外科の先生が患者さんやその家族からものすごく感謝されたりしますが、内科は検査の診断までですので、そういうシーンはありません。しかし診断は非常に重要なのです。「医学の基本は全部内科にある」ともいわれていて、そこに興味を持ったのがきっかけですね。医学のベースである内科をやりたいと思うようになったのです。

読者へのメッセージをお願いします。

大江剛人院長 おおえ内科クリニック6

最近感じているのは、インターネットの普及によって医学がオープンになり、昔のようにすべて医師任せにするのではなく、検査や治療を患者さん本人の希望も取り入れながら行う時代になったということです。ですから健康診断で、コレステロール値や血糖値、血圧など指摘されたら、その症状について少し勉強していただきたいと思っています。ご自身の体のことに興味を持って調べれば、例えば処方される薬について理解しやすいですし、健康診断や検査の必要性もわかると思うのです。そうして、わからない点や不安なことをご質問いただければ、さらに詳しく、納得できるようにご説明します。そういったことも含めて体調が悪くなる前にクリニックを受診し、年に1回程度、健診を受けていただきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃の内視鏡検査:2万5000円~(自費の場合)

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