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堀 大輔 院長の独自取材記事

ほり泌尿器科クリニック

(堺市北区/中百舌鳥駅)

最終更新日:2021/10/12

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大阪府堺市北区中百舌鳥。大阪メトロ御堂筋線と南海電鉄高野線の駅があり、大阪サウスエリアの住人にとっては交通至便な場所だ。そんな駅から歩いてすぐの場所に「ほり泌尿器科クリニック」はある。「文章に起承転結があるように、症状の原因とどのような治療をするかをわかりやすく説明するようにしています」と話すのは院長の堀大輔院長。灘高校出身で、京都大学医学部に進んだという知性派だけに、話が明確でわかりやすい。人柄も温厚で誠実さあふれる堀院長に泌尿器科クリニックの役割について話を聞いた。

(取材日2018年9月10日)

誰もが入りやすい雰囲気づくりに注力

まずは泌尿器科の医師になられた経緯を教えてください。

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私が通ったのは京都大学の医学部ですが、そこでは6年生を卒業したところで、どこの科へ進むかを選択します。その際、考えたのが「高いレベルのことが学べ、自由闊達(かったつ)に議論ができる場所がいいな」ということ。幸い、京都大学の泌尿器科は基礎と臨床の両面で実績を持っています。京都大学で発信した術式や研究発表が日本はもちろん、世界中に広まっていくという先端の学科だったんです。そんな環境でありながらも指導する先生たちに威張った様子はなく、皆さんがひょうひょうとしている。とある医療ドラマのような上意下達の世界ではなく、下の者も言いたいことは何でも言える自由な雰囲気でした。そんな場所で学びながら高い水準で医療に貢献できる人材になりたいと、泌尿器科の道を選びました。

泌尿器科クリニックではどのような症状を診てもらえるのでしょうか?

おしっこのこと、性器のことなら、なんでも全般的に診るのが泌尿器科です。内科の場合、大体70人に1人の医師が内科疾患に関係あるといわれています。それに対して、私たち泌尿器科は3000人に1人といわれています。それだけにエリアはもちろん、疾病的にも守備範囲が広くなければならないんです。また、泌尿器科の医師が対応する特徴的なものは3つあります。その1つが人工透析。今は内科の先生がメインで扱うことが増えていますが、技術的にもある程度、修行を積まないとできない療法ですので泌尿器科でのニーズは今も高いですね。2つ目が男性不妊症の治療で、3つ目が勃起不全、いわゆるEDのご相談です。幸いなことに、私はこれまでの経歴でこの3つについて学んできました。

患者さんが多く訪れているそうですが、そうした幅広い技能があるからでしょうか?

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確かに患者さんの数は多いですね。ただし、それは技能面と言うよりも、ある意味、愚直に仕事をしてきたことが地域の皆さんに認められた結果なのかなと思っています。開業して16年になりますが、当時の泌尿器科はまだ「後ろめたい感じ」がする負のイメージが強くあったんです。そこで、私はもっと患者さんがオープンに来られるようハードルを低くしました。クリニック全体をオレンジ色を基調にした明るく、温かい感じのデザインにしたり、待合室にマッサージチェアを置き、患者さんがゆっくりとくつろげるようにしたり。ティーサーバーも、開業当初から置かせていただいております。おかげさまでクチコミやリピーターの方の来院が増え、患者数はかなり多いほうだと自負しております。

文章の起承転結のように、診療もわかりやすさを意識

診察にあたり注意されていることはありますか?

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「恥ずかしいこと」と「痛いこと」は、なるべく後回しにして診療するのが私のモットーです。泌尿器科だからといって、すぐにカテーテルを尿道に差し込むようなことは絶対にしません。ただし、重要な疾患が隠れている可能性がある場合は、じっくりと話をさせていただいた上で、「検査しましょうね」と言います。文章に「起承転結」があるように、診察にも「起承転結」があると思うんです。患者さんには常に「なぜ、こういうことになったか」という原因、そして、「今はこういう状況にありますよ、こうすればよくなりますよ」ということを順序立てて説明します。その結果、私の言ったとおりに病状が快方に向かえば患者さんは必ず、満足していただけるはずです。

どのような症状があれば泌尿器科に行けば良いのでしょうか?

少しでもおしっこに異常を感じたら来ていただくのが良いかと思います。排尿時に痛みがあったり、いつもより出が悪いとか。こうした症状には必ず理由がありますから、そこを追求し、ほぐしてあげると、改善に向かうことがほとんどです。最近ですと男性の前立腺肥大症といって、膀胱の出口がトラブルを起こすような病気が増えており、見つかる年齢も下降傾向にあります。女性の場合ですと、膀胱の働きが悪くなって、おしっこが出にくくなったり、漏れてしまったりという症状が多いですね。また、小さいお子さんですと、おねしょも泌尿器科の治療対象です。最近の研究では「幼少時におねしょが止まらなかった子どもは大人になってからも自分に自信が持てない傾向にある」というデータもあるそうなので、早いうちに介入し、ネガティブ要素を取り除いてあげることも大切だと思います。

女性患者に向けた配慮もされていますか?

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通常、泌尿器科の男女比は7対3といわれています。それに対し、当院の比率は6対4と普通よりも女性率が高め。診察室と待合室との間には隔てる扉を1枚余分にもうけ、診察時の私の声が漏れないよう工夫しています。また、なるべく患者さん同士がかち合わないよう、プライバシーはきちんと守られるように配慮しています。最近、過活動膀胱といって、膀胱の働きが鈍くなったことにより尿漏れ、頻尿などの症状を訴える方が増えています。40代以上の8人に1人がこの過活動膀胱ともいわれており、女性の場合は更年期の時期と一致して増えてくるので、お悩みの方は一度、その原因を検査で知っておくのも良いかもしれません。

漢方も用いて患者の選択肢をより広く

診療の際、漢方薬も使われているとお聞きしましたが、どこで学ばれたのでしょうか?

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漢方は独学で学びました。西洋薬と組み合わせながら使うようにしています。泌尿器科の治療は和洋折衷が良いと思っています。長年の経験から西洋薬に漢方を少し組み合わせて処方すると、改善につながりやすいと感じています。すべての人が対象ではありませんが、この人には漢方のほうが合っているな、という方には漢方を中心に治療を行うこともあります。いずれにせよ、問診で患者さんの話を聞き、それに寄り添える治療をすることが大事。そのためには医師は漢方治療を含め、より幅広い選択肢を患者さんに提示できるようにならないといけないと思っています。

休日はどのようにお過ごしでしょうか?

ふだん午後の診療が終わってから帰宅するといつも遅い時間。ですので、月並みですが、なるべく休日は家族と一緒に過ごすようにしています。6歳の娘と公園でボール投げをして遊んだり、家族そろってイベントを見に行ったり。2、3ヵ月に一度は手ごろな温泉施設に泊まりに行ったりもしています。開業してからは行けなくなりましたが、実は私はかなりの温泉好きで、かつては1日5つ、6つの温泉を回るほどだったんですよ。

今後、どのようなクリニックをめざされるのでしょうか?

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来られた患者さん、すべての方により良い生活をしていただきたいというのが私の思い。そのためには、いかに今の医療の質を落とさずによりたくさんの人に満足していただけるかを考えないといけないと思っています。最近、診察室の数を増やし、知人の医師に来てもらって私同様の診察をしてもらえるようにしました。また、泌尿器科に来られても、副甲状腺が原因による疾患など、別の科の診療領域である場合も少なからずあります。そんな時、どれくらい他の科の先生を紹介するスキルを持っているかも重要。そのためには、自分の殻に閉じこもらずに積極的に他科の先生との交流を持ち、知識と交友関係を広げていくことも今後は大切だと考えています。

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