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八木裕香子副院長、八木修先生 の独自取材記事

三木歯科医院

(目黒区/大岡山駅)

最終更新日:2020/04/01

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大岡山駅前のにぎわいを抜けて、徒歩5分ほど。住宅街の一角に、開業から半世紀以上の歴史を刻む「三木歯科医院」を訪ねた。診療の一線を退いた三木寿夫院長に代わり、現在は長女で副院長の八木裕香子先生と、夫の八木修先生が診療にあたっている。2013年夏には院内を改装して、より明るく清潔感あふれる診療空間を整え、長年のかかりつけ患者の評判も上々だそう。一方で、クリニック入口には「三木齒科醫院」と旧字体で刻まれた開業当初からの看板を残してあるのが印象的。地域で長く愛されてきた医院の歩みとともに、三木院長が築き上げてきた地域密着型の誠実な歯科診療を引き継ぎ、より一層発展させていきたいという、八木先生ご夫妻の並々ならぬ使命感をうかがわせる。インタビューではお二人が診療に際して心がけていることや、院内のリニューアルでこだわった点、父である院長に学んだ歯科医師としての姿勢などを交え、日々の診療にかける思いをじっくりと語っていただいた。
(取材日2014年3月3日)

患者さんの「納得」を最優先し、より多くの選択肢を提案

現在はご夫婦で診療にあたられているそうですね。

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【裕香子副院長】以前は私と主人、私の妹の3人体制でしたが、妹が開業したのを機に現在は主人と私の2人で診療しています。当院は1960年の開業。開業当初からいらしてくださっている方は院長とともに年を重ねて来られ、ご高齢の方が多いですが、院長が一線を退いてもう3年ほど。私たちがメインで診療するようになってからは、近隣に新しくできたマンションにお住まいで、私たちと同世代のファミリー層の患者さんや、学生さんもかなり増えてきたという印象がありますね。父を信頼して長く通っていただいていた患者さんも多くて、私たちがここを引き継いだ当初、中には「やっぱり治療はどうしても院長にお願いしたいんだけど…」と不安がられる方もいらしたのですが、診療を重ねる中で、徐々に私たちを受け入れてくださっているのかなという実感が持てるようになってきました。

こちらでは、どういった治療を得意とされていますか?

【裕香子副院長】父が義歯治療を得意としていたこともあり、義歯の治療や調整でお越しになる患者さんが現在もたくさんいらっしゃいますが、虫歯や歯周病など一般的な歯科疾患からインプラント治療、ホワイトニングなど、患者さんのニーズに応じてオールラウンドに対応させていただいています。
【修先生】私も妻も、もとは口腔外科の出身。ですからとりわけ抜歯においては、多少難しい症例であっても患者さんのお体に負担をかけることなく対応できます。また、口腔外科というと手術のイメージが強いかもしれませんが、その前段での診査、診断が特に重要。口の中の所見にかなり重きを置きますから、口腔内のさまざまな疾患を見落とすことなく迅速に治療につなげられることも、当院の強みではないでしょうか。

患者さんと接される上で、心がけていることは?

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【修先生】自分が患者さんだったら、どんな治療をされたいかということを常に考えて、治療法を選択するようにしています。最近は自費診療に限らず、保険診療の範囲内でもかなりきれいに仕上げられるいい材料が増えていますから、「患者さんに驚いていただけるくらい、きれいな仕上がり」を目標に、一つ一つ丁寧に治療を進めています。
【裕香子副院長】歯科診療って、歯科医師の理想を突き詰めていけば、より質の高い材料を使うことができる自費診療に傾いていってしまうもの。ただし、こちらがいいと思う治療であっても、患者さんご本人が納得していなければ、どんなにお金をかけて最高の材質を使って仕上げたとしても、その治療は全く意味をなさないと思うんです。歯科がコンビニより多いと言われているこの時代にあって、やはり患者さんのご希望やライフスタイルを十分に考慮して、できる限り多くの選択肢をご提案できるように努めているつもりです。

ホワイトニングが口腔の健康を意識するいいきっかけに

院内を改装されて、患者さんの反応はいかがですか?

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【裕香子副院長】前回の改装が20年前なので、だいぶ老朽化している部分もありましたからね。最近は私と同世代の女性の患者さんがだいぶ増えてきたこともあって、患者さんがより心地よくリラックスできる雰囲気づくりを念頭に、白を基調にしつつ、部分的に木目調のアクセントを取り入れてみました。以前は入口で靴を脱いでスリッパに履き替えていただいていたんですが、靴のままユニットまで上がっていただけるようにしたのが、今回の改装で一番大きく変わった点でしょうか。改装間もないころは、「靴のままで大丈夫ですよ」とお話しても、患者さんが逆に気を遣ってくださって、「せっかくキレイになったのに靴で上がるなんてもったいないわ」と、あえて靴を脱いで入ってきてくださったりして(笑)。当院の改装を喜んでくださる、温かいお気持ちが本当にうれしかったですね。

新たに個室の診療室を設けられたそうですね。

私自身も経験がありますが、お子さん連れで歯科治療を受けるってなかなかハードルが高いことなんです。特にお母さんが治療をしたくても、お子さんが泣いてしまったりすると、お母さんのほうもあれこれ気兼ねしてしまって、なかなか治療に専念できません。その点、個室があれば、お子さんと同じ空間にいながら他の患者さんに気兼ねすることなく治療が受けられますよね。個室はそうしたお子さん連れのお母さんのほか、ホワイトニング治療の患者さんにも利用していただくことが多いです。ホワイトニングは歯科治療の中でもエステ的な要素が強いだけに、他の患者さんやスタッフの往来などを気にせず、慌ただしくない空間でゆったり過ごしていただきたいと考えているんです。

近年はそのホワイトニングにも力を入れていらっしゃるとか?

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【裕香子副院長】ホワイトニングを希望される患者さんが増えてきたということが背景にありますが、歯を白くすることをきっかけに、多くの患者さんがご自分の口の中に以前よりも興味を持たれ、口腔内全体の健康に対する意識の高まりにもつながっているんです。最近は女性ばかりでなく、男性でホワイトニングを希望される患者さんも目立つようになってきました。当院では30代以降の患者さんが多く、やはり年齢を重ねてくるとホワイトニングの処置をしても反応が徐々に鈍くなり、なかなか白くなりにくい方も多くいらっしゃいます。ですから、ホワイトニングのセミナーなどに参加して得た最新の知識を元に、患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせて、より効果が出やすいように処置に要する時間や回数をアレンジしています。

ここを選んで通院してくださる患者さんの期待に全力で応えたい

インプラント治療に関する相談が多く寄せられるそうですね。

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【裕香子副院長】当院にはとりわけ「他院でインプラントを勧められたんだけど、なんだか怖くて…」とご相談にいらっしゃる方が多いんです。父の代から義歯治療を多く手がけていたこともあり、インプラント治療をそれほど強くお勧めすることはないので、そうした安心感からご相談が多いのかもしれません。
【修先生】インプラントは人工物でありながら、自分の歯のような感覚で使うことができますし、入れ歯をすることによって食べ物の味が変わってしまう、吐き気を催すといった方にとっては、生活の質を飛躍的に向上させる治療技術と言えるでしょう。しかし一方で治療期間や費用がかかる上、一度歯を失っている方はインプラントにされたとしてもそれなりのリスクを伴いますから、10年、20年先を見据えて定期的なメンテナンスの重要性についてしっかりと理解していただく必要があります。加えて、患者さんに全身疾患がないかどうかといったこともきちんとリサーチするなど、とりわけインプラント治療をお勧めするにあたっては、歯科医師が負うべき責任はとても大きいと思っています。

お忙しい毎日の中で、休日はどのようにお過ごしですか?

【修先生】私の趣味がサッカーなので、仲間との試合にたまに参加したりして、リフレッシュしています。
【裕香子副院長】主人のサッカーの試合は、私が応援に行くとどうも緊張してしまうみたいなので(笑)、応援には行かずお留守番することが多いです。以前は私は私でヨガを習ったりして、仕事の傍ら趣味を楽しむ余裕もあったのですが、最近の休日は家事に加えて医院経営やスタッフのマネジメントなど、診療外のことであれこれ考えることも増えてきて、あっという間に時間が過ぎてしまいますね。

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

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【裕香子副院長】私は新しいもの好きなので、何にでも挑戦してみたいタイプなんです。最近は以前に比べて拡大鏡を常に使って診療するようになり、より高度で精密な治療を追求していきたいという思いが強くあります。父は60代、70代の大ベテランと呼ばれる域になっても頻繁に勉強会に通い、セメントや接着剤など歯科材料の一つ一つにこだわって、妥協のない治療を実践していました。そうした姿勢に信頼を寄せて、長年通ってくださっていた患者さんが大勢いらして、私たちが今その診療を引き継がせていただいています。そうした意味では私たちも常に学び続ける姿勢を忘れず、夫婦であり、同僚ではありますが、互いにいい意味で「ライバル」として切磋琢磨していかなくてはなりません。これだけたくさんの歯科医院がある中、駅からそれほど近いというわけではないこの場所まで足を運んでくださる皆さんのご期待に、これからも全力でお応えしていきたいと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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