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内田 淳夫 院長の独自取材記事

うちだ内科クリニック

(名古屋市守山区/小幡駅)

最終更新日:2020/04/01

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名古屋鉄道小幡駅から徒歩10分ほどの住宅街の一角にある「うちだ内科クリニック」。総合病院で経験を積んだ内田淳夫院長が2004年に開院。明るく温かみを感じられるオレンジを基調にした院内。待合室は広々しており、窓が大きく天井も高いので開放感がある。「検査に来られる方が多いので、設備には力を入れています」と話す内田院長。緊急時の血液検査は院内で測れる体制にしており、白血球、肝臓、すい臓などの測定結果は15分程度で出すことができる。他にも、痛みの少ない経鼻内視鏡を使うなど患者のことを第一に考えている。また、データを使って具体的に説明することを徹底。患者の安心感にもつながっているようだ。医療現場へのこだわりが強い内田院長に、診療に対する思いを聞いた。
(取材日2017年7月4日)

高機能の設備を導入し、質の高い治療を提供

医師になったきっかけ、開業までの道のりについて聞かせてください。

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身内に医師が多い環境で育ったこともあって、医療の仕事は子どもの頃から身近に感じていました。消化器を専門に診療することになったのは、自分で治せる内科医師になりたいと思ったからです。消化器の魅力は、早期がんなども内視鏡を使っておなかを切らずに治療できるので、患者さんの負担も少なく、早く自宅へ帰してあげられることです。開業に至ったのは、16年間総合病院に勤め、キャリアを積み、指導する立場になったときに感じた「人に教えることよりも、人を診て治療したい」という思いからでした。そこで、40歳をひと区切りと考え、守山区に開業することにしました。ここを選んだのは、高校時代から住んでいた土地勘のある場所で、自宅にも以前勤めていた病院にも近かったからです。長く診療を続けてきた患者さんにも対応できますしね。

設備へのこだわりはありますか?

当院の患者層は内科ということもあり、幅広い年齢の方がいらっしゃいます。後は、定期健診や二次検査を受けに来られる方も多いですね。患者さんには安心して質の高い医療を受けていただきたいと考えているので、設備にはこだわっています。例えば、診断の精度を高めるために、当院では緊急時の血液検査をなるべく院内で測れる体制にしています。白血球、肝臓、すい臓などの測定結果は15分程度で出すことができます。また、地域に糖尿病の患者さんが多いので、ヘモグロビンA1cを測定できる機械が3台あります。3台導入したのは、ご夫婦で来られることも多いので、待たせることなく検査を受けていただくためです。迅速に結果を出すことで、何もなければ安心感を与えられますし、病気の早期発見になれば、それだけ治療を早く進めることができます。

使用している内視鏡についても教えてください。

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まず、すべての治療に言えることですが、患者さんが苦しくならないようにすることが一番です。そこで当院では、上部(胃)内視鏡検査では鼻から挿入する経鼻タイプのものを使っています。口から挿入する経口内視鏡もありますが、そちらを使うケースは少ないですね。治療の前には、必ず2つあることを患者さんに説明しますが、大半の方が経鼻を選択されますね。大腸内視鏡についても、挿入中に硬度を調整できる硬度可変式の内視鏡ではなく、最初から細くてやわらかい内視鏡のほうが痛みを軽減できるので使用しています。技術の習得も大事ですが、それを生かせる道具があってこそだと思っています。今後も良い治療機器が開発されれば、積極的に導入を考えたいですね。

エビデンスやガイドライン重視で、患者への説明を徹底

治療の際に心がけていることがありましたら教えてください。

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私は基本的にエビデンスに基づいた治療とガイドラインを重視したいので、目標を設定して患者さんに説明をしたいと常々考えています。データがあれば、より的確な説明ができるので、それを行うためにも高機能な設備が必要なわけです。「頑張りましょう」「いいですね」のような抽象的な言葉では、なかなか患者さんには伝わりませんよね。それよりも、「この数値をここまで減らせるといいですね」といった具体的なデータを提示しながら説明しています。治療の際に、患者さんにお見せしているモニターには、患者さんごとのデータが蓄積されているので、過去と現在の時系列で経過がすぐにわかります。患者さんにとっても納得と安心の材料になると思います。

スタッフによく話していることはありますか?

スタッフには、患者さんのことを思って誠実に接するように話しています。現在のスタッフの半数は開業時から変わっていませんので、そのあたりはすべて理解してもらえていると思います。当院の場合は、口よりも行動を見て覚えてもらうことも多く、理解の早いスタッフには助かっています。中でも、私が治療を行う上で、看護師の役割は重要です。例えば、糖尿病の患者さんの血糖値やヘモグロビンA1cを測るのは、看護師です。その際に、患者さんといろいろな話もしているのですが、それが私にとっても大事な情報源となるんです。なかなか医師には話しづらいことも、看護師には気軽に話せたりするんですよ。その情報があることで、患者さんにも適切な指導が行えています。

地域との連携についてはどのようにお考えですか?

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近隣の病院が大学の医局の先輩や後輩が多いので、力になってくれる医師は多いです。昔からの付き合いなので、お互いのこともわかっていますし、連携がしっかりとれていれば患者さんにとってもメリットが大きいと思います。当院としては、これまでの経験を生かし、各総合病院と連携をとりながら、皆さんが安心できるような地域のかかりつけ医をめざしています。特別なCTやMRIなどはありませんが、患者さんには総合病院に診察へ行くのと変わらないと考えてほしいですね。役職の名前がなくなっただけで、基本的には勤務医時代とやっていることは変わりませんし、現場で患者さんを診て治療するという望んだ形になっていますね。

これまでどおりのことを続けていくことが大事

これまでで印象に残っている診療はありますか?

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この地域で10年以上診療してきましたが、良い意味で何も変わらないといいますか、ずっと同じことをやってきたつもりです。街自体も完成された住宅街で、風景もそこまで大きく変わっていませんしね。そんな中で、印象に残っているのは、勤務医時代に、応援として阪神・淡路大震災に派遣されたことです。最初は外傷を治療するために外科医が出向き、その後に内科医が向かうという流れでしたが、まず現場を見て本当にショックが大きかったですね。その後、避難所に薬を届けたり、調子の悪い方を診て回りました。これまでの医師生活の中でも、いまだに忘れられない出来事ですね。

休日の過ごし方を教えてください。

昔から絵が大好きなので、休日は家族と美術館によく行きますね。娘、息子と一緒に行ったりもしますよ。ちなみに、院内に飾っている絵は妻が選んだものです。見るのは好きなんですが、描くのはあまりうまくはないです。肝臓の絵とかは得意なんですけどね(笑)。夏休みなど長期の休みがとれるときは、東京まで美術館巡りに行くこともあります。美術館では、絵を描いた方がどんな気持ちで描いたかを想像しながら鑑賞するんです。見ていて気持ちが伝わってくる絵が好きですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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検査がつらいから行くのが嫌という方がたまにいますが、健康診断で引っかかったときは、放っておかないでください。そのときに検査へ行かず、実はがんだったという患者さんを当院でも多く見てきました。場合によっては大変なことになりかねないので、そうならないためにも検査で早期発見となれば、治療もそれだけ楽になります。特に消化器の場合は、早い段階で見つかれば、治せる病気が多いので、せっかくの機会をなくさないでほしいです。当院の目標としましては、何かを変えるというより、今までどおりのことをやっていきたいです。やるべきことはやってきたつもりなので、特別なことをするというよりも、変わらないように努力することが大事だと思っています。知識や技術の習得、スタッフへの指導もこれまでどおり続けていきます。

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