医療法人社団 法山会 山下診療所 自由が丘

医療法人社団 法山会 山下診療所 自由が丘

山下 巌理事長

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おしゃれな店が立ち並び、多くの人が行き交う街・自由が丘。にぎわう駅前からすぐの場所に、開業から50年以上の歴史を持つ「山下診療所」がある。山下巌理事長の母であり、現・会長でもある山下智子先生が開設した「山下歯科」に、医科を併設したのは1994年。以来、医科と歯科が融合したスタイルの「かかりつけ医」として地域に貢献し続けている。プライマリケアを重視する診療所として、常に新しい情報と質の高い医療の提供をめざす。それぞれ専門分野を持つ医師たちが診療を行うことも同院の特色のひとつ。爽やかな笑顔が印象的な山下理事長は、時代の一歩先を行く医療と理想的な開業医の在り方を模索してきた。進歩し続ける「山下診療所」の医療、医科と歯科の融合が持つ可能性、今後の展望などを聞いた。
(取材日2017年7月12日)

医科と歯科が融合した診療が生み出す多くのメリット

―開院から50年以上だと伺っています。

母が自由が丘に開業したのが1964年です。父は東京大学で口腔外科の助教授をしていて、私も東大の医学部に入学しました。大学卒業後は消化器外科で研修を受け、大学院で免疫学を学んだ後、1994年から当院で働き、そこで歯科の勉強も始めました。これまで自分が学んできたことを生かしたかったので、医科を併設し、現在に至ります。もともと父には、歯科は医療の一分野であるという思いがあり、僕もまた歯科は重要だと考えています。それが医科と歯科の融合という当院のスタイルの原点になっていると思いますね。僕は外科の医師でしたが、比較的早く開業したこともあり、自分のアイデンティティーを医師というところに置き、さまざまな分野を学びました。クリニックで安全に提供できることは、何でも取り組んでいきたいと思っています。

―医科と歯科の融合にはどのようなメリットがあるのですか。

症状によって耳鼻科かもしれないし、内科かもしれない、歯科かもしれないと悩む患者さんも多く、そのように困っている患者さんを当院はワンストップで受け止められているという実感はあります。また、薬で全身症状を抑えている患者さんがインプラントなどの外科的処置を受ける場合、当院では医科と歯科の医師が対等な立場で意見交換し、患者さんにとって安心できる治療を受けていただけるよう努めています。医科では、呼吸器内科、循環器内科、糖尿病内科、アレルギー科など、専門を持つ医師たちが、それぞれ曜日ごとに診察にあたっています。当院で診療するドクターは、大前提として全身を診ることができるプライマリケアの知識を持つ医師ですから、どの曜日に来てくださっても大丈夫です。医師同士が連携をすることで、専門的な部分についても補完できていると思いますね。

―歯科も同じシステムですか?

歯科にも口腔外科やインプラント、矯正歯科、保存歯科を専門とするドクターが在籍しています。歯科医療も医科同様に細分化されてきていて、大学では歯周病や口腔外科、根管治療やインプラントなどが別々の科として存在します。トータルに診たいという歯科医師が、大学病院で力を発揮しようにも、例えば口腔外科に属したら、歯周病の治療は十分にできないわけです。能力のある先生方にやりがいを持って診療できる場所を提供したいという思いがあります。また、複数の歯科医師がいることで一人の患者さんの症例をみんなで議論し、冷静にその患者さんに適した治療が選べることもメリットだと思います。当院で研修した後、大学院で学び再び当院に勤務する先生も多く、当院のやり方を知った上で学んだ専門技術を実践しています。一人ひとりの先生の治療の質が高いのが特徴のひとつですね。



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