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木村 裕之 院長の独自取材記事

木村メディカルクリニック

(目黒区/学芸大学駅)

最終更新日:2019/08/28

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毎月数多くの患者が来院し、内視鏡検査は2ヵ月待ち。「木村メディカルクリニック」の診察室に入ると、太陽のような笑顔で木村裕之院長が迎えてくれる。ユーモアがたっぷりの院長の話を聞いていると、いつの間にか笑顔になり時間を忘れてしまう。同院の人気の秘密は、院長の人柄はもちろん、痛みや苦しみをできる限り抑えるために考えられた内視鏡検査にもあるようだ。大学病院の救急で10年以上治療にあたった経験から生まれた、鎮静剤を用いた内視鏡検査を受けに、毎日多くの患者が訪れているそう。各大学病院や総合病院からの紹介で来る患者も多く、他の医療機関からの信頼も高い。多忙を極める木村院長に、クリニックの内視鏡検査を中心に話を聞いた。
(取材日2018年8月24日)

経口に的を絞り、精度にこだわった内視鏡検査を実施

こちらで受ける内視鏡検査は、苦痛が少ないとお聞きしました。

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一般的な内視鏡とはやり方が違うんです。鎮静剤を使い、患者さんが寝ている間に検査が終わるようにしています。なので、つらい、苦しいというよりもむしろ「よく寝た」という感じではないでしょうか。本当に負担は少ないと思います。僕は開業前、大学病院の救急科に10年以上在籍していたのですが、今行っている内視鏡検査の技術はその時に得たものなんです。心がけているのは、検査時間の短縮と丁寧な作業。そして患者さんが楽でいられることを何より重視しています。だからでしょうか、患者さんのほとんどはクチコミや紹介で来られる方で、ご夫婦や親子で来られるケースも多いんですよ。内視鏡検査を受けた方がご自分の家族や知人友人を紹介してくださるんです。

患者さんはどのような方が来院されていますか?

患者さんの年齢層は幅広く、10代から100歳を超えている方までいらっしゃいます。この地域のクリニックにしては、比較的若い方が目立ちます。胃カメラや大腸の検査で来られる方が一番多く、次に多いのが風邪の症状で来られる方。内視鏡検査では、遠方から来られる方もいらっしゃって、毎年11月は北海道から町ぐるみで来院される方たちで貸し切りのようになるんですよ。羽田から直行されて、ここで検査を受けてから買い物だとか用事を済ませて帰られるそうです。そういう方が来られる日が1週間ほど連続しますね。海外から内視鏡検査を受けるために来院される方もいます。

先生は口からの内視鏡検査が得意だとお聞きしていますが、鼻からの内視鏡検査も対応していますか?

経鼻内視鏡は使っていません。というのも、カメラの画素数が違い、口から入れる内視鏡の方が画素数が良いので、病変を見つけやすいのです。また、鼻からの内視鏡は人によっては意外とつらく、鼻の穴が小さい人は、内視鏡が通るだけで苦しい場合もあるんですよ。「鼻からの内視鏡がつらかったから」という理由で当院に来られる方もいるくらいです。僕も経鼻内視鏡を試してみたことがありますが、画像の鮮明さも、患者さんの反応も、どちらを取っても明らかに経口内視鏡のほうが良いと僕は思うんです。

先生の朗らかなお人柄もとても魅力的です。先生と話したくて来られる患者さんもいるのでは?

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そういう人もいますね(笑)。開業前、大学病院の救急部門にいた時は全然こんな性格じゃなかったんですよ。開業してからです、変わったのは。患者さんを楽しませようという気持ちがあるからですかね。クリニックに来て暗い気持ちになっては仕方ないですから。開業して1年くらい過ぎた頃には、こういうキャラクターになっていたんですよ。患者さんはだいたい笑顔で帰っていきますね。

内視鏡検査は常時2ヵ月待ち

内視鏡検査を受けに来る患者さんがとても多いそうでね。

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当院はいろいろな診療科目がありますが、すべて僕一人で見ています。患者さんの数はどんどん増えていて、枠を増やしてはいるのですが、予約は常に満杯でだいたい2ヵ月待ち。検診よりも、調子が悪くて見てほしいという方が多いです。ただ、大きな病変がある方は少ないです。当院の場合、内視鏡2回目以降の方でピロリ菌の陽性者が一人もでたことがないんですよ。除菌をしっかり行うので3回目の検査まで行く方はいません。開院当初は、ほとんどの方がピロリ菌の検査をすると陽性でしたが、現在は1ヵ月に1人または2人いるかいないかです。学芸大学駅近辺に住んでいる方のピロリ菌は僕がたくさん除菌しましたよ(笑)。

増え続ける患者さんに対し、クリニック規模の拡大したり、後進を育てたりといったことはお考えですか?

大きくしようとしたらクリニックを移転するしかないのですが、そこまでは考えていないんです。僕自身もいい年ですし。今できる範囲で続けていこうと思っています。後進の育成については、以前大学病院で働いていた時、僕がやっている胃カメラの方法を後輩に教えたことはあるんです。ずいぶんたくさんの人に指導しましたが、結局誰も僕がイメージするようにはできるようにならなかったんです。どうやら自分でも気づかないうちに、いろいろな技を使っているようで、真似できる人がいなかったんです。

先生の技術を学びたいという若いドクターもいるのではないでしょうか。

いないですね。若いドクターは「大きな病院で、内視鏡を使った大きな手術をしたい」と思うんです。当院でできるのは外来で行える範囲。もう少し小さなことになります。ですから、そういうことをめざそうというドクターはあまりいないのでしょう。ただ、そんなに大きな手術が必要になる人の数はそれほど多くありません。むしろ当院のような町のクリニックでの検診を必要としている人のほうがいっぱいおられるわけで、大きな手術はできなくとも、クリニックが果たす役割は決して小さくないと考えています。

開業して良かったと思うところを教えてください。

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たくさんの患者さんを診られるところです。大学病院にいたら、外来を週に2回やったとしても、初診の患者さんを1週間に20人も診られません。ところが、ここなら百人単位ですから。圧倒的にたくさんの患者さんに接する機会があるだけでなく、初診の患者さんに接するチャンスも多いんです。また、外来と内視鏡検査をすべて一人で行えるのもいいですね。大学病院だと、外来と検査をする人が違うんです。外来は有名な先生が担当されても、内視鏡検査をするのは別の先生になります。しかし当院なら、外来も内視鏡検査も僕が行います。患者さんの安心感が違いますよね。

休日はゴルフを中心に外で体を動かすアウトドア派

休日はどのように過ごされていますか?

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ゴルフが好きです。外で体を動かすのが好きなんです。休みは、ゴルフ、睡眠、ゴルフです。休みの日に家にいることはほとんどありません。アウトドア派なので外に行っちゃいます。あとは釣りも好きですね。だから、ゴルフに行って、終わった後に釣りに行くなど、1日に3つか4つのアクティビティーを楽しんだりしますよ。

最近、患者さんを見ていて感じることはありますか?

これも不安の一つなのでしょうが、「こんなに長い間、薬を飲んでいても良いのでしょうか」と聞かれることがあるんです。こういう質問をされるのは、不思議と中年以降の女性ばかりです。血圧のお薬、コレステロールのお薬、胃のお薬。これらは長く飲むお薬なので、医学的には何の問題もありません。そういう質問をされる方には「あなたはお化粧を毎日していますよね。お化粧は毎日しても大丈夫なんですか?」と聞きます。化粧品もアレルギー反応を起こすことがありますし、絶対に体に吸収されていないと言い切れないですよね。僕から見ると同じなんです。こう話すと、皆さん「あ、大丈夫なんですね」とわかってくださいます。

とても忙しくしていらっしゃると思いますが、ご自身の健康はどのように管理されているのでしょうか。

僕、風邪をひいて休んだことが一度もないんです。医師が風邪をひいて休むのはプロ意識が足りないから。ひかないのが普通と考えているんです。風邪の患者さんを診たら、患者さんが診察室を出て扉が閉まった後、必ず水をひと口飲むようにしています。菌を飲み込んで洗い流してしまう。水を飲むまでは、次の患者さんを入れません。それだけですね。

読者へのメッセージをお願いします。

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「気のせいかもしれないけれど不安なところがある……」というような方でも来てくださって大丈夫です。遠慮することはありません。そういう患者さんを受け止めるのが町のクリニックの役目です。

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