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坂口 英樹 理事長の独自取材記事

あいレディースクリニック

(岐阜市/西岐阜駅)

最終更新日:2021/10/12

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岐阜駅から車で約15分、住宅街の一角にある「あいレディースクリニック」。2020年7月にリニューアル開業したクリニックだ。改装したばかりの院内は白を基調とした居心地の良い空間になっている。患者との会話を大切にし一人ひとりのニーズに寄り添うなど丁寧な診療を心がける坂口英樹理事長。出産だけでなく婦人科系の疾患など、女性の幸せと健康のため日々診療に臨む坂口理事長に話を聞いた。

(取材日2020年9月1日)

さまざまな縁によりリニューアル開業

7月にリニューアル開業されたクリニックだそうですね。

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もともと開業しておられた先生が医療の継続性を考え、ご自身が元気なうちに継承者をと探しておられて、お声がけいただきました。また、私の子がここで生まれたときに、出産に立ち会っていたご縁もあります。それで、子どもの誕生日7月22日にリニューアルできるよう準備を進めました。クリニック名については、誰が聞いてもポジティブな響きのあるクリニック名にしようと「あいレディースクリニック」という名前を考えました。

院内を大幅にリニューアルされたのだとか。

外壁は補修してあったので、院内を私が好きな清潔感のある白を基調にリニューアルしました。院内のイメージは、女性目線でどういうものがいいのか妻や友人などに意見を求めました。また出産後のハッピーギフトとしてハワイアンロミロミというアロマオイルリラクゼーションとヘッドスパを提供しています。また今回新たに、ニューボーンフォトを開始しました。新生児期は柔軟性が高く、胎内記憶のためか神秘的な姿を見せてくれます。退院までに撮影し、1ヵ月健診時にすてきなお写真をパネルにしてお渡ししています。

先生が医師、中でも産婦人科を専門にされたのはなぜでしょう?

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高校で進路を決める時、自分が主体的に考えて仕事ができる職業を考える中で、弁護士や医師が候補にあがってきました。医師を選んだのは、ある程度自分の裁量があるでしょうし、なにより患者さんと直接関われるところがいいなと思ったんです。大学に入ってからさまざまな勉強を経て専門を選ぶ際には、新しい命を迎えることに魅力を感じて産婦人科を専門に選びました。大学病院では、周産期診療の他に、がんの患者さんの手術や抗がん剤治療、放射線治療などに携わってきました。

患者一人ひとりのニーズをしっかりくみ取る

診療の際に心がけていることは?

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患者さんがここに何を期待して来ているのかということをしっかりくみ取ることを意識しています。例えばおなかが痛いとか症状はいろいろあるでしょうが、こうしてほしいという、それぞれの希望があると思うんです。この症状だから同じ診察、同じ治療をするのではなく、会話や問診表などの情報から患者さんのニーズをしっかり把握し、どんな検査をしよう、何を診ようというのをイメージしてから、こういう検査や治療をしますとお話しして進めます。最近インターネットで調べて事前にご自分で診断をつけてから来院される患者さんもいらっしゃいます。それはそれで否定せず、そうなのか診てみましょうと。見立て通りなら、すごいですねと言います。情報過多の問題はありますが、そうやって気にして聞いてくるというのは、自分を大事にしているということでもあるので、全然悪いことではないと思いますよ。

一人ひとりの希望に寄り添うということですね。

例えば初診のときに患者さんが書いた問診票を見てから深く話を聞いていくことで、何か半分解決したような、安心してくださる患者さんもいます。逆にあまりいろいろ聞いてほしくない雰囲気の患者さんもいらっしゃいます。その辺は難しいので、患者さんが何を求めて来ているのかをくみ取るよう気をつけています。自分の話を聞いてほしい人もいますし、薬や医療だけを提供してほしいという人もいるでしょう。状況に合わせた対応も大切だと思います。

患者さんと接する際以外に、診療で意識していることを教えてください。

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一次医療機関の産婦人科医師は何をするべきかを意識することです。例えば妊婦健診で赤ちゃんの成長や胎盤の位置を確認して、何か問題があったときは説明をして高次施設に紹介します。異常のない人には、「良好ですよ」と伝えて安心してもらう。そういったことが大切だと思います。一次医療機関では日常診療の中で、自施設の医療の限界を知り、高次施設での精査や治療が必要な患者さんをスムーズに紹介しなくてはいけません。患者さんのご希望は最大限お聞きしますが、安全を最優先に考えています。例えば子宮頚管が短くて早産傾向にある患者さんが、ここで産みたいから診てくださいと言っても状況によっては高次施設に搬送するなどして安全を最優先します。妊婦さんや新生児が本来受けられる医療が受けられず不利益があってはいけませんからね。

女性の幸せのためトータルでサポート

こちらには助産師さんもいらっしゃいますね。助産師さんやスタッフへ話していることを教えてください。

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産後のおっぱいの管理やメンタル面のケアなどは、助産師のほうが詳しくお母さんも相談しやすいので、まずは詳しく話を聞いてもらい状態を確認してもらいます。また、当院ではスタッフ全員に「感じ良く、しっかりした対応」をするようにお願いしています。特別なことをするのではなく、患者さんの話をしっかり聞き、こちらが話す声の大きさやトーンなどに気を使うだけでも患者さんが受ける印象は違ってくると思います。私が細かく指示をするのではなく、スタッフ一人ひとりが、患者さんとしてここに来た時にどういう対応をしてもらったら気持ち良いのかを考えてほしい、と話しており、実際にスタッフ全員がその言葉以上の行動をしてくれています。

今後の展望について教えていただけますか?

私は体外受精の研修も行っていましたので、不妊のご相談がありましたら、当院で対応していければいいなと思っています。例えば2人目のお子さんを希望される方でも、「できればほしい」という人から「絶対ほしい」という人までそれぞれです。またその気持ちは時に変わることもあるので、確認しながら治療のご提案をしています。まずはタイミング法や人工授精などの一般的な方法を行い、その先で体外受精が必要となってきても、「当院でも対応できますよ」という体制にしていきたいと考えています。体外受精は、数を多くしていくというよりは、質の高いものを提供できるようにしたい。当院の不妊治療で妊娠された方が、そのまま当院で無事に出産するのをお手伝いしたいと考えています。

女性をトータル的にサポートという感じですね。

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そうですね。若い方からご高齢の方まで、人生の各ステージでお力になれると考えています。産科部門では助産師が行う助産師の外来や産後のフォローに力を入れていますし、不妊治療部門については、まずはカウンセリングの体制を深めていきたいと思っています。不妊治療に関しては本当にいろいろな悩みがありますからね。また、一般の婦人科的な治療やその他のことでも、ちょっと話を聞いてほしいということはあると思います。精神科や心療内科とまでいかなくても、皆さんの不安な気持ちをお聞きするだけでもいいと思います。そのために、看護師やカウンセラーがお話を聞くための体制を整えていくのもいいなと思っています。

最後にメッセージをお願いします。

出産や不妊だけではなく、婦人科系のことでも何かお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。定期的にがん検診などを受けていただき、異常なしということを確認するのも意味があると思います。不妊治療をまだ具体的には考えていないけれど、話だけ聞いてみたいということでも構いません。実際結婚前にブライダルチェックのためにいらっしゃる方もいますし、風疹の抗体があるか他の感染症にかかっていないかチェックする目的で来られる方もいます。本当に子どもがほしいと思ってからでなく、あらかじめご自分の体の状態を確認しておくことは、大事なことだと思います。当院には女性の医師も在籍していますので何か困りごとがあれば相談に来てください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

子宮頸がんワクチン:1万7000円
低用量ピル:2500円(ジェネリックは2000円)
ブライダルチェック:1万5000円

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