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循環器の専門家による
心不全をはじめとする循環器病の診断と治療

えぷろんクリニック

(姫路市/手柄駅)

最終更新日:2026/07/01

えぷろんクリニック 循環器の専門家による 心不全をはじめとする循環器病の診断と治療 えぷろんクリニック 循環器の専門家による 心不全をはじめとする循環器病の診断と治療
  • 保険診療

「息切れがする」「以前より疲れやすい」といった症状は、年齢や体力の問題として軽視されがちだ。特に高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を抱える中高年には、誰もが一度は経験する感覚として見過ごされることが多いだろう。しかしその背景には、心不全をはじめとした循環器の病気が隠れていることがあり、放置すると日常生活に影響を及ぼすケースも少なくない。姫路市にある「えぷろんクリニック」の松尾晃樹院長は、地域の基幹病院で重症心不全や心臓移植、カテーテル治療などに携わってきた循環器のスペシャリスト。循環器疾患の啓発にも熱心に取り組み、命を守るため、見過ごされやすい変化を丁寧に拾い上げる重要性を強調する。日本循環器学会循環器専門医である松尾院長に、同院の治療や心不全について解説してもらった。

(取材日2026年6月18日)

息切れや疲れやすさを感じたら、年齢のせいだと諦めずに一度は受診を

Qこちらのクリニックではどのような心疾患に対応していますか?
A
えぷろんクリニック 経験を生かし循環器疾患全般に対応する

▲経験を生かし循環器疾患全般に対応する

当院では、心不全をはじめ、高血圧症、虚血性心疾患の狭心症や心筋梗塞、不整脈といった循環器疾患全般に対応しています。これまで、兵庫県立はりま姫路総合医療センターや国立循環器病研究センターをはじめとする地域の基幹病院において、重症心不全や心臓移植、カテーテル治療など先進の循環器診療に携わってきた経験を生かし、急性期から慢性期まで幅広い病態に対応しています。また、呼吸器内科を専門とする医師も在籍しているため、息切れや動悸、倦怠感といった明確な診断がつかない症状に対しても、総合的な評価が可能です。さらに、通院が難しい方に対しては訪問診療にも対応しており、在宅でも継続的かつ専門的な管理を行っています。

Q心不全とはどのような病気でしょうか?
A
えぷろんクリニック 背景には生活習慣病が関係している

▲背景には生活習慣病が関係している

心不全とは、心臓の働きが弱くなり、全身に必要な血液を十分に送り出せなくなっている状態のことです。ゆっくりと進行していく慢性心不全と、短期間で急激に症状が悪化する急性心不全があり、背景には、高血圧症や糖尿病、脂質異常症、不整脈などの要因があります。慢性心不全は、初期症状が乏しいため気がつかず、徐々に日常生活に影響が出るようになります。一方で急性心不全は、心機能が急激に悪化し、強い息苦しさや呼吸困難、急な体重増加や浮腫などが短期間で進行するのが特徴です。急性の場合は入院治療が必要となることもあります。いずれの場合も、日常生活の中で「以前より動くのがつらい」といった変化に早く気づくことが重要です。

Qこちらではどのような治療が受けられますか?
A
えぷろんクリニック 薬物療法を中心に、食事や運動のアドバイスも行う

▲薬物療法を中心に、食事や運動のアドバイスも行う

当院では、心不全の原因となる疾患の評価から治療、再発予防まで一貫して対応しています。心電図や心エコー、血液検査などを用いて心臓の状態を詳しく評価し、その結果に応じて治療方針を決定します。治療の中心は薬物療法ですが、高血圧症や糖尿病、脂質異常症といった基礎疾患の管理も重要になります。これらを適切にコントロールすることは、心不全の進行抑制にも有用ですので、食事や運動に関するアドバイスも積極的に行っています。また、重症が疑われる場合には、必要に応じて専門の医療機関と連携し、より詳細な検査や治療につなげています。症状の改善だけでなく、急性心不全への進行を防ぐことを重視した診療を行っています。

Qどんなときに検査を受けたらいいですか?
A
えぷろんクリニック 以前より動くことがつらくなったら要注意

▲以前より動くことがつらくなったら要注意

検査を受けてほしいのは、「日常生活の中で以前と比べて体の変化を感じるようになったとき」です。変化はゆっくり起きるため自覚がないことも多いので、階段を1階から2階に上がったときに息切れするかどうかを一つの目安として受診をお勧めしています。心不全でなくても、呼吸器や筋肉など別の要因が隠れている可能性もあります。また、足のむくみが続く、体重が短期間で増えるといった変化も心不全のサインかもしれません。これらは一時的な体調不良や加齢の影響と考えられがちですが、適切に評価することで改善できるケースも少なくありません。症状が軽いうちに原因を把握し、早めに対応することで、心不全の進行を防ぎましょう。

Q普段の生活で予防できることがあれば教えてください。
A
えぷろんクリニック 栄養バランスの取れた食生活と適度な運動が大切だと話す松尾院長

▲栄養バランスの取れた食生活と適度な運動が大切だと話す松尾院長

心不全の予防で大切なのは、特別なことよりも正しい生活習慣を安定して続けることです。基本となるのは、塩分控えめで栄養バランスの取れた食生活です。過剰な塩分は体に水分をため込みやすくし、心臓への負担につながります。また、適度に体を動かすことも重要です。心臓の機能だけでなく、筋力や全身の活動性が保たれていることは、心不全の予防や進行抑制につながります。実際、心臓そのものの状態よりも、日常的に動ける力のほうが予後に大きく影響を及ぼしているんですよ。さらに、高血圧症や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病をしっかり管理することが大切です。難しいことではなく、生活習慣の改善を日々積み重ねていきましょう。

ドクターからのメッセージ

松尾 晃樹院長

高血圧症や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病は、心臓へ負担をかける大きな原因です。放置している方は一度受診して、適切な管理を心がけてほしいです。また、「年齢のせいだろう」と諦めて、引きこもりがちな方にも、適切な治療を受けて元気を取り戻していただきたいと考えています。これまで心不全の診療に携わり、多くの患者さんが苦しむ姿を見てきました。だからこそ、この地域の皆さんにはそんな思いをしてほしくないと考えています。受診には少なからずハードルがあると思いますが、悪くなってからではなく、悪くなる前にご自身の体に目を向けていただくことが大切です。気になることがあれば、早めにご相談いただければと思います。