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陵本 清剛 院長の独自取材記事

おかもと整形外科

(高槻市/摂津富田駅)

最終更新日:2019/08/28

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大阪府高槻市奈佐原にある「おかもと整形外科」。JR京都線摂津富田駅からは車で13分。バス停「公団阿武山」からすぐの場所にある。「患者さんに笑顔になってほしい」と話すのは院長の陵本清剛先生。小中学生時代には野球、高校・大学時代にはサッカーと常に体を動かしてきたスポーツマンだ。年齢を感じさせない体からはハキハキとした言葉が発せられ、動きもキビキビと無駄がない。これもひとえに若い頃から運動に接してきたたまものか。また、スポーツによる障害のみならず、リウマチ治療や膝・腰の慢性痛などにも地域に根差す医師として日々、真摯に向き合っている。陵本院長にスポーツ障害に対しての治療の心得や普段の取り組みについて、じっくりと話を聞いた。
(取材日2017年12月13日)

スポーツ経験者だからこその目線で患者に向き合う

まずはスポーツ整形をめざされたきっかけを教えてください。

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私たちが医師を志した学生時代には、まだ「スポーツ整形」という言葉はありませんでした。ぽつぽつと耳にするようになったのは、高槻市にある大阪医科大学を卒業後、同じ大学病院の医局で働いていた頃からでしょうか。私自身、長くスポーツをやってきたのでおぼろげに「いつかスポーツ選手を診断できたらなあ」という思いを持つようになっていました。スポーツ選手といっても、対象は有名選手だけではありません。年齢に関係なく、スポーツに親しむ人は大勢おられますし、多くの人が日々、運動に関わっておられます。自分のスポーツ経験がそういう人たちのために少しでも役立つのであればいいなと思い、スポーツをする方の健康管理や、スポーツによるケガの治療を行うための知識を培ってきました。

幼い頃からスポーツ好きだったのですか?

子どもの頃から得意科目を聞かれたら「体育」と答えるほど、運動は大好きでしたね。小学校から中学校までは毎日、野球に没頭。主にサードを守り、中学生の時には大阪府の大会で準優勝もしています。また、高校・大学に入るとサッカーに転向し、毎日グラウンドをヘトヘトになるまで走り回っていました。今も昔の仲間たちとサッカーを時々、やっています。現役当時は膝の痛みなどしょっちゅうありましたね。残念ながら、当時は自分の体を医学的に分析したり、いたわるほどの余裕はありませんでした。どうしたらうまくなるか、そればかりを考えていましたね。逆にスポーツをしていたからこそ、そういう「選手の気持ち」の面も含めてわかってあげられるという利点はあるかもしれません。

スポーツによる障害にはどのようなものが多いのでしょうか?

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野球の場合、いわゆる「野球ひじ」と呼ばれる子どもの肘痛が多いですね。サッカーでしたら膝の痛み。どちらも原因は同じで、オーバーユースによる症状です。そういうときは、野球だと、「ボールを投げるとき、こんなふうに投げましょうか」とアドバイスすることもあります。治療のためには運動をやめ、休むことがとても大切です。ただ私の場合、一律に運動を禁止するのではなく、時期も考えてあげないといけない、と思っています。例えば小学6年生とか、中学3年生の子どもさんは学生時代最後の大切な試合を控えていることが多い。もちろん、重症化する可能性が高い場合には止めますが、その子のスポーツ人生も鑑みながら「今、少し無理をしても、その後半年間休養できるならいいでしょう」などと柔軟に治療方針を考えるようにしています。

「パワーリハビリテーション」で筋力と活力アップを

他に治療で気を付けておられることはありますか?

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バスケットボールやバレーボールの場合、突き指で来院される患者さんが多いんですが、完全に固定してしまうとプレーができなくなります。ですので、なるべく競技が続けられるような施術を心がけるようにしています。ギプスも、症状が軽度の場合は試合に出られるような形で固定するようにしています。また、膝や腰の痛みに悩む高齢の患者さんによく「運動はどうしたらいいですか?」と聞かれるのですが、そんなとき、私は「やれるまでやってください」と答えています。もちろん無理は禁物ですが、運動をやめてしまって運動不足となり、他の病気になっては元も子もないからです。痛みの局所ばかりを気にかけるよりも全体的なことを考えてアドバイスするように心がけています。

患者さんはどのような方が多いのでしょうか?

開院当初はスポーツ障害の診断や治療に詳しい医師がいるということで、ホームページを見て遠くから来られる方もたくさんおられました。しかし、最近はスポーツ障害だけでなく、地域の一般の方々の診療が中心です。同じ高槻市内やお隣の茨木市の方々が多いでしょうか。やはり慢性の首、膝、腰の痛みに悩む方が多いですね。高齢になるとどうしても骨折などによるケガも増えてきます。また、年代にかかわらず急性腰痛、いわゆるギックリ腰の患者さんは常に多くおられます。急性腰痛の場合、ブロック注射をすると快方に向かう方が多いので、当院では治療によく用いています。

リハビリテーションが必要な患者さんには、どのような指導をされていますか?

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通院されている患者さんには私が「パワーリハビリテーション」と呼んでいる、トレーニングマシンでのリハビリを実践してもらっています。油圧式のマシンですので、力のそれほど強くない高齢者の方も使えると思います。年を取ると、体力の衰えを「単なる老化」として諦めてしまいがちですが、筋力は何歳になってもつけることができるんです。「痛みのため、歩くのがつらい」という人も、マシンを使って股関節や膝、腹筋、背筋などの運動をすることで、徐々に体調の回復が見込めるんです。こうして身体的なパワーを向上させることで、社会への参加意識が高まり、総合的に活力が高まっていくと考えています。もちろん、「パワーリハビリテーション」は高齢者だけでなく、骨折や頚髄損傷で一時的に筋力が落ちてしまったスポーツ選手などにも活用しています。

無駄のない動きで患者を待たせない

クリニックの方針はありますか?

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なるべく患者さんを待たせないようにと考えています。私自身がせっかちで、患者として他の科の病院に行ったときに待たされるのが嫌で。だから、診療に際してはなるべく無駄な時間をなくすようにしています。例えば、私自身が素早く、テキパキと動けばそれだけで時間の節約になりますよね。それが積み重なれば、患者さんをお待たせする時間が少なくて済むんです。といっても、患者さんの話を聞かないというわけでは決してないので、ご安心ください。むしろ、テキパキと動き、節約した時間を患者さんとの時間に充てることができればと思っています。現在、リハビリ担当のスタッフ8名とマシンを動かすリハビリ助手が5名いますが、彼らにも同じように指導しています。

普段、先生自身は健康にどのように気を遣っておられますか?

食事は食べ過ぎないようにだけ気を遣っています。あとはくよくよと悩んでストレスをためないことでしょうか。「なんとかなる!」この精神を大切にしています。学生時代、スポーツをやっているとつらいことや難儀なこともたくさんありました。でも、明日になれば何とかなっている。苦しいことも耐えていたら、やがて通り過ぎるんです。いつかは終わる。今、痛みに悩まれている患者さんにも同じ気持ちを持ってもらえるようにしていきたいですね。痛みを抱えていると、皆さん本当に苦し気な表情で診察室に入って来られます。それでも、施術を終えて出て行かれるときに、ふと笑顔で「ありがとうございました」と言われると心の底からうれしい。そんな患者さんの笑顔が私たちにとっての一番の喜びです。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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体の痛みで気になったことがあれば、気楽にクリニックに来てもらいたいと思っています。エックス線検査と超音波検査をすればある程度の痛みの原因はわかり、いくつかの対処方法を提示できます。時々、「せっかく病院行ったのに、何も異常がなかったら損」と思われる方がいますが、そんなことはありません。「何もなかったことがわかった」ことが何よりの成果だと思ってください。今後、高齢化社会を迎え整経外科の医師の出番は増えていくと思います。そんなときに、地域の皆さんの健康を守るため、微力ながら当院がお手伝いできればと思っています。

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