清水 千賀子 院長の独自取材記事
清水レディースクリニック
(堺市堺区/三国ヶ丘駅)
最終更新日:2026/10/15
阪和線・南海高野線三国ヶ丘駅より徒歩3分の場所にある「清水レディースクリニック」は、地域の女性たちの信頼できるパートナーとして知られるクリニックだ。まず目を引くのはブルーと白を基調にしたインテリア。ともすれば冷たいイメージになりがちな色合いではあるが、曲線のデザインと相まって優しさを感じるスペースになっている。ふと床を見るとレースの模様。こまやかなところまで、思わず女性がにっこりしてしまうような工夫が施されている。院長を務めているのは清水千賀子先生。優しい口調と笑顔が、患者の気持ちを包み込んでくれるような女性医師である。産婦人科の医師として、多くの女性の心と体に寄り添っている清水院長に、クリニックの特徴や地域医療にかける思いを聞かせてもらった。
(取材日2018年5月8日/情報更新日2026年10月13日)
体と心に不安を感じた時、まずは気軽に来院を
ブルーを基調にしたすてきなクリニックですね。

ありがとうございます。レディースクリニックというと、どうしても女性にとってはどこか敷居が高い場所なんじゃないかなと思います。緊張しながらお待ちいただくことも多いと思うので、少しでもくつろいでいただけるような爽やかで落ち着いた雰囲気になればと思い、デザインをお願いしました。レディースクリニックはピンクを基調にしたところも多いと思うのですが、私がブルーが好きということもあり、ブルーを基調にしたんです。名前も清水ですし、水の流れる感じ、透明感のある感じもイメージに取り入れたんですよ。少しでもリラックスしてもらえたらなと思っています。
どんな患者さんがいらっしゃるのでしょうか?
都会のクリニックとはちょっと違って、ここは地域密着型のクリニックなので、本当に幅広い年代の方にいらしていただいています。おかげさまで日によっては待ち時間が発生してしまうほど多くの患者さんにお越しいただいています。長くお待たせしてしまうこともあるのですが、それでも地域の皆さんが困った時に相談できる場所でありたいと思っています。10代の方もいらっしゃれば70代、80代の方もいらっしゃる。共通しているのは女性ということくらいかもしれません。症状に関しても、本当にさまざまです。生理の悩みであったり、妊娠・出産に関するご相談、更年期に関する相談や日々の体調不良、それから検診ですね。当院は堺市市民検診実施医療機関です。子宮がん検診はもちろん、大腸がんや肝炎ウイルスの検査もできます。ブライダルチェックをはじめとして、さまざまな検査ができますので、皆さんの健康維持に役立てていただければと思います。
さまざまな検診を積極的に行っているのですね。

そうなんです。最初にも言いましたけど、レディースクリニックに抵抗のある女性は多いと思うんです。私自身も女性ですので、その気持ちはとっても理解できます。実際にうちに来てくださる患者さんも、悩んで悩んで抱えきれなくなってやっと……という方も多いですし、痛みを限界まで我慢してどうしようもなくなったから来たという方も多いです。でもね、もしももっと気楽に行ける場所だったら、悩んだり我慢したりする時間がもっと短くて済むじゃないですか。できればそうなってほしいなって思うんです。だから最初の一歩として、まずは気軽に相談のつもりで来てもらえたらすごくうれしいです。
自分を大切にして、生き生きした毎日を過ごしてほしい
どんな症状が出たら相談すればいいのでしょうか?

症状はさまざまなんですよ。女性の数だけ症状はあると思います。肉体的に症状が出て痛みや不正出血がある場合もありますし、精神的に症状が出る場合もある。やる気が出なかったり、落ち込んだり、だるかったり。だから、どんな症状があったらと一概に言えないんですよね。毎日の中で「何かおかしいな」と感じたら足を運んでもらえたらと思います。もし結果が「風邪でした」となってもいいんですよ。当院はレディースクリニックを掲げていますが、それ以前に“医療施設”なんです。私がめざしているのは、一人でも多くの女性が生き生きと毎日を過ごせるようにサポートできる場所。婦人科領域以外はお断り! というわけではないので、健康を維持するために、当院を気軽に便利に使ってもらえたらいいと思っています。
先生が思う「生き生きと毎日を過ごす」とはどういうことですか?
好きなことを思いっきりできること。笑顔で過ごせること。自分を大切にすること、大切な人を大切にできること。そんなふうに思います。女性の体はすごくデリケートなんです。ホルモンの波、年齢の波、それに合わせてどんどん変化していきます。その変化をうまく受け入れて、上手に付き合っていくことができれば、もっともっと人生を楽しめるんじゃないかなと、自分も一人の女性として思います。仕事が忙しい、家事や子育て、介護など、人それぞれさまざまな事情を抱えて生きていますよね。皆さんすごく我慢強いです。でも、毎日の中で常に一緒にいる自分の体をほんの少し労ることで、人生がもっと輝くと思います。
そのためにもレディースクリニックを活用してほしいということなんですね。

そうなんですよ。特別なことではなく、ちょっとした不調でも行ける場所として活用してもらいたいなと思うんです。以前は予約制も導入していましたが、婦人科では不正出血や下腹部痛、生理に関する変化など急な症状で相談したい方も少なくありません。予約だけでは対応しきれないケースもあるため、現在は来院順で診療を行っています。また、婦人科というと内診のイメージが大きくて、苦手だから、恥ずかしいから行きたくないという方も多いと思います。でも、100%内診をするかというとそんなことはないんですよ。もちろん、どうしても必要な場合もありますが、無理強いをすることはありません。内科でするような検査で済むことだってたくさんあるんですよ。だから、当院に来てくださった患者さんには嫌なこと、苦手なことをどんどん話してもらえたらうれしい。人間、嫌なことがあって当たり前です。一緒にいい方法を考えていきましょう。
女性の悩みに寄り添い、力になれるクリニックをめざす
産婦人科の医師を志したのはなぜですか?

私は両親が産婦人科の医師だったんです。ですから、気がついた時から最も身近にある職業だったことが大きいですね。自分が産婦人科医師以外になるという選択肢は、不思議なほどなかったんです。だから自分が産婦人科の医師になるのは、私からすると、ごく自然なことだったように思います。子どもの頃から両親の背中を見て育ちましたから、産婦人科医師の喜びも大変さも当たり前のようにそこにありました。それを見て育ったので、今日まで「思ってたのと違う!」と思ったことはないですね。ただ、実際に自分が産婦人科の医師になり、経験を重ねる中で、子どもの頃よりもっともっとこの仕事を好きになったように思います。大変なこともありますが、私にとっては大好きな仕事です。
日々の診療で心がけていることはありますか?
最初は、ビシッと診断して、頼りがいのある先生に憧れたんですよ。でも、実際に診察を始めると、人見知りだったせいか、患者さんと話すのも緊張する自分がいて。新人の頃はまず、どうやってうまく話すかを考えなくちゃいけなかった。そこから経験を重ね、少しずつ自分のやり方を探していった結果、「威厳がある先生は無理だな」ということに気がつきました(笑)。だから今は、私のままで、自然体で向き合おうと思っています。自分が肩の力を抜くことで、患者さんにもリラックスしてもらえたらいいし、お友達感覚というとおこがましいのですが、医師と患者という関係よりはもっと近い感じで、なんでも話せる存在になれたらなと思っています。
最後に、先生の今後の目標を聞かせてください。

すべての年齢の女性が、気楽に来れる場所としてのクリニックをつくっていくことです。院内を土足で、車いすやベビーカーでも簡単に来れるように内装を変えました。女性特有の症状はもちろん、体の悩みを相談してもらい、今後より少しでも快適に過ごせるように手助けをしていくのが目標です。そうすることで、地域の健康に貢献できればと思っています。特別に何かに特化した専門的なクリニックではなく、女性の日々の困ったことに対応し、力になれるクリニックとして、これからも頑張っていきたいと思います。まずは気軽にいらしてくださいね。お待ちしています。
自由診療費用の目安
自由診療とはブライダルチェック/1万2000円~

