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田村清明 院長の独自取材記事

田村クリニック

(世田谷区/千歳烏山駅)

最終更新日:2019/08/28

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千歳烏山駅から商店街を抜けて徒歩7分ほどのところにある田村クリニック。自動ドアの入口を入ると、清潔でシンプルな中にも安心感をおぼえる待合室が現れる。院長の田村先生は、穏やかな口調と丁寧な対応で迎えてくれた。取材中には、患者さんに接するときと同じように、パンフレットや資料などを使いながら、とてもわかりやすい説明をしてくれる。そんな田村先生に、医師を志したきっかけから現在の診療方針まで話を伺った。(取材日2009年10月26日)

子供の頃から外科医に憧れて

そもそも医師を志したきっかけは?

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子供の頃から漠然と「外科医ってカッコイイなあ」と思っていたんです。あくまで幼い頃に抱いたイメージですが、白衣をひるがえして颯爽と歩いている感じとか、急に容体が悪くなってしまった患者さんのもとに走っていく様子とか、手術を終えて手術室から出てくる姿とか、そういうのに憧れたんですね。だから、医師になろうと思ったというより、「外科医になろう」と思ったんです。他の科は考えてなかったんですよ。あと、父親がやはり外科医だったものですから、その影響もあるのかもしれません。でも、父から「医師になれ」とは一言も言われなかったですけどね(笑)。

お父様も、千歳烏山で医院を開いていたとか。

はい。もともと、ここから100mも離れていないところで、「千歳医院」というクリニックをやっていました。99年に父が他界したので、私がそれを引き継ぐかたちでしばらくやっておりました。ただそこは、1階フロアだけのこぢんまりした賃貸物件で、建物自体も老朽化していましたので、05年の12月にこちらに新築し、新たに田村クリニックとして開院したんです。結果として父が亡くなったことが、開業のきっかけとなったわけですが、もし父が亡くならなければ、もう少し外科の勤務医として続けていたかもしれないですね。

こちらの診療科目について教えてください。

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まず内科と外科ですね。そして、大学で専攻していたのが消化器の外科だったので、消化器内科は得意とするところです。それにプラスして、こちらは土地柄、ご高齢の方が多くいらっしゃるので、高血圧や糖尿病、コレステロールのことなどにもよく相談に乗ります。消化器内科だけでなく、胃腸内科も標榜していますが、明確に線引きをしているというわけではなく、消化器内科では、肝臓や膵臓といった胃や腸とは別の消化器官も診るということで、患者さんは特に何科だとか気にせず来ていただいて構いません。あとは肛門内科、こちらは主に「痔」などの症状で来られる方が多いです。手術をしなければいけない場合には、肛門外科の分野になるので、手術のできる病院を紹介するのですが、座薬や飲み薬、塗り薬、あとは日常生活の注意で何とかなりそうなものは、こちらで薬を処方して治療していきます。痔は完全に消すことが難しい病気ですが、ガンのような悪性の病気ではないので、基本的に日常生活に不便がないものであれば、無理に手術する必要はないと思っています。もちろん、痛みと出血がひどく排便困難がある場合には手術をお勧めします。

紙資料を一緒に読みながら、確実な理解を

最近増えてきたなと感じる病気はありますか?

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そうですね、強いてあげるとすれば「逆流性食道炎」。みぞおちの不快感から胸やけの症状を訴える方が少し増えてきているような印象はあります。要するに胃液の逆流なんですが、胃と食道の間に括約筋があって、これが少し緩んできたり、食べ物の欧米化、大食い、早食いの習慣などから増加していると考えられています。また、香辛料のきついもの、極端に酸っぱいもの、油っぽいもの、そういうものを多く摂取すると胃酸の分泌が増えて、逆流しやすくなるんです。括約筋がゆるんでしまうというのは、背中の曲ったお年寄りの女性に多いんですが、最近若い方にも増えてきましたね。姿勢の悪化や肥満が原因にもなります。運動不足、カロリー摂取オーバー等、肥満傾向になると胃液の逆流は起こりやすくなりますね。

患者さんに説明する際に、心がけていることは?

やはり、こちらが一方的に話しているだけだと、なかなかイメージがわかないと思うので、なるべくパンフレットなどの紙資料を用いて、一緒に読みながら症状を確認していくようにしています。その方が、患者さんも理解しやすいですから。その症状がどうして起こっているかということを具体的に説明するようにして、どういうことに気をつけるべきか、食生活にしても、食べるもの、食べる量、食べる質について、患者さんに納得してもらえるまで説明します。

理解してもらうのに、時間がかかることもあるのでは?

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そうですね。でも、結局「丁寧にやっていくこと」が一番大事だと思っていますから。医師としては当たり前のことですけど、適当にやらないということ。だから、どうしても待ち時間が長くなってしまうこともあるんですね。でも待たされたと言って怒る方は、ほとんどいらっしゃらないのでありがたく思っています。一人ひとりの患者さんに理解してもらう説明を心がけていると、やはりどうしても診察時間が長くなってしまう場合があって、お待たせしている方には申し訳ないなと思うんですけどね。ただ、そこをおろそかにしてしまうと、こちらが伝えたつもりでいたことも、患者さんはまったく違った解釈をされていたりもしますから。やはりご高齢の方も多いですから、より丁寧にお話をするようにしています。

「これなら平気」と言われる内視鏡検査

先生は、内視鏡学会の専門医でもありますね。

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はい。消化器と内視鏡が専門領域で、特に内視鏡に関しては、柔らかくて小さな、鼻からラクに入れられる新しい機器を導入しています。内視鏡というと、苦しくて「もう二度とイヤだ、死んでも受けたくない」というイメージを持っている方もいらっしゃると思うんですが、それを払拭できるような「これくらいだったら、年1回は受けてもいいかな」と思える、そういう検査を心がけています。よく、オエッとなる、のどの反射が特別強い方にも好評なんです。鼻からの内視鏡でも、どうしても受け付けないという方には、鎮静剤を使っての検査を行うこともあります。ただ、鎮静剤には血圧が下がったり、呼吸が低下したりという危険性がないわけではないので、健康状態を見ながらよく相談した上で検査をしています。いずれにせよ、ここで受けた胃カメラはラクだった、これなら平気と言ってもらえると嬉しいですね。あと、女性の方で、「バリウムよりラクでした」とおっしゃってくれた方もいます。特に女性に多いと思うんですが、バリウムを飲むと便秘になるという方もいるんですね。バリウムを飲んだあとは下剤が処方されますが、それでも便秘症状の強い方だとなかなか出ない。バリウムを飲んだのはいいけれど、そのあと便が全然出なくて苦しまれた経験のある方が、「こちらの胃カメラの方が全然ラクでした」とおっしゃってくれました。

外科医時代と、開業後の現在とで、医師としてのやりがいに変化は?

外科医として勤務していたときは、手術をして悪い部分を取り除いて治癒するということに手応えを感じていましたが、現在は、胃カメラで早期の胃がんを発見できたときですね。特に、お腹を切らずに胃カメラだけで治せそうな早期の段階で発見できたときには、医師として本当によかったなと感じます。胃がんもごく早く見つければ、タイプにもよりますが、昔のように胃を半分摘出するとか、5分の4取るとか、そういうことをしなくても、胃カメラを使って切り取るだけで治すことが可能になりました。なので、そういう段階で見つけてあげることが、いまは一番のやりがいですね。

最後に、田村先生の休日の過ごし方は?

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学生時代からスポーツは好きです。医局時代には、大学病院の中での野球大会等もありました。たとえば「外科VS第一内科」とか、医局内での対抗戦があったんですよ。体を動かすのは好きだったので、そういうのには毎回参加していました。小学校のときにも、僕らの世代はご多分にもれず、みんな野球少年でしたから、本当に野球ばかりしてました。ただ、最近は本当に体を動かす機会が減ってしまって、だんだん自分がメタボになってきたような気が(笑)。休日も、何もせずにのんびりすることが多いです。たまに、昼過ぎくらいから飲むこともあります。お酒は強くはないんですけど、好きですね。大人数でわいわいやるのが好きなんです。

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