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高尾 宗禎 院長、高尾 金峰 先生の独自取材記事

高尾歯科医院

(世田谷区/千歳烏山駅)

最終更新日:2020/04/01

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千歳烏山駅から徒歩7分にある「高尾歯科医院」。1984年に高尾金峰先生が開院して以来、地域に根差した歯科診療を続けている。2012年からは息子である高尾宗禎(そうてい)院長とともに診療を行い、現在では宗禎院長の義姉も加わり、3人の歯科医師が協力して患者を診ている。「当院に来れば完結できるよう、オールラウンドに診療していきたいです」と宗禎院長。リラックスできるような環境づくりや、在宅医療への取り組みなど、常に地域住民の求める歯科医療を提供するための努力を怠らない、2人の熱い思いを聞くことができた。
(取材日2019年9月18日)

地域に根差した歯科医院として患者が求める診療を提供

開院以来、地域に密着した診療を行っているそうですね。

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【金峰先生】私は台湾の出身で、台湾で歯科医師となった後、来日して歯学を学び日本の歯科医師資格も取得しました。その後、東京医科歯科大学医学部附属病院や茨城県メディカルセンターなどに通算8年間勤め、経験を積ませていただき、1984年に現在の場所で開院しました。千歳烏山は温かい人が多く、とても暮らしやすいですね。そんな地域の方々に喜んでもらえるようにとの思いで、歯科診療に取り組んでまいりました。私は10年以上にわたり学校歯科医を勤めた経験がありますし、院長は保育園の嘱託歯科医を勤め、微力ながら地域に貢献させていただいています。

2016年に全面リニューアルされたそうですね。

【宗禎院長】開院から30年を過ぎてからリニューアルしました。歯科治療は怖いというイメージをお持ちの方も多いですから、患者さんが入りやすく緊張しない環境にしたかったのです。外観をきれいにして、歯をモチーフにしたキャラクターを看板にしたところ、子どもたちが看板に興味を持つなど、目に留まりやすくなりました。また診療前の緊張を和らげるために、アロマディフューザーを置いて歯科医院特有のにおいを減らしています。設備や機材面では、診療中に少しでもリラックスしてもらえるように診療台ユニットは低反発素材のものを導入し、デジタルレントゲンや歯科用レーザー、人工知能搭載の超音波スケーラーなどを整えました。今後も可能な限り新しい設備を導入したいと考えています。

どのような患者さんが多くいらっしゃいますか?

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【宗禎院長】下は1歳半から、上は90代まで幅広い世代の方がいらっしゃいます。開院以来、35年以上通い続けてくださっている患者さんも何人もいらっしゃいますよ。最近は親御さん同士のご紹介がきっかけで来院される方も多く、親子で通院される方も増えていますね。近年は予防への意識が高く、子どもの虫歯が減ってきたと感じます。当院の歯磨き指導は、基本的に親子一緒に、生活背景や生活習慣も踏まえたアドバイスを行い、「お子さんがある程度の年齢に成長して自分で歯磨きができるようになっても、時々チェックをしてあげてください」とお伝えしています。子どものうちは親が関心を持って関与してあげることが、重要なポイントなのです。

一般歯科から訪問歯科診療まで、オールラウンドに診療

先生方の診療ポリシーをお聞かせください。

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【金峰先生】きちんと説明して、納得していただいてから治療に入ることです。誰であってもその基本方針は変わりません。私が中国語を、宗禎院長は英語と中国語を話せますから、外国人の患者さんでも同じように対応します。やはり一番うれしいのは、患者さんが笑顔で満足してくれることですからね。
【宗禎院長】患者さん第一ですね。もし自分が患者さんの立場だったらどう思うかということを、常に考えています。実は私は、もともと歯科医師をめざしておらず、アメリカのオレゴン大学を卒業してコンピューター関連企業でシステムコンサルタントとして働いていたんです。会社員の経験があるからこそ、第三者の目線で見ることができると思っています。患者さんが忙しくて時間がないこともよくわかりますから、そういったことも考慮して治療計画を立てるようにしています。

現在、力を入れて取り組んでいる診療について教えていただけますか?

【宗禎院長】口腔内に起因する口臭の原因を取り除いていく診療や、医科の先生方と連携した睡眠時無呼吸症候群の治療などですが、現在、最も力を入れているのは訪問歯科診療です。ポータブルキットとポータブルレントゲンを導入し、個人宅でもクリニックとほぼ同様の治療を行えるようにしました。これまで当院を信頼して、長年通ってくださっていた患者さんが自力で通うことが難しくなっても、訪問診療によりQOL(生活の質)の向上に貢献していきたい。その思いで取り組んでいます。歯科の訪問診療一番の目的はQOL向上のために、口腔内からアプローチしていくこと。外出できない患者さんにとって、食事は一番の楽しみです。口から物を食べることは脳の刺激にもなりますし、医科との連携によって病気の進行を防いだり、改善したりすることも期待できます。通院が難しいけれど歯科治療を受けたいという方は、ご相談ください。

得意とするのは、どのような治療ですか?

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【金峰先生】東京医科歯科大学で補綴を学んできたこともあり、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどの補綴治療について数多くの経験をしてきました。患者さんの状態に合わせた治療を説明し、納得してもらった上で治療を行うことを徹底しています。また、「MI治療」と呼ばれる「削る量の少ない治療」を目標に掲げています。
【宗禎院長】治療の際には全身疾患にも注意を払い、体の安全性を追求するよう心がけています。歯周病や虫歯の菌は、毛細血管を通じて全身に広がり、糖尿病、心臓血管や脳血管の疾患、肺の感染症、早産などの影響を及ぼす可能性もあるのです。そのため、治療の際には特別な注意が必要ですし、服用中の薬の確認も怠ってはいけません。血圧、脈拍、酸素飽和度などをモニタリングし、全身管理にも十分配慮して治療しています。

地域住民の口腔内健康維持に、全力で取り組みたい

印象に残っている患者さんや、エピソードはありますか。

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【宗禎院長】以前に勤めていた病院の患者さんで、適合していない総入れ歯だったために噛むことができず、流動食で寝たきりの方がいました。そこで、ご自身でしっかり噛んで食べられるよう、抜歯や入れ歯の作り直しなど噛み合わせを整える治療を行いました。その際に知ったのは、医科の先生の治療と並行しながら歯科治療を進める重要性です。歯科医師も全身に配慮する必要があり、普段の診療においても、全身疾患に目を向け、全身管理をしながら治療を行うことを意識するようになりました。今後も、特に訪問診療やご高齢者の治療に際しては医科の先生と連携を取り、歯科医師として、患者さんの生活の質を高めるお手伝いをしたいと考えています。

今後、取り組みたいことや、さらに力を入れたい治療はございますか。

【宗禎院長】お子さんの歯と、成長を見守りたいですね。虫歯の予防や早期発見、早期治療は、お子さんの成長にとって非常に大切なことはご理解いただけるでしょう。けれど「歯医者さんは怖いところ」という印象があり、ユニットに座れない子もいます。そんなお子さんでも「思ったほど怖くないな」と思ってほしいのです。そのために、まず座ることに慣れてもらい、座れたら「よくできたね」と褒めて、その日は終わり。次は、「ちょっと倒してみようか」とユニットを倒すだけ。その次には、「今日は歯ブラシをしてみようね」と、ユニットの上で歯ブラシを口に入れる。次に「機械を見てみようか」と、治療器具に興味を持ってもらう。このように徐々に慣れてもらうことで、治療につなげるのです。最初は泣き叫んでいたのに自分からユニットに座るようになった子を見ると、「成長したな」と感じますし、やりがいもあります。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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【金峰先生】患者さんに納得してもらった上で治療を進めること、地域のために歯科医療を提供し、信頼されるクリニックであること。この2つを変えることなく、宗禎院長と協力しながら診療していきます。
【宗禎院長】私は父が患者さんに信頼される姿を見て、父のような存在になりたいと思い、歯科医師になりました。父が一からつくり、育ててきた「高尾歯科医院」を守り、また新たな患者さんに対しても、一人ひとりを大事に管理して、忙しくてもおざなりになることだけはならないよう、自分に言い聞かせ続けています。今後もオールラウンダーとして日々精進し、患者さんのご相談に全力で対応します。

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