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山田 詠剛 院長の独自取材記事

えいご皮フ科

(奈良市/奈良駅)

最終更新日:2023/01/19

山田詠剛院長 えいご皮フ科 main

大和路線奈良駅に直結しているJR奈良駅NKビル、その3階にあるのが「えいご皮フ科奈良院」だ。アクセス抜群のこの皮膚科では、一般皮膚科診療に加え、エイジングケアも行っている。院長は、「適切なスキンケア方法を伝え、皮膚の悩みを持つ人を助けたい」というミッションを掲げて開業した山田詠剛先生。「皮膚トラブルの治療でも、エイジングケアでも、大切なのは健康な肌をめざすこと」と語り、診察時には洗顔指導を行い、肌に負担がかかりにくい洗顔方法やスキンケアの基本を教えてくれる。掲げたミッションをクリアするために尽力する山田先生に、現在力を入れているニキビ治療をはじめ、診療についてさまざまな話を聞いた。

(取材日2022年10月28日)

すべての基本は、健康な皮膚をめざすこと

対応しているニキビ治療の選択肢が多いですね。それはどうしてですか?

山田詠剛院長 えいご皮フ科1

ニキビ治療はケースバイケースですから、お一人お一人に適したご提案ができるように、保険治療と自費治療で複数の選択肢を用意しています。ただし、初めてニキビ治療をする方や、10代の方のニキビなどにはごく一般的な保険治療をお勧めしています。ただ、一般的な治療をして治らなかったニキビや、何度もぶり返すニキビには違うアプローチが必要ですから、治療メニューが多いのはそうした理由もありますね。ニキビは痕として皮膚に残ってしまったら、一般的な治療では元の状態に戻すことが難しいので、酷くなる前に治療を開始することが大切です。また、ニキビと一言で言っても10代と30代のニキビは違います。冷え、便秘、女性ホルモンが関係してニキビができることもありますので、そうした場合は体のバランスを整えることも必要です。

具体的にはどんな治療をしていますか?

一般的な保険治療に加えて、自費治療で皮膚の構造的なものを変えることをめざす治療や、ビタミンAを補給する治療があります。他にも、ニキビ痕の改善を図る方法や、毛穴に針を入れて熱を通し、毛穴自体を潰すことでニキビの発生の抑制を図る方法も。こうした治療は自費ですが、保険治療と組み合わせたり、漢方薬を処方したり、またサプリメントのご相談に乗ることもありますね。また、ニキビに悩む方は皮膚に対するさまざまな悩みをお持ちなので、顔の脱毛にも対応しています。当院のベースにあるのは、ニキビに関わらずどんな皮膚疾患でもまずは健康な皮膚になってほしいという気持ち。それでこそ見た目も整っていきやすいだろうと考えるからです。

ニキビ治療で大切なことは何ですか?

山田詠剛院長 えいご皮フ科2

悪化する前に、早い段階で受診していただくことが何より大切です。早めに対処できれば一般的な保険治療だけで済むケースが多いですし、ニキビの発生の抑制を図る薬を使うなどの対応を取ることで、治療もスムーズに進みやすいです。あとは皮膚トラブルを招く原因の一つに、適切な洗顔ができていないことも挙げられますから、当院ではニキビをはじめ、アトピー性皮膚炎の治療、しみの悩みなどで来られた患者さんなどに向けて「洗顔教室」を行っています。院内にある洗面台で、スタッフの前で実際に洗顔してもらい、アドバイスをするというものです。洗顔は誰かに習うわけではありませんので、意外と負担がかかる洗い方をしてしまっている場合も多いんですよ。毎日の洗顔方法が間違っていれば、いくら薬を塗っても改善につながらないので、まずは毎日の洗顔、スキンケアを見直してもらいたいと思っています。

一般皮膚科からエイジングケアまで幅広く対応

スキンケアはどんなことに気をつければ良いでしょうか?

山田詠剛院長 えいご皮フ科3

今は世の中に情報があふれすぎていて、スキンケアも過剰になりがちです。しかし、肌に必要なものを足すことと同じように、余計なものは取ってしまわなければなりません。肌が荒れていることには何か理由があるはずです。私たちは「正しいスキンケアを世界中に広げていく」という想いを持って診療に励んでおります。患者さんにも多くの正しい知識を知ってもらってニキビをはじめスキンケアで悩む患者さんを救って笑顔にしていきたいですね。

患者層や主訴について教えてください。

0歳、1歳の赤ちゃんから90代の高齢者まで幅広い年代の患者さんが来られるので、主訴も幅広いですね。小児のアトピー性皮膚炎や伝染性膿痂疹(とびひ)、大人のニキビ、じんましんなどは特に多く見受けられます。一般的な皮膚疾患の患者さんが約7割くらいで、エイジングケアで来られるのは3割くらいです。エイジングケアの世界は機器や治療法が次から次に出てくるので、先進のものを追いかけるのも満足を得るための一つの方法でしょう。しかし、当院では皮膚科として皮膚の健康状態を一番に考え、エイジングケアにおいても「皮膚の健康をめざすこと」を目的としています。ですから、「何でもいろいろ取り入れる」のではなく、その人に合うご提案を心がけているのです。皮膚が健康であってこそ、エイジングケアでも理想をめざせるのではないでしょうか。

ところで、先生が医師を志したきかっけや、開業に至った経緯を教えてください。

山田詠剛院長 えいご皮フ科4

小さい頃は喘息を患っていたのでよく病院にかかっていて、苦しんでいる時に助けてくれた医師に憧れたのが、医師になろうと思った最初のきっかけです。皮膚科を専門に選んだのは、まず診断からして他の診療科と違い、外側から判断できることが多いところに興味を持ったんです。それから、治療では皮膚の見た目まできれいにならないと満足していただけないことが多いですが、きれいに治れば喜んでもらえる、そういうダイナミックなところが面白いと感じました。開院した理由は、患者さんが求める理想をかなえてあげたいという気持ちが大きくなったからです。勤務医時代は、保険で治療するケースが多く、できる範囲に制限がありました。ですから、開業すれば保険治療と自費治療で対応できるようになり、理想を追い求められると思ったんです。今はさまざまなご縁があって、関西で5院の皮膚科を展開しています。

患者とスタッフの笑顔のために

患者さんの皮膚に対するお悩み解消に向けて、強い思いがあるそうですね。

山田詠剛院長 えいご皮フ科5

私たちのクリニックは、「皮膚トラブルに悩んでいる人たちを救いたい」という大きなミッションを持っています。そのためにも、今はニキビ治療に力を入れていて、洗顔指導やスキンケア方法のご提案など、改善に向けたさまざまなサポートを通じ、ニキビができる前からできてしまった後まで一貫して寄り添っていきたいと思っています。患者さんのお悩みに対して、こうしたこまやかなアドバイスができる皮膚科を増やしていきたいという思いは系列5院共通のもので、それぞれのスタッフが連携して意見を交換することも。1年に1度は全員で集まり、1年間の報告や新たな目標設定などをして、患者さんに真摯に向き合うための士気を高め合っています。

奈良院はどんな雰囲気ですか?

「スタッフ、医師ともに笑顔で来て、笑顔で帰る」が合言葉です。もちろん患者さんに笑顔になってもらえるのが一番ですが、そのためには、接するスタッフが気持ち良く通勤して、気持ち良く帰ることが大前提ではないでしょうか。ですから、スタッフがやりがいを持って楽しく働けるよう環境づくりに努めていますね。ありがたいことに、スタッフ全員がよく頑張ってくれて、大活躍してくれています。活気のあるクリニックの空気感が、患者さんの満足度にもつながっているのではないかと感じる毎日です。また、定期的に院内テストを行うなど、スタッフの技術向上への取り組みも欠かしていません。

地域の方にメッセージをお願いします。

山田詠剛院長 えいご皮フ科6

私たちのクリニックでは、「皆さんの皮膚を健康にしたい、皮膚トラブルを減らしたい」という気持ちで日々診療しています。治療はもちろん、適切なスキンケア方法を広めることなどを通じて、そのためのお手伝いをするつもりです。また、力を入れているニキビ治療に関して特に言いたいのは、「ニキビが悪化して肌に痕ができてしまったら元に戻すのは難しい」ということです。ですから「ニキビくらいでクリニックに行くのは……」なんて思わずに、ぜひ早めに受診していただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

皮膚の構造的なものを変えることをめざす治療/5万5000円~、ビタミンAを補給する治療/5万5000円~、ニキビ痕の改善を図る方法/8万8000円~、毛穴に針を入れて熱を通し、毛穴自体を潰す方法/1万1000円~、顔の脱毛/1万6500円~、しみのケア/1万1000円~

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