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浅井 真嗣 院長の独自取材記事

サンエイクリニック

(小牧市/小牧駅)

最終更新日:2020/05/28

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名鉄小牧線小牧駅から徒歩5分ほどの場所にある「医療法人胡蝶会 サンエイクリニック」。日本内科学会総合内科専門医の浅井真嗣院長が、在宅医療を主体として1998年に開業した。現在は外来診療にも対応。内科・アレルギー科を掲げ、生活習慣病をメインに内科全般の診療をしている。開業医として一人ひとりの患者を生涯にわたってこまやかにサポートすることをめざす浅井院長。保険診療を基本としながらも、病気の予防や患者の生活の質の向上をめざし、場合によってはサプリメントのアドバイスもしているのだとか。「選択の幅を広げることで、お一人お一人がより充実した生活を送れるようお助けしたいのです」と優しく語る浅井院長に、開業までの経緯やクリニックの診療方針、診療の際の心がけなど広く聞いた。
(取材日2020年4月20日)

患者の思いに沿ったオーダーメイド治療を提供する

まずは開業までの経緯を教えていただけますか?

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名古屋大学医学部を卒業後、小牧市民病院の内科で4年ほど研鑽。当時はまだ在宅医療という言葉もあまり知られていませんでしたが、通院が難しい患者さんが増えているように感じていました。その後大学に戻って研究に励んでいた時に、お世話になっていた教授から、「自分も移るが大学内に新設される在宅管理医療部に勤めてみないか」と声をかけていただいたんです。それを境に在宅医療に携わるようになり、「自分でやってみたい」という思いが膨らんでいきました。その頃偶然、テレビ番組を通して在宅医療を専門に行っている仙台の医療機関について知り、感銘を受け、在宅医療を主体とする当院の開業に至りました。

在宅医療に対する先生のお考えをお聞かせください。

外来診療や入院診療の主な役割は、「検査をして治療していくこと」。一方、在宅医療においては「ご本人とご家族の生活の質を高めること」が主眼。「ご自宅での生活にどう寄り添うか」が重要です。今では点滴や抗生物質の投与、エックス線以外の検査など、在宅でも入院に近い治療や検査が可能になりましたが、「何をどこまでやりたいか」は、ご本人やご家族とよく話し合って決めていきます。大切なのは、苦痛の軽減。「それ以外は何もしない」という選択肢も。良かれと思って治療し過ぎることが、逆に苦痛を増やしてしまうこともあります。「できるだけそっとしておいてほしい」と希望される方も実は多いもの。在宅では、そうしたそれぞれの思いに沿ったオーダーメイドで対応していくことが大切なのです。

外来診療にも対応されているのですね。

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患者さんの中には、今はまだ在宅医療の必要はないものの、いずれ必要になるかもしれない方や、在宅でリハビリを進めることで、通院が可能になる方もいらっしゃると思います。そのような中間的な状態の方々も診療して、より地域に根差すためには、外来診療も必要だと考えたのです。在宅医療にも通じますが、一人ひとりの患者さんを時間をかけて診ることを外来診療においても大切にしていますね。必然的に多くの患者さんを診ることが難しくなるため、予約制にさせていただいています。そうした当院の特徴を理解した上でいらしてくださる患者さんも多いですね。

一人ひとりを生涯にわたり、こまやかにサポートしたい

昨年から診療体制を少し変えられたと伺いました。

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できる限り多くの方に対応するため、開業以来医師やスタッフを増員してきましたが、昨年7月に診療体制を見直し、スタッフの人数を減らすとともに常勤医師も私1人だけに。在宅医療の規模も縮小しました。非常勤の先生たちに訪問診療をメインで行ってもらい、私自身は基本的に午前中は外来診療、午後から訪問診療を行っています。そのようにしたのは、これまで築いてきたものを生かしつつ、自分の目の届く範囲で診療を行いたかったから。一人ひとりの患者さんがどんな治療をしていて、どんな気持ちでいるのかを自ら把握したいのです。開業医としてこれまで長年診てきた患者さんを生涯にわたってこまやかにサポートしたいという想いは強いですね。

診療においてめざすところは?

病気の治療はもちろん、患者さんの健康状態を少しでも高めるお手伝いができないかと常に考えています。私は勤務医時代、糖尿病や腎臓病を専門に診療。そのため外来では、高血圧や糖尿病といった生活習慣病をメインに内科疾患全般に幅広く対応してきました。最近では、こういった、診察や検査、薬の処方という診療以外にも、患者さんの生活の質を上げていけるものがないかと模索しています。選択の幅を広げることで、お一人お一人がより充実した生活を送れるようお助けしたいのです。

生活の質を高めることを重視していらっしゃるのですね。

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そのためには、バランスの良い食習慣も欠かせません。しかし実際には、必要なカロリーは摂取できていても、ビタミン類やアミノ酸など細かな栄養素が不足気味な方も多くいらっしゃいます。また若い女性の方の場合、検査データは正常でもまず鉄分は足りません。診ていると、栄養バランスの偏っている方は意外に多いものです。それで患者さんの状況に合わせて、不足している栄養素を補うサプリメントをご紹介することもあります。現在、私自身サプリメントについて研究しているんですよ。さらにビタミン注射も行っています。あくまで当院では一般的な保険診療がメインですが、病気の予防や生活の質の向上のため、今後はこういった保険外でもできることについて、見識を広げて、患者さんの生活の質を上げていくサポートをしていきたいと考えています。

時間をかけて診療し、さまざまな選択肢を提示する

診療の際、どんなことを心がけていますか?

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信頼関係を築くためには、いろいろな会話を交わすことが大切。時間をかけて診療し、患者さんのお話によく耳を傾けるよう努めていますね。年齢を重ねるにつれ、「介護が必要になったら」など、さまざまな不安が生じるかもしれません。当院には今まで培ってきたノウハウがありますし、関係各所とのネットワークも築き上げてきました。一人暮らしであっても、介護保険制度などを活用すれば在宅は可能になることも多いです。お望みであれば在宅での看取りまで行っていますし、提携している施設であれば、施設に伺うこともできます。たいてい答えは一つではありません。さまざまな選択肢を提示できます。ご本人やご家族とよく話し合い、「ご希望をどうすればかなえられるか」を常に考えるようにしていますので、一度ご相談いただければと思います。

他のクリニックとの連携も図っていらっしゃるようですね。

私だけで24時間365日対応することは難しいため、他の開業医の先生たちと連携。緊急時などに私が対応できない場合に、患者さんへの対応をお願いするようにしています。また在宅医療では、患者さんの調子が悪くなったときの対処方法を前もって考えておくことも大切。当院では、熱が出たり気分が悪くなったりした時に服用できるよう、前もって「置き薬」をお渡ししたりしていますね。また、長年在宅医療に携わってきましたので、ケアマネジャーや理学療法士、訪問看護師など地域の多職種との連携も十分。ICT(情報通信技術)を活用することで、行った処置や患者さんの状況などを速やかに共有することもできます。そうしたネットワークを活用して、引き続き地域の皆さんをお支えしたいですね。

最後に読者に向けたメッセージをお願いします。

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「在宅での介護を行うことができるだろうか」と不安を感じているご家族もいらっしゃることでしょう。そのような方には、まずは一歩踏み出してみることをお勧めします。私たち医師やケアマネジャーなど、さまざまな職種が連携してお支えします。在宅といっても、必ずしも四六時中患者さんを見守る必要があるわけではありませんし、ご家族が仕事を続けながら在宅での介護を行うこともできます。夜間の対応などがご心配であれば、ご本人やご家族の状況に合わせて、負担の少ない、いろいろな方法をご提案することもできます。不安があっても実際に行ってみれば案外なんとかなるもの。行ってみて難しくなったらその時また一緒に考えましょう。悩みを抱え込まずに、まずは一度相談してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ビタミン注射/1100円~

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