全国のドクター9,025人の想いを取材
クリニック・病院 161,457件の情報を掲載(2020年2月29日現在)

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 尼崎市
  4. 塚口駅
  5. 医療法人社団 亀井整形外科医院
  6. 亀井 滋 理事長

亀井 滋 理事長の独自取材記事

亀井整形外科医院

(尼崎市/塚口駅)

最終更新日:2019/09/18

133145 %e4%ba%80%e4%ba%95%e6%95%b4%e5%bd%a2%e5%a4%96%e7%a7%91%e5%8c%bb%e9%99%a2

尼崎市塚口町にある「亀井整形外科医院」は、地域住民の健康に関与する医療機関としてはもちろん、デイケアをはじめとする介護施設を併設したクリニックだ。「病院に来る人は体だけがつらいわけではありません。だから、迎える私たちには本当の意味でのおもてなしの心が必要なんです」と話してくれたのは亀井滋理事長。高いモチベーションで、常にチャレンジを続けている頼れるドクターだ。高齢化が進む社会の中で、医療と介護は社会をより良くするための両翼となっていくに違いない。今回は、その両翼を大きく広げ、地域に安心を提供するため日々奮闘する亀井理事長に、クリニックの特徴や今後の目標など詳しく話を聞かせてもらった。
(取材日2019年6月20日)

医療と介護の連携で地域に安心を提供

まずは、亀井整形外科医院の特徴から教えてください。

1

さまざまな症状でお困りの患者さんに対し、医療サービスはもちろん介護サービスとも連携しているのが特徴です。整形外科としましては「リハビリテーション」、「リウマチ」、「スポーツ」を3つの柱として力を入れており、地域の皆さまの健康に貢献できればと考えています。多業種のさまざまなスキルを持つスタッフ同士の連携で行うリハビリテーション、毎週火曜に開いている専門の医師による膝の外来、オリジナルインソールの作製など、人間の基本的な運動機能である立つ、歩く、物を持つといった機能を維持・回復することで、患者さんの生活の質を上げていきたいと日々取り組んでいます。また当院は、土曜・日曜も診療を行っていますので、平日はお忙しい方でも気軽にご来院いただけるのではないかと思います。

医療だけでなく、介護も含む総合的な施設をつくることは、開業当時から決めていたのですか?

最初から総合的な診療をしようと突き進んだわけではなく、一つ一つご縁をいただいた感じなんです。20年前にここに開業しようと決めた時は、落ち着いた街並みや温厚な住民の方々の様子に「家族が住むのにも、自分がクリニックを開くのにもいい地域だな」と思ったのを覚えています。当時はちょうど介護保険の創世記。ケアマネジャーや介護認定という言葉をポツポツ聞くようになった頃でした。当院は整形外科ですから、リハビリテーションは切っても切り離せません。そこで、今後は介護保険を利用し、リハビリテーションをしっかり行える施設をつくりたいと考えたのが15年前。そこで、まずは運動機能回復に特化したデイサービスを始め、さらにデイケアの専門施設を建てたのが9年前です。

患者さんはどのような年代の方がいらっしゃるのですか?

2

股関節の脱臼のチェックや健診を受けに来る0歳児から、100歳を超えた方まで、幅広い年齢の方にご来院いただいています。また、スポーツに取り組んでいる学生もたくさん来てくれます。成長痛といわれる痛みやケガと戦っている子どもたちの地域の受け皿としての役割を担えているとしたら、それはすごくうれしいことだなと思います。試合や練習を休みたくない気持ちから無理をしてしまう子らも少なくありませんが、思いっきり競技を行うためにはやはりケガは大敵です。医療機関受診のハードルはないとは言えないでしょうが、若い方にも積極的に受診してもらえたらと思います。

患者の健康維持のために、総合的な診療の実践をめざす

リハビリテーションに非常に力を入れているそうですね。

3

当院のリハビリテーション部門は理学療法士を中心に鍼灸師、柔道整復師など、各分野のプロフェッショナルで構成されています。それぞれに検査方法や手技がありますので、一つの症状に対してさまざまな角度からアプローチできるのが特徴です。また、患者さんの悩みや症状はそれぞれに違います。当院では患者さんの体の状態を細かく把握し、運動機能の回復のためにはどうするのが良いのかを常に考えながら、患者さんとチームになって運動機能の回復に取り組んでいます。また、リハビリテーションの質を高めるため、院内で多くの研修会を開催して、知識や技術を共有しているんですよ。もちろん、私も可能な限り参加しています。

内科や皮膚科疾患も相談できるのですか?

「整形外科と言っても、患者さんは整形外科領域だけで悩んでいるわけではないよ」と先輩医師にアドバイスされたこともあり、開業まで内科のトレーニングも積んできました。高齢の方の多くは膝が痛い、腰が痛いというだけでなく、高血圧など内科的な疾患も含めて注意して診ていかなくてはなりませんし、私自身、患者さんに健康になっていただくためには、総合的に診ていかなくてはいけないという強い使命感を持っています。そこで、今年の春にエコー検査機を導入しました。心臓やおなかのエコー検査もできますし、関節のチェックにも使用できますので、より幅広い症状に対応できるようになったと思います。

エコー検査機は、スポーツ外傷の診療にも役立っていると伺いました。

4

例えば、軽症の捻挫や肉離れ、シンスプリントなどは、痛みがあってもついつい無理をして症状を悪化させてしまうことが少なくないんですよ。スポーツに熱中していると、骨が折れていないかを確認するためにエックス線検査をして、触診で「痛い」かどうかを確認するだけの診察では、患者さんも納得しづらいと思うんです。しかし、エコーを使用することで、患者さんは実際に傷んでいる部分を目で見て実感できますし、私たち医師も復帰していいかどうかを判断しやすくなります。ケガをしてしまった患者さんが、自分の状態をより正確に理解することができれば、必要以上にケガを長引かせることもなるのではないかと思います。内科的なことはもちろんですが、整形の分野でもエコーは非常に役立っています。

単なる医療にとどまらず、安心感を提供したい

内科と整形を組み合わせることで、より広い症状にアプローチできるのですね。

5

例えば糖尿病の方には運動療法が必要です。しかし、その患者さんが膝を悪くしている場合、十分な運動が難しいですよね。内科的な疾患だけを見ているクリニックだと「膝が痛いのなら運動はやめましょう」と消極的になることもあると思います。しかし、そこに整形外科やリハビリテーションのアプローチを加えることで、痛みのある膝にあまり負荷をかけずにできる運動を提案することが可能です。病気や痛みによって日常生活の動きに制限が出るのは残念なことですし、人によっては精神的にふさぎこんでしまう原因になることも。アクティブに晴れ晴れとした気持ちで日々を過ごすためにも、やはり適度な運動は必要です。そんなとき、当院が皆さまの力になれたらうれしく思います。

訪問診療や在宅でのリハビリテーションはいかがですか?

通院が困難になった患者さんや、事故や手術などで自宅での加療が必要になっている場合などにご自宅にお伺いして医療サービスを提供しています。介護保険の要介護認定を受けられた方には、ケアプランに基づいて、より円滑な自宅での療養が行えるように尽力しています。また、自宅でのリハビリテーションは、ご本人やご家族が在宅生活で不安に感じていることを相談していただき、できる限り安定した生活が確立できるよう対応していきます。もちろん、患者さんにとって最もプライベートな場所であるご自宅に伺うのですから、私たちが届けるのは単なる医療であってはいけないと考えています。私たちが届けるべきなのは安心。なんでも気軽に相談していただき、「これなら大丈夫だ」という安心感を提供できればと思っています。

最後に、今後の目標や展望を聞かせてください。

6

体の痛みや不調があることを放置せず、諦めずに相談してもらえたらと思います。また、日常に不安を感じた時、なんでも相談できる場所でありたいですね。そのためには、私はもちろん、患者さんに関わるすべてのスタッフが的確な判断力・適正な品格を持ち、その上で人のことを思えることが大切だと考えています。そのためにも、スタッフ皆が働きやすい環境を整えたいです。また、保険診療、自費診療問わず、さまざまなことに挑戦していきたいと考えています。これまでの経験を生かして、これからも皆さんの笑顔のために貢献できればうれしいです。

Access