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自覚症状が乏しいからこそ
緑内障は早期発見・早期治療が大切

あづみ眼科クリニック

(世田谷区/世田谷駅)

最終更新日:2021/11/10

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  • 保険診療

40代以上の20人に1人が発症すると言われ、QOV(視覚の質)およびQOL(生活の質)にも大きく影響を与える「緑内障」。失明の主な原因といわれる疾患でありながら、初期の自覚症状がないため発見が遅れ、気づいたときには症状が進んでいることもある。「あづみ眼科クリニック」の安積祐実院長は、働き盛りだった父親が緑内障を患ったことが、眼科の医師をめざすきっかけだという。治療継続の難しさや、患者本人、家族の不安を知る安積院長は、治療法が進化した今だからこそ、早期発見・早期治療の大切さを訴えている。患者の話をよく聞き、丁寧な説明、親身なサポートをスタッフとともに心がけているという安積院長に、緑内障の早期発見のポイントや、治療継続の重要性などについて話を聞いた。

(取材日2020年10月7日)

継続治療の重要性を知る女性医師とスタッフが、家族のような想いで患者を手厚くサポート

Q緑内障とはどのような病気ですか?
A
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▲緑内障は早期発見、早期治療が大切

緑内障は何らかの原因で視神経が傷つき、視野が欠けていく病気で、一度見えなくなってしまうとその視野は元には戻りません。緑内障にはさまざまな種類がありますが、日本人に一番多いのは、正常範囲の眼圧でも視野が欠ける「正常眼圧緑内障」です。初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づいたときには既に病状が進行していることも少なくないため、検査による早期発見が重要です。生まれつきの目の形によって緑内障になりやすい「閉塞隅角緑内障」は、眼圧の急激な上昇によって目や頭が急に痛くなる「急性緑内障発作」を起こす危険があります。その場合は、すぐに眼圧を下げる処置が必要になります。

Qどういった検査で発見できるのでしょうか?
A
2

▲さまざまな検査に対応している

視力・眼圧・眼底・視野検査に加え、隅角鏡検査や、目の形状も確認します。その後、眼底写真よりも奥の組織の変化を撮影するOCT(光干渉断層計)検査で、網膜の断層の厚みを測り、網膜神経線維層に減りがないかなど、総合的に診断。これは網膜の断面を画像化して精密に調べる、緑内障の早期発見にはとても重要な検査です。視野検査は片眼遮蔽・暗室での実施が多いですが、当院は新開発の両眼開放下で検査できる視野計を導入し、患者さんのストレスと検査時間を減らしています。非密閉の明所で検査できるため、感染症が心配な方にもご安心いただけるでしょう。従来の視野計での検査と高い相関性があり、全体と中心の視野の同時測定も可能です。

Q検査を受けるタイミングについて目安はありますか?
A
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▲40歳を過ぎたら定期的な眼科検診を

40歳以上の20人に1人が緑内障とのデータもあるため、40歳になったら一度は眼科で検査を受けましょう。特に緑内障のお身内がいる、近視が強い、眼圧が正常範囲でも高めに推移している場合は高リスク。「閉塞隅角緑内障」は遠視の方に多いとされるので、該当する場合は早期検査をお勧めします。最近増えている前視野緑内障は、眼底検査で緑内障性視神経乳頭所見や網膜神経線維層欠損所見などの緑内障を示唆する異常があっても、視野異常がない状態のこと。3年で約10%が緑内障へ移行するとの報告もあり、定期検査が必要です。また人間ドックなどで視神経乳頭陥凹拡大などが見つかり、精密検査を勧められたら必ず眼科を受診してください。

Qどのように治療をするのですか?
A
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▲点眼薬の使用についても丁寧に指導を行う

眼圧を下げるために、目薬の点眼を継続していくのが治療の基本です。一度欠けてしまった視野を元に戻すことはできませんが、早期発見・早期治療によって進行を遅らせることが期待できます。最近は点眼薬も複数の種類があり、1つの薬が適さなければ別のものを組み合わせます。患者さんによっては副作用が出る場合もあるため、充血など点眼後に起こり得ることは事前に説明するように心がけています。心臓に疾患がある方や喘息の方には使えない薬もありますので、患者さんの状態に応じて最適な組み合わせをカスタマイズします。重症化した場合はレーザー治療や外科手術が必要となります。その際は、当院が連携している医療機関にご紹介します。

Q治療中の注意点について教えてください。
A
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▲気になることがあれば気軽に相談してほしいと話す院長

今は薬が進化して、早期発見できれば点眼だけでコントロールが可能となっていくケースが多いのですが、目薬の種類や使用回数が増えると患者さんの負担が増え、点眼を忘れてしまったり、途中でやめてしまうなどの問題が出てきます。私の父は働き盛りの時期に緑内障を患い、多忙を理由に通院ができず、点眼も失念したりしたため、どんどん悪化してしまいました。父の経験から失明への不安や家族が感じる心配もわかるだけに、治療の継続の重要性をしっかり伝えることが私の使命だと考えています。スタッフも患者さんとのコミュニケーションを大切に、継続した治療のために通いやすい雰囲気づくりに努めています。

ドクターからのメッセージ

安積 祐実院長

緑内障は自覚症状がないまま進行するため、早期発見が何より大切です。当院は検査機器をそろえて、患者さんの主訴以外にも目の病気がないか、見落としがないか細心の注意を払いながら、常に全力で診療にあたっています。眼科は命に直結するような診療科ではありませんが、緊急を要する疾患は意外とたくさんあります。早く治療していたら失明を免れたのにという結果にならないよう、いつもと違うと感じた際はすぐに受診してください。普通は両目を開けて生活しているので変化に気づきにくいことも多いですが、片目ずつチェックして変わりないかどうか、時々セルフチェックをしていただくと、変化に気づきやすいのでお勧めです。

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